本日から娘が学校から林間学校たるものに2泊3日で出かけて行きました。


ニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤ

 

場所はこれこそドロミテ!といわれているドッビアーコである。次回の冬季オリピックが行われるコルティナ・ダンペッツォもこの近辺である。

 

集合場所は

 

 

最寄駅前

 

目的地は南チロル内なので、子どもたちが持っている州内なら(一部隣接地域を含む)年間20ユーロで乗り放題という交通カードを使って

 

急行

ローカル線

 

を乗り継いで目的地まで行くのだ。先生も含めて突然50人強の団体が予約もなく乗り込んで席争奪戦する状況を想像していただきたい。


 

これが

イタリア

である。

たくましくなるわな

 


林間学校の内容は、ほとんどがトレッキングである。ドロミテの大自然をひたすら歩き倒して子供達が夜遅くまで起きてられないほどにハードに歩き倒して寝させる魂胆がスケジュールを見るとひしひしと伝わってくる。

 


まあそれでも

 

「夜は菓子パーや」

 

と言ってお菓子をしこたま買い込んで持ってった娘。そして

 

ぬいぐるみ

 

「これがないと眠れないから」

 


日本の小学校ではまず許されないぬいぐるみ、そして生徒の中には枕持参とかいう強者もいるが、そういうことに関しては先生は何も言わない。

 

とにかく

 

夜は

寝てくれ!

 

と就寝時間後のビールを楽しみにする先生達(これマジ)

 


そして今回の林間学校で持ってくるものが禁止されたもの

 

スマホ

タブレット

 

「数年前からスマホの持参禁止にして林間学校を行った結果、生徒からも保護者からも非常に評価が高かったので今年も継続してスマホを禁止します。」


 

娘はとんでもないデジタル依存症である。とにかく時間があればスマホを見ているしスマホの充電が切れたらタブレット見ているし、動画が終わったかと思ったらタブレットで絵を描いているし、旦那が見かねて注意したら血祭りに上げるし大変である。今日も出かける直前まで朝起きてからずっとスマホ・・・・


 

流石にこれはなぁ・・・・と思いながらも、気がついたら怒濤の如く江戸川乱歩を読み耽っていたり、小学生が読む本ちゃうやろ!という夢野久作のドグラ・マグラを一気に読み進めていたりよくわからないのだ。でもスマホ見過ぎなのは間違いない。

 



怪人二十面相とかは子供用の推理小説やから簡単に犯人見つかって面白くないんやと、って!まだ君も子供!


 

 

 

 


はっきり言う、子供が読む本ではない!いきなり精神に異常をきたしていると思われるセリフが続きまくる。それを読んで


 

「あーこういう感じね。これは3大奇書とか言われるわ。気をつけて読まないと頭おかしくなるね、これ。」


 

大丈夫かしら?

 

買い与えたお前に問題ありだろ!


 

まあ小栗虫太郎の本を読破したから大丈夫だろう。

(そうじゃない!買い与える本を選別しろ!って話)


 

 

すごい分厚い本やけれど、ドキドキしながら読んでんて。


 

話が逸れたが・・・・・娘はスマホがない3日間のためにドグラ・マグラと泉鏡花の「高野聖」を持って行った。(結局本に戻ってるぅ!)


 

 

 

 

いつ読むんだか・・・と思うのだが、案外学校に持っていっては休み時間に黙々と読んでいるみたいである。


 

この林間学校の機会にまた本をたくさん読む生活に戻ってほしいと思いながらも推理・殺人事件者ばかり(しかもグロいやつ)読むのはちょっとなぁ・・・・と思うのである。


 

 

 

 


娘がいうに


 

「疲れた時は宮沢賢治やで」

 

 

そうなんや。。。。。


 

お母さんは

 

敦と安吾です。

(聞いてねーよ!)

 

 

 

 

文字禍はシュールで好き。

 

 

 


坂口安吾は本当に事物の核をぐさっとピンポイントで書くので大好きです。色々なことに興味あって、それも深いし(オタク気質?)この本は戦中の話があるが、現代でも十分に通じる何かが脈々と書かれていて読了したくなくて読み惜しみしている本である。


 

・・・・・・

 

多分今私の一番の推しは

 

 

坂口安吾


 

誰も聞いてねーよ!

ムキームキームキームキームキー


 

とりま林間学校楽しめや。




天気持つといいね。


🍀🍀🍀🍀🍀🍀

イタリア最北部ドイツ語圏の秘境、低地ドロミテの村を歩いて好き勝手にあれこれ書いたものを電子書籍として出版しました。






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