良い子にならなくていい | 拒食症から過食症へ、摂食障害の娘とのthe奮闘記。

拒食症から過食症へ、摂食障害の娘とのthe奮闘記。

2015年4月に拒食症と診断され、2度入退院を繰り返しその後、過食症に。2016年12月にアメリカロサンゼルスにある摂食障害専門の居住プログラムに自ら行くことを決意。
アメリカと日本の摂食障害に対する治療法や意識の違いについて伝えていけたらと思います。

先週の土曜日のクライアントさんは5人。


一人目は2度目のご指名して下さったジャネルさん。


今回は娘さん(多分8歳位)を連れてのご来店。


そして当然のごとく一緒の部屋まで来たので、


フロントのスタッフにこの事を伝えましたか?と聞くと、いつもやってる事だから大丈夫よ。この子いい子だから、黙って待つ事出来るから。


その娘さんは、施術中の1時間半、邪魔にならないように本を読んだり、ママの携帯をいじったり、本当に健気に黙って座ってママが終わるのを待っていた。


4人目のクライアントさんは、いつもご指名して下さるミッシェルさん。


彼女はかなりのクレーマーで、小学校の先生だとは思えないくらい攻撃的でフロントデスクやセラピストといざこざが絶えない人。


以前は娘さん(8歳)をベビーシッターに預けてマッサージに来ていたけれど、ここ最近は娘さんも会員になって、カップル部屋で一緒にマッサージを受けるように。


ミッシェルさんは娘さんのセラピストに、


この子はミディアムのプレッシャーでも全然大丈夫。ただ体を撫でるマッサージなら私でも家で出来るから、本格的なマッサージをしてちょうだい。


そして娘さんには、


ちゃんと言いたいことは伝えないとだめよ。
プレッシャーがもっと欲しいならそう言いなさい。この子は思ったこと言えないから。


私の同僚のセラピストは、ちっちゃな体の8歳の女の子に本格的なマッサージって言われてもね〜とちょっと困惑気味。


そして施術中、娘さんはそこもっとプレッシャーが欲しいなどと彼女のセラピストに言っていて、ママが隣にいるから、プレッシャー感じてるんだろうなと、ちょっと可哀想になったりもした。


マッサージが終わり、ミッシェルさんはフロントデスクに娘さんのセラピストに対してのクレームの嵐。


プレッシャーが強すぎたって娘が言ってるわ。
あんな乱暴なセラピストに払うチップなんてないわ。


ミッシェルさんが娘さんのマッサージの内容をセラピストに指示し、娘さんももっとプレッシャーが欲しいと言っていたのに?



同じように私にも娘がいて、育ててきて、そして摂食障害になった私の娘。


娘が摂食障害になって、有名人が良い子育て論をテレビで自慢げに語っているのを見るのが嫌になった私。


子育てに説明書はないけれど、子育ても人それぞれ。


だけど、だけど....


娘さんたちが可哀想。


ママに気を使って、良い子になろうと必死なのが伝わってくるほどだった。




私の娘は頑張って良い子になろうとして摂食障害になってしまった。



だから頑張って良い子にならなくていいんだよ〜。






{E12D7752-B419-432E-A240-1F547D9695A1}

{CAE716E1-EDD2-443C-85E5-21D221CB0440}

寛ぎ中〜

{90D6BE97-F8B6-4CB7-943F-9171E8F35CDA}

{C3D3EF75-A9F6-476D-B62F-31E8DC3E91CE}

{145FC461-3F7E-4293-87D4-DABF8C9D1092}

メープルは紐類が大好き❤