朝起きると・・・・
「あんたに送った荷物2つ、郵便局に留置になっているから」
・・・・・
というメッセージが届いていた。
勿論メッセージの主は「あの方」である。
何を送ったんや?
宅急便は突然に・・・・
幸い本日も予定されていた行政会計コースはなくなったので、やれることをさっさとやっている。
今日は郵便局に娘の宿題を送りに行く予定やったので、ついでに娘も連れて郵便局へ行く。
郵便局は、いつものメガネのお兄ちゃん。
「あー!荷物届いているよ。」
どんな常連だよ私は!
私は娘の宿題を送る配送料と恐らく荷物に課せられた
関税
を払うための準備をした。
お兄さんは、母からの荷物を順番に読み込んでいった。
よく目を凝らすと、やはり一つの荷物には
15ユーロ
の関税がかかっていた。
お兄さんが、その課税された荷物を読み込もうとしたら読み込むことができずに荷物の番号を直接入力した。
涼しい顔で
そうして・・・・・
「はい、まず荷物2つ引き渡すね。そして宿題の代金が1.35ユーロね。じゃあサインして、カードをかざして。」
ピッ!
そして代金を見ると・・・・
1.35ユーロ
えっ・・・荷物の関税は?と思ったんやけれど、そこでお兄さん
ニコッ
と笑ったんよ。
あーこれはうまくやってくれたんやなと思って、私も何事もなかったように
「いつもありがとう!それじゃあ。」
と言って郵便局を後にした。
まあ春に日本の友人に送った2つの荷物が両方ともトラブり一つは紛失、一つは戻ってきたけれど高い送料はクレームを入れたところで返金されるものではない。
この件で何度も郵便局に行って、お兄さんと解決法を話し合った時に私は決してお兄さんにはキレることはなかった。まあお兄さん悪くないし。多分そんなところも汲んでくれて今回の関税をうまく払わないていいようにしてくれたんやろうなぁと。バーコード普通に読み取れたと思うねんけれど、わざと番号打ち込んで関税がかからないようにしたのも、お兄さんの意向であろう。
持ちつ持たれつ
イタリアでは人間関係の構築が本当に大事だと改めて感じた。
因みに中身はカップ麺
私は食べられるかしら?
🍀🍀🍀🍀🍀🍀
イタリア最北部ドイツ語圏の秘境、低地ドロミテの村を歩いて好き勝手にあれこれ書いたものを電子書籍として出版しました。
↓まあ私の損失額の方が遥かに多いからな
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