夏椿が咲き出しました。この夏椿、ずっと沙羅双樹の別名だと思っていたのですが、どうやら種類が違うみたいです。本当の沙羅双樹の木は日本では自生しないし、温室がないと育たないため、多くのお寺では代替植物としてツバキ科のナツツバキ(別名サラノキ)が植えられているそうです。

なぜ、夏椿が沙羅双樹になったのかは諸説あるようで、調べてみて一番多かったのはこのお話です。


昔ある僧侶が、「仏教にゆかりのある沙羅双樹の樹は、日本にもきっとあるはず。」と山に入っていろいろ探したところ、夏椿の木を見て「これが沙羅だ!」と思い込んで、それで広めたとする逸話。


たくさんのつぼみが付いていますがいっぺんに咲いて満開ということはなく、一日でポトリと落ちて次が咲くという感じです。
初夏に涼しげな花です。


樹理は・・・お外を歩いている人たちがとっても気になります。(mama)