私がひょんなことから通うことになった会計コースだが、ブログでも何度も書いているように会計や経理の専門的な授業だけではなく、就活の仕方やメンタルケアなどの授業もある。
以前の授業で
「みなさん、たとえばここになんでも願いが叶うスティックがあったとしましょう。そうですね、手元にペンとかありますか?みんな手にとってみてください。」
と先生に言われ、右手にペンを持った。
「それを振るとどんな願いでも叶うのです。さあ、皆さんならどんな願いをしますか?少し考えてみてください。」
といって
例の謎のBGM
の中、考えた。
「さあ、皆さん考えましたか?それでは順番に聞いていきましょう。」
みんなは、それぞれ
「安定した仕事」
「安定した暮らし」
という現実的で身近な願いから
「戦争のない世界」
「言語の壁がない世界」
というスケールの大きい願いもでた。
「私は素敵なボーイフレンドとアウディの車が欲しいわ。」
という可愛らしい願いも飛び出した。
「君はこの2つの願いのうち一つ選ぶならどっちなんだい?」
先生ノリノリやん
「えーと、彼氏は多分可能性はあるから、やっぱり車のアウディかなぁ。」
かわゆす
そしてある受講生は
「お金よ!
お金にきまってるわ!
うんと!たくさんお金が欲しい!」
・・・・・・
大好き
こういう事って日本だと大きな声でなかなかいえないけれど、彼女が目をキラキラさせてこう言ったのは実に魅力的だった。
「たくさんのお金が手に入ったらどうするの?」
「えーっとね、欲しいものを全部買って、行きたいところに全部行って・・・最高じゃない!」
あんた最高だよ
授業中にパーっと言っちゃう彼女のおかげで空気は一気に和んだ。
「うんそうだね。僕もお金がいっぱいあったら
仕事なんてしないな。」
・・・・・・
せんせーそうなの?
「みんなだってそうだろ?お金がたくさんあったら仕事なんてしないで旅行するだろ。パートナーと」
すげーイタリアっぽい考え
因みに私は
「アレルギーのない生活」
「自然破壊のない世界」
と答えた。
本当は
銀魂77巻
全巻欲しい!
DVDも映像系も欲しいわ
もう毎日読み進めるのが楽しみで仕方がない。
と言いたかったが、完全に頭のおかしいクソババアになるのでここは空気を読んでえぐれ胸にしまっておいた。
それにしてもやはりというか、お金があれば仕事なんてしないというのは、こちらでは当然の考え方なんやなぁと改めて思い知らされた。
「仕事するのは生活していくための手段の一つ」
という考えが世界ではデフォルトということを我々日本人は頭のどこかに置いていた方がいいのであろう。
秋の空気になりはじめたので夜空が綺麗になってきた。
🍀🍀🍀🍀🍀🍀
イタリア最北部ドイツ語圏の秘境、低地ドロミテの村を歩いて好き勝手にあれこれ書いたものを電子書籍として出版しました。
↓みなさんはどんな願いをしますか?
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