先週ちょうどアイスホッケーアリーナにいる時に

 

電話していい?

 

と毎度お馴染みの母からメッセージが来たので

 

「今、アイスホッケーの試合見に来てんねん。日本代表の試合やねん。みんなすごいねん。」

 

と返事を送ったら

 

「そうなんや!すごいやん!それは応援しなあかんわ。じゃあ来週電話するわ。」

 

という前置きがあっての今日の電話である。

 

昼ごろ電話がかかってきた。


「もしもし」

 

次の瞬間、画面に映っていたのは・・・

 

ピンクの頭の

笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

 

hideか?またもや

 

 

C-C-B

 

・・・・・・

 

すみませんけれど、私の周辺にはまともな人はいないのですかね?

 

「どう?頭、ピンクにしてん。イケてる?」

 

どう返事したらええねん!

 

「もうさー色々と疲れたりしててさ、そしたら美容院の子がな

 

『頭ピンクにしてみられますか?』

 

って勧めてくれたからピンクに染めてんけど、どう?」

 

どんな提案だよ!

余計

キャラ濃くなっただけやないか!

 


「まあ、ええんちゃう?」

 

もう答えるのも面倒臭いわ。ほんま今年は日本に一時帰国しなくて良かったわ。


 

ピンク頭

金髪ドラケン

母娘

 

・・・・・・


いくら関西が濃いからって言っても人混みでスペースできる案件や、これ。

笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

 

あんたも大概だよ!


 

「で、アイスホッケーはどうやったん?」

 

「よう頑張りやってんけどな、あかんかってん。」

 

「それは残念やったなぁ。」

 

「みんな一生懸命頑張っててな、あんなんみたら応援したらなって思うよホンマ。」

 

「アイスホッケーは日本ではあんまりメジャーやないからなぁ。」

 

「けどA代表やで。みんなホンマええ子らでな。」

 

「あんたアイスホッケーなんてやっている子やったら東北とか北海道の子が多いんとちゃう?」

 

「そうやねん!落ち着いた感じの子が多かったわ。」

 

「せやろ?あっちの子らはな、寡黙やねんけれど辛抱強いからな。うちらとは全然ちゃうで。」


 

一緒にされたかねーよ!

という声が聞こえるわ

笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

「アイスホッケーは東のスポーツやで。」

 

じゃあ

西のスポーツ

って

何やねん!

 

教えてジーザス!


そんなもう暴走独走トークが展開され・・・

 


「そういえばな、アイスホッケーで思い出してんけど・・・

 



北海道物産展があってん!」

 

・・・・・


ねえ?一体アイスホッケーから北海道物産展にどうつながったのよ。相変わらず母の思考回路は全く読むことができない。いや、もう諦めている。リードブロックではなくコミットブロックでしかもう私は対処しないようにしている。

 

そんなこちらの戸惑いもお構いなしに

 

「そこでな、なんか日本海側の村から来た子がいてな、その子が可愛い子やったから

 

『お兄ちゃん、可愛い顔してんね、あんた男前やから営業行ってこいって言われたん?』


って聞いたらな、顔真っ赤にしやってさ!」

 

かわいそうに・・・ピンク頭のババアに絡まれて大災難やったな、その販売員さん。

 

「ホンマ朴訥とした真面目なええ子でな

 

おまけして!

って言って

負けてもろた」

 



・・・・・

 



やー

めー

てーーーー!


 

お母さん、ほんまやめて!

慣れてないから、それ関西県外やと脅迫やから!

 


「お母さん、かわいそうやん。怖がってたやろ?」

 


「いいや、こっち来る前に大阪の阪急で濃いおばちゃんたちに可愛がってもうたから大丈夫ですって言ってたで。」

 


もう

絵面が

怖いわ!

 


行商も大変ですね。。。

 


「そんでさー、そこでスルメ買うてんけどな

 

持って帰ってくるの忘れてやー」

 

・・・・・


お母さんよ、何してんだよ!l買ったもん忘れんなよ!

 


「そしたらな、すぐに百貨店から電話かかってきてやぁ、『すぐにお届けいたします』っていうねんけれどさぁ、そんなスルメだけわざわざ届けてもらうのも悪いから、また週明け取りに行きますわって返事してんけど

 


あんたも

スルメ要る?

 


・・・・・・

なんでそんな流れになるねん!

 


「いや物産展、火曜日までやってんねん。」

 


知らんがな!

 


「娘ちゃん、スルメ欲しい!美味しいから!」

 


「ほんま!ほんなら買って送ったるわ」

 


・・・・・・

 


南チロルにスルメが来ますよー

 


そして母との電話は一体全体何がどうだったのか意味不明な内容で

 


「ほんなら、あんたらご飯食べなあかんやろから電話切るわ。バイバイ」

 

ブチっ

 


・・・・・



終了!!!!

笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 


一人で喋り倒して一方的に電話切ったよこの人!

 

母の日の前日にとんでもない電話が母からかかってきたけれど、まあ元気で何よりやわ。向こうも娘と話せて(聞いてもらって)満足そうやったし良しとする。

 

笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 


濃いわ!




🍀🍀🍀🍀🍀🍀

イタリア最北部ドイツ語圏の秘境、低地ドロミテの村を歩いて好き勝手にあれこれ書いたものを電子書籍として出版しました。





 

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