執事殿は、御所の地蔵オタクに納得し、狸殿は、むちむち文殊ばかり描く文観は、絶対マザコンだという・・。
讃岐がうどんの道具を持って現れ、饂飩を作り始めるが、狸殿こと近衛前関白のいう画僧は、文観だというと、また執事殿がからみはじめる・・。
狸殿が、画僧というと、執事殿は不機嫌になり、画僧にひどい目にあわされたとか、吉野先帝の呪いの言葉などを言い出すが・・。
狸殿の屋敷に、執事殿が酒壷を持って現れ、なにやら意味深な事を言う。
炭焼きたちが炭を運び終わると、第二陣として、料理と酒を持ちこんでくる。
冬の風も吹き始めた頃、前関白殿の別荘に、師泰殿と炭焼きたちが、炭をもって現れる。
讃岐とれいこは、御台様の読書会に行くと、明るく出かけて行ったが、執事殿兄弟は御舎弟に呼ばれて・・。
左府殿は、見て来た仏画の再現をして、大塔宮に見せるが、宮は、文観の絵と思うと言いながら、れいこには見せるなと言う。
左府殿は、大塔宮が言うていた画僧ではないかと言い、道純殿は山の画僧の顔料や紙料に似ているという。
そして、仏画は播磨の山寺に運ばれていった・・。
妙吉が持って来た仏画は、「文殊菩薩像」で、御舎弟は預かるが、左府殿と道純殿がのぞいており、画を見る。