一週間ぶりの通学で朝から車をぶっ飛ばしてボルザーノ郊外まで。
幸い朝は涼しいのでスーパーの駐車場から事務所まで歩いてもちょうど良い散歩になる。
先週から男性の先生で経営の理論ばかりやったが、今日は例のナポリ近郊出身のマシンガントークの先生。この人こそベローナからボルザーノまで電車でくるんやからオンラインにすればいいのに、やってくるのだよ。
この機動力からも先生のみなぎるパワーを感じ取られるであろう。実際会うと個人的には元気をもらう。
教室に入ってくるや否や、
マシンガントーク発動
そもそもの喋りがマシンガンだから仕方ないのだろうが、何というか
ナポリの女は最強
と一般的に言われているのがよくわかる。
本日は企業の雇用の際に必要な手続きの書類作成の話。先生のあり得ない実体験をもとに、どのように雇用手続きを進ませたらいいのかを説明する。
どうしようもないおバカさんなとある若者が社会保険料などの支払い義務を気にもせず滞納し倒して、ある日督促が来て、彼の年収2万ユーロ弱から手持ちが千ユーロしか残らなくなる緊急事態が発生し、先生のところに泣きついてきたという話があった。
そんな「おいおい」な実話を織り交ぜながら煩雑な雇用手続きをどんどん説明する先生。
休憩時間に先生が公認会計士などの資格試験を受けるために勉強していた頃の話が出た。先生がいうには、なんせ南イタリア、特にナポリ付近は食べる量が多いと。そしてお母さんはとにかく食べることに全てをかけていると。
先生が試験勉強をしていたら１時間毎に「これを食べろ！」とお母さんから手作りのケーキやらが、どんどん差し入れられたそうな。
「そんなのね、こちら勉強していたら確かにお腹は空くわよ。けれど１時間毎に甘いケーキを食べることはできないでしょ？だから私はお母さんに
『いくら大変な勉強をしているからといってこんなにたくさん食べられないわ』
と言ったら
『何言ってんのよ！食べなきゃ何もできないじゃない！これぐらい食べられないと
試験に落ちるわよ！』
なんて言われてね・・・・仕方なく食べたけれど気持ち悪くなって、勉強よりそっちの方が大変だったわ。」
というナポリのお母さんの大暴走話が展開された。
・・・・・・・・・
なんか同じような話を聞いたことがあるぞ
そうそれは私の大阪お母様がまだ学生の頃、試験勉強をしていたら
１時間毎に
煮込みうどん
おにぎり
親子丼
と怒涛の差し入れが持ってこられたそうな。
そして今は天国の住人である私の祖母、つまり母のお母さんに
「こんなにたくさん食べられないから差し入れは一回だけでいいよ（本当はいらないけれど）」
と言ったら
「何をあんたは言っているの！こっちがせっかくあんたのために一生懸命作っているのに人の気持ちを踏みにじるのか！」
烈火の如く怒り狂ったそうな。
仕方なく食べると胃の弱い母は消化にエネルギーを取られ睡魔が襲ってっくるわ眠いわで勉強どころじゃない状態に。
大阪のおばちゃんの大暴走半端ない
「ほんま堪忍してほしかったわ・・・」
と今でも時々電話で話すぐらいだから余程やったんやろうと思う。
まあそんな先生の余談からさらに先生に親近感が湧いた。
休憩中に他の受講生と話していると
「通学の方がいいわ。だって
眠くなりにくい」
するとその場にいたチューターさんが
「確かにオンライン授業の後半は結構の人が居眠りしていたものね。」
チェック半端ない
・・・・・・・
そんな中で昨日私は画面に向かってスマホでスクショしていたら
目立つわな
多分普通の人は眠くなるんやろうけれど、
オバはんという生き物は元気やと思い知らされたんやろうな、昨日の男の先生。
明日はオンライン授業で新しい先生が来るがどんな人なんだろうね？
他にも色々なコースがある。
🍀🍀🍀🍀🍀🍀
イタリア最北部ドイツ語圏の秘境、低地ドロミテの村を歩いて好き勝手にあれこれ書いたものを電子書籍として出版しました。
↓例の女は全く音沙汰なくなった。
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