期待に応えるということ

さてさて、ロープレ大会 ベイエリアのブロック大会まで、2週間とちょいちょい。これまで様々な人々からお声をいただいて、個人的にもさらに技術を磨きたいと願って、トークの表現方法を吟味し続けてきました。

「出る杭はうたれる」

とはよく言ったもので、目立つ良い結果はかならずしも全ての人々にプラスの印象を与えるものではないと、今回感じました。他人に喜んでもらえるとか、誰かが評価してくれるだとか。そんな期待は、これっぽっちも持つべきではない。そうしたものは、後から付帯的についてくるものなにだと。

ロープレ大会決勝戦の後

予選会から色々葛藤ありました。

どう観ても、一緒に研修してた販売員さんの方が、ガチで上手い！まるで全国大会決勝のトーク観てる気分です:(；ﾞﾟ'ωﾟ'): どれをとっても、自分のトークの物足りなさww闘う前に、優れて競える戦意を失いました。

そうして、決勝戦。

身体がブルブルする緊張感

でも、来店されるお客様が接客を受けてくださることへの楽しみ感。そもそも、僕がしょってくのはホビー。アパレルでも、飲食でも、化粧品やましてやインテリアでもない。嗜好品の世界。同じ流れを真似しても、良さは引き出しできんことに気づきました。

いつもので行こう

それで、もしお客様の心が笑顔になったならば、それが最高の答えだって決めました。

エントリーは15名

私、10番。男性3名のトップです。

その前には、名だたる強豪店舗:(；ﾞﾟ'ωﾟ'):

本番前のリハから、オーラみえました！

これが決勝に残ってくる代表の風格...

それに引き換え私は、ユニクロの白ポロシャツに地元のスーパーで買ったジーンズとスニーカー。さらにアスクルのエプロンw 見た目で劣るww

出番は、後半のちょい後ろ。

「競技としての負けはいい。でも、貫こうとしてる想いは、どんな状況でも貫くんだ」

出番です。

いつも売り場に立つときの売り場に一礼。

そして、会場に一礼。

スタッフさんにも感謝。

それでもきました反射的な痙攣

魔法の言葉を小声で唱えて。

記憶が飛ぶぐらいの全身全霊で、お客様へ応対してきました。会場からはドヨドヨざわつく声。

「きっと失笑されとるな」

それでもいいんです。これまでの辛い人生おもえばなんてことない。

最後に、最敬礼

ああ、良かった！

思えた瞬間、全身から大量の汗がwww.

汗を乾かしつつセットをかたずけて閉会式

結果は.....

なんと！！(´ω｀)ﾉｼ

15名中4名の枠に！！！

入れてしまったのです:(；ﾞﾟ'ωﾟ'):

ヤバすぎる((((；ﾟДﾟ)))))))

次回は中間研修でお会いしましょうww

ロープレ大会予選突破からもう一歩

販売業界10年目。

10年前は、まだメンタルヘルス科に通院して、薬物療法とカウンセリングによる治療を受けておりました。

すでに左耳の難聴が始まっていて、感情の不安定感がすさまじく、客先でストレスに負けて泣き出す始末。とても正社員で働ける状態ではありません。

アルバイトとして店頭に立つも、１日立つと歩くのもふらつく極度の疲労。それでも遅刻せず仕事に通えたのは、中古業界という興味がある仕事だったからかと思います。それでも人とのコミュニケーションがとりずらい上、薬による副作用にも体力を奪われる始末。社会復帰を目指して必死で接客を身につける中で、人前に立たなくても済みそうなWEB買取のお仕事につかせていただいて、ようやくどうにか足がかりをつかんだ感じでした。

初めて、お店の責任者をさせていただけた30代後半。本当に大勢の方々との出会いを経て、2年とすこしで閉店。その経験が今の自分の土台を築いてくれて、ようやく普通に売場にでれる。そう思います。

今年は自分の販売歴10周年。記念になる1年のスタートに、20代の当時散々ダメ出しをされた販売ロールプレイングという分野で、100人の中から15名の選抜に選んでいただける記録をつくることができました。ホビーで販売人生が本格的にスタートした歴史を振り返って、長い時間の心因性の身体障害を超えて、ここで堂々となんの問題もないこと、むしろ普通よりもより深くお客様の心に近づける能力を築いてくれた。20年以上の闘病生活に、深く深く感謝致します。

元・精神障がい者として、左耳はうまく聞こえなくても、全く問題ない接客の技術を、さらにさらに磨いて生きます。８月1日の決勝戦。もう一個殻を破る競技を刻んできます。