水曜日に今まで調子悪かった私の愛車
スバル
フォレスター
スバリストはいちいち自分の車がスバルという事をアピールする生き物
を近所の自動車修理屋さんに持っていった。
いつもタイヤの交換をはじめなんかおかしいと思ったら持っていっては修理してもらっている修理屋さんなので安心である。
今日もパッキンで吸い込まれそうな青い眼のダニエルさんが待っていた。
冬用タイヤ交換地獄からようやく抜け出せたようで、今日は機嫌がいい。
「修理終わったら
ダッシュの
マッハで
連絡するわ」
・・・
この人こんなキャラやっけ?と思うぐらいこの日は機嫌が良かった。いや別にいつも機嫌ええねんけれど、そこまで感情触れる感じやない人で、まあ典型的な南チロル人やねんけど、うんちょっとびっくりした。
(なんか村上春樹の本のタイトルみたいになったな:コラ)
今回問題を抱えていたのは車の後輪部分のパーツ。車軸とタイヤの間にある金属部分の交換である。
1日かかると聞いていたのでのんびりやっていたら昼前に電話がかかってきた。
「できたで。交換したからもう乗れるよ。」
ダニエルさん今日はえらい早いなぁ。いつも混んでいるからなかなか見てもらえなくて下手したら日にち跨ぐこともあるんやけれどな。
そう思いながら修理屋さんまで歩いて行くとダニエルさんが出てきた。
「早いね!走ってきたの?」
「いや丁度家が片付いたところに電話がきたからその足で来たんや。」
と言うと
「ほらこのパーツここがね、問題やった。」
と言って問題のあったパーツを見せてくれた。
「両方とも変える必要があったから少し高くなってしまったけれど・・・」
マジか・・・
「けれど、例えばドイツの某メーカーのだとこのパーツはもっとちゃちくて安いんだ。けれどすぐ壊れる。取り替えも必要やし買い替えのサイクルも早くなんねん。けれどスバルは違う。パーツの値段は少し高いけれどやっぱり作りがちゃんとしているから手入れをきちんとしていたらなんぼでも乗れる。ほんまええ。ほんまきちんと作ってある日本車は。俺は日本車好きやねん。」
こういう人が「日本車はちゃんと作ってある」というと言葉の重みがぐんと増す。ここの修理屋さんは人気でそれこそ色々な人が車を持ち込む。それは多種多様、高級車から大衆車、大型車など見られるものはなんでも見てくれる。そんなダニエルさんは世間の車を見切っていると言っても過言ではないだろう。あの「高級車」たるものの実は・・・とこっそり話してくれたこともあった。ダニエルさんのおやっさんにもその系列の話をされたこともある。車の真実を知っている人たちなのだ。
ダニエルさんがご機嫌な理由は
私のフォレスターを時間に追われることなく修理しながらじっくり触れたことだったようだ。こう言う車好きの人が修理してくれるなんてこの上ない話である。
「バッチリ直しておいたから」
という
言葉通りに
ギア1速から
力の伝わり方が違うのがわかるレベル
職人の本気すごい
マジかよ・・・
修理屋さんから家までは2速に切り替えてすぐ着く距離(笑)それでも明らかに違うのがわかった。
そして昨日片道小一時間の距離を走った訳やけれど
加速
坂道発進
パワー伝導
が全然違う!今までどれだけ力が逃げていたのかわかるぐらい。正直坂道発進の時の馬力に感動してちょっと泣いたもん。(きもいわ)
そしてバイパスを110km前後で走っていると
G
の体感が
モロに伝わる
ゴキブリちゃうでw
これはロングランするなら体力つけないと疲れるなぁというぐらい加速での負荷が体にかかってきたのだ。
色々と面倒な車ですね・・・
そんな状況に恍惚感
アホが沸いとる
やっぱスバル最高である。
並べて止めたがるスバリストも大好きである。