先週から始まった行政会計コース。
2日やっただけで先週は終わった。
(事務所の手続きの都合で)
そして今週から本格的にコースが始まった感じである。
さて3日目の本日は先週のおさらいと実際に納税の表を見て実践的な話をされた。
とにかくイタリアはたくさんの種類の税金が存在しているので、ようさん払わなあかんと先生は言っていた。
源泉徴収票みたいなのをイタリアでも作成しなくてはいけなくて、それを作成する人が不足しているのだそう。しかも税制は毎年変わる。そして会計士となれば税金の相談も受けることが多いようで、授業中何度も先生の電話が鳴っていた。まあ業務的には基本を抑えておけば、あとは毎年変わる税制をアップデートして仕事していくといった感じだ。
社会保険料や労災のコスト、所得税などの種類を覚えて、その支払い期限や税率も覚える。(まあググったら直ぐ出てくるので特段問題ない)
とにかく税の種類が多く確実に徴収しなくてはいけないので、ちゃんと表を作成するんやけれど・・・・
ややこしいし間違えたら大変やから人員不足らしい。
私なんて旦那の源泉徴収票をググりながら隈無く見るのが大好きな人なので(変態)納税の票が配られた時はワクワクしたわ(変態)
クラスのメンバーは既に来なくなった人が数人・・・
そして帰り際に
「私さぁ、他の選抜試験受けているのよね。もしそれに通ったらここにはもう来ないわ。」
って言っている人もおった。
それで面接の時に
「もしコースの期間中に別の気に入ったコースがあればこのコースに通うのをやめますか?」
とか
「もしコース期間中に仕事が見つかったらコースに通うのをやめますか?」
とか聞かれたのはこれか!
どうやらコースを途中で変更したり、やめたりする人がすごく多いことが明らかになった。
もちろん中には「絶対最後まで通って就職する!」という人もいる。
彼女はまだ若くて仕事の経験がないので「売り子さん」としての仕事に応募しても「経験がないから」と言って定職につけないと悩んでいるのだ。
そしてみんなが頭を抱えているのが
ドイツ語
やっぱりここの州らしい問題である。ほんの少しドイツ語が話せたら多分仕事事情が一気に変わるんだろうと思われるのだが、専門知識にドイツ語の習得となるといよいよ大変である。
ポーランド人のおばちゃんが一人いるが、多分彼女と私だけがドイツ語の知識を持ち合わせているのでは?と言った感じだ。
若い彼女は本当にしっかりしているので、きちんと仕事を教えたらいい戦力になると思うのにドイツ語が出来ないのと学歴の問題で働き口が狭すぎるのは残念だ。
兎にも角にも、行政会計コースをやり遂げ、無事に就職してもドイツ語が出来ないことで転職しなくてはいけない事態が発生するのは非常に問題やと思う。
面接の時に
「ドイツの大学に2年半通っていました。」
「ドイツ語を習いにですか?」
「1年半はドイツ語、私言語が苦手なので、残り1年は経済です。」
「じゃあ!ドイツ語できますね!」
「訛りが問題ですが、全然話せないわけではないので何とかコミュニケーションはとっています。」
・・・・・・・
選抜受かったのはドイツ語やな
色々と突っ込みたいことばかりの3日目は無事終了。
今のところ謎の筋肉痛はない
どうやら今やっているコースは会計士と同じ仕事をするらしい。
もうどうとでもなれ!
🍀🍀🍀🍀🍀🍀
イタリア最北部ドイツ語圏の秘境、低地ドロミテの村を歩いて好き勝手にあれこれ書いたものを電子書籍として出版しました。
↓通うたびに色々見えてくる
にほんブログ村