本来ならクリスマス前に滑り込みセーフで届くはずやった餅が
誤配
のせいで、2日に届いた。早速開封してみる。
無事くさい。市販の餅はまず問題ないが、問題は上の二つの餅である。どうやら無添加でつきたてをすぐに梱包、着いたら直ぐ食べるか個別にラップで包んで冷凍庫に入れて保存という…
キワキワな餅
ねえ?なんでそんなの送ったんだよ。航空便でも最低1週間かかるのに。けれど間違いなく旨いのは確かだ。消費期限は今月7日までと書いてあるが…
一袋密封じゃなくなっている
更によく見ると…
アウト!
(状況は文字の色でご想像ください)
やっぱりなぁ…慌ててもう一つの袋、こちらは密封状態が保たれているが…
セーフ
新年早々何を私はしているんだよ!
とりあえず無事に餅を受け取り、残念ながら一袋は御陀仏してたと母に報告。
すると返事が
「そらそうやわ
そんな時間かかったら
あかんに決まってる!」
じゃあ何故攻めた!もううちの家族の「ギリギリ」具合はカツーンも真っ青だ。(発音)
そして本日電話…
すると休みになると手持ち無沙汰で鬱になる息子が母に
「最近なんとなく乗り気でなくて、こううまくいかないんです。」
「ふーん、息子くんそれはねー
気のせい
やと思うわ。」
「いやでもですね…
「気のせいや。
思わされてんねん、あんた」
「けれど…色々…」
「気のせい!
気
の
せ
い
!
どって事ない!美味しいもの食べて、ちょっと散髪行ってスッキリしてきたらええねん。」
「もうバアバは大阪の人ですねー、そういうふうに考えられるのはすごく良いですね。」
「気のせいや息子くん。天気も良くないし、寒いやろ?しっかり食べて体温めてな!大丈夫!」
…
すごいね…
全部
気のせい
でこの人押し切ったわ。
「ねえ?お父さん、大丈夫やんな!」
「おっ息子くんか?」
と言って母が父をテレビ電話に映す。
「あージイジ、元気ですか?僕はですね…」
「おい!
村上春樹は読んだか。」
…
「いや村上春樹はまだ読んでいません、それに僕は…」
「なんや読んでへんのか?いいか、ジイジはなぁ〜
ハルキストのファンなんや」
…
あー「村上春樹のファン」と村上春樹のファンのことを「ハルキスト」っていうのが混ざったな。
「だから息子くんな、村上春樹の本、ジイジが送ったやつや、あれを読んで感想を聞かせるように!はい、じゃあ」
…
ビビるぐらい
超一方的
1ミリも話聞いてないね、このジイさんは。
「はーい、息子くん村上春樹やって。わかった?」
「あー…はい、」
息子
鬱になっているのが
祖父母の暴走で
バカバカしくなる
前日は旦那の両親が本当に親身になって話聞いてくださったのに、
うちの両親よ!
「ええか息子くん、『笑う門には福来る』や
スマイリング
イズ
ウェルカム
や!」
…
ねえ?
Smiling is welcome ってなんすか?
息子くんも
「バアバそれはおかしいですよ!」
とツッコミ、適切なフレーズを教えていたが
「え?なんて?
バアバの通じてたで」
どうやらゴルフのインドネシア人の研修で来ていたキャディーさんに言ったらしい。
「『バアバさんはとても楽しいです』って言ってくれたで。」
いやもうそら誰でも笑うやろ!偶然部屋に入ってきた旦那でさえも笑い堪えるの必死やったわ。
こうして2024年も我が両親の大暴走で始まった。息子くんも
「ジイジとバアバは無茶苦茶ですねー」
と言って少し鬱症状が取れた。ビビるぐらいの荒治療だが、流石である。
そんな暴走老人は石川に旅行に行く予定を立てていたが、こんな状況やしキャンセルするのかと思いきや
「なんで?
行くに決まってんやん!
福井に近いし
ジジイと
ババアやもん
大丈夫!」
…
うん、多分、この人たちが行っている間は変な結界みたいなのできそうやもんな。その地域は守られるやろ。
もう自由にしてくれ。
今年も色々ありそうや