これは同性同士の恋愛を妄想したものです。それでもOKな方は下へスクロール。















誰でもよかった訳じゃない。
お前が良かったんだ。
素直に言えなくて。

「又吉こっち来い」
「うん」
「脚の間に入っとけ」 
「うん」

本を持って、脚の間に又吉が座る。
後ろから抱きしめた。
柔らかな温もり。

「また痩せた?」
「そうかな?」
「体重計、乗ってないの?」
「うん」
「少し痩せたよ。抱き心地が違うもん」

骨ばってる気がする。
目を閉じて又吉の髪に顔を埋める。
女性用のシャンプーの香り。
でも、女の子とは違う香り。


「綾部、眠そう」
「このまま寝たい」
「ええよ」
「じゃあ寝るわ」
「僕、本読んでるから」
「おう」

ダメだ、眠いけどムラムラする。
俺って根本から変態なんだろうか。

でも、又吉の香りが誘惑するようだ。
やっぱりお前が良い。
こんな気持ち、お前にも言えない。

俺はお前が好きだよ。
素直に言えたら、楽なのに。
そんな事を考えているうちに、ゆっくりと又吉の肩で眠りについた。