コースが始まって初めて午後からのオンライン授業。明日のオンライン授業を持っておおよそ一週間の夏休みに入るのだが、
その後がね・・・・
怒涛の
スケジュール
びっちりにも程がある
いよいよ本格的にアクセル踏んでくるなぁといった感じ。
さて18日目の授業は例の「会計理論」の授業である。この日も取り立てて変わったことはなく(あの女の遅刻、途中退出はデフォルト行為とみなす)粛々と理論を説明して
実に4時間
午後の
クソ暑い時間に
いやぁ・・・・・干上がったわ。ひたすら授業聞いてメモしてどんな理論があるのか知識として身につけていくといった感じだ。
量が多すぎる
「次の授業は今月末なので、休み中を利用して復習して理論を定着させておいてください。」
結構な量よ?
こんな内容をイタリア語で聞いております。
さて無事授業を乗り切りリビングに戻ったら、娘が学校の宿題をやっていた。
遅々として進まない雰囲気を醸し出している宿題の内容は
「最小公倍数」
「最大公約数」
であった。
・・・・・・・・
何故にこれができない?
掛け算か?
掛け算なのか?
分解作業ができないのか?
解法を見てみると・・・
ナンダコレ
二つある数を一つずつ
「えーと・・・『2』はできない、『3』はできるから割る・・・」
効率悪い!
ナンダコレ
(2回目)
こちらがイタリアで学ぶ「最小公倍数」「最大公約数」の解法である。
よくよく見てみると、この解法を身につけることで素数の並びを定着させる目的がある。100までの素数の流れみたいなものに重点を置いている。
学問やん!
ただ解を求めるには非効率な解法であるが、「数学」という学術的概念から考えると、この解法は非常に学問的である。我々日本人が学校で習う解法は「算術」というほうがしっくりくるだろう。
しかしこの数学を一つの学問として小さい時から教わるイタリア人は数学に明るいか?
娘は完全にセオリーが理解できていなく、たった20問の問題を2時間ぐらいかけて
3問しか解けていなかった
こらあかんわ。
とりあえずまずは解を求めるのに合理的な方法、つまり日本のやり方で教える。
すると
「なんや、こんな簡単やったんか。」
と目から鱗が落ちたように言った。
さて日本ならここで終了なのだが、ここはイタリア。この「最小公倍数」「最大公約数」たるものの
学術的意義
を今度はイタリアの解法を基に説明していく。
娘は
「あーそういうことを先生は説明したかったんやなぁ。
わかっている子は多分1人いたらええ方やわ」
だろうな。これは学問や。吟味推敲する必要がある。
こんな大掛かりな作業を夕方のクソ暑い中、会計理論が終わった後に余儀なくされた私である。
どんだけ数を分解したことか!
ムヒを持ち込んでの聴講
🍀🍀🍀🍀🍀🍀
イタリア最北部ドイツ語圏の秘境、低地ドロミテの村を歩いて好き勝手にあれこれ書いたものを電子書籍として出版しました。
↓この授業で数学できるイタリア人は相当頭良いな
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