ここのところ色々な方にに見ていただいてた様子なので^^弾弓のnanjou少し前の動画からの切り取り画像で軽く解説入れて見ました。

先ずは射手背面からの視点で・・・




●上段が弾をセットした状態で弦を引き絞ったところ。
的までの想定距離が小さいのでさほど引き絞ってはいないが、左手首が折れていない=前腕とコブシが直線的になることで幹弓がホールドされている。
●下段が放った直後の状態
多少放った反動で左手首が前腕に対して左方向に曲がってはいるが、基本的には前腕とコブシは一直線で固定する感じにする。
またこの時の弓幹の角度が弦を引き始める前の弓を保持する角度になる=弦を引くときに相当左手や手首・ヒジを固めておく必要があり、またそれらが出来ないと弓や手に弾を当てる結果になる。

◆比較的陥りやすいミスは・・・放った後にヒジや手首が曲がり弓に貯められた歪みが減少してしまう事と、弦を引く力に負けて手首で弓の角度を保持出来なくなること。

◆弓の保持角度もそうだが弦を引く角度もあるので頭の中では弓と弦の合成ベクトルで弾道が決定されるイメージ=頭上から見たら少し投げ竿で投擲する竿(弓幹)と道糸~仕掛け(弦~弾)で投擲するような動きにも似ている。


次が射手左側面からの視点・・・



●上段が弦を引き絞った状態
●中段が弾を放った直後
●下段が放ちきった後

注目する部分は上記のようにコブシ・手首・ヒジが直線的に固められているところ、下段で手首を下に下げているがこれは弓に歪みを作った後で相当力を使ったので休めている状態だがそれでもあまり柔らかく曲げているわけではない。
もう一つは弓の状態で上段・中段はさほど弓の立て方は変化せず下段でようやく的に対して前傾する感じ=左手首が弦を引く力に弾を放つまで対抗できていて弓が後傾にならない=少なくとも弾が左手に当たらない。

左手のイメージとしては弓は立てておいてその角度のまま保持、弦を引く力に負けない程度に力は弓が前傾するくらいでも良い感じ。


因みに和弓で慣れていて角見というか弓を返す技術が得意な場合は背面画像の下段に見られるほどの角度で弓を保持しなくても弾を手や弓に当てることはないが、中国南部の少数民族の弾弓の画像を見る限りは安全を見積もる意味でも弓を角度をつけて持つのは間違いなさそうです。