これは同性同士の恋愛を妄想したものです。それでもOKな方は下へスクロール。
可愛いね。
まだ綾部を想って、押しつぶされそうになっている。
「おいで」
ためらいながら、俺のそばに来る。
少し震えている。
「可愛いね、又吉くん」
「可愛くなんてない」
「自分で分かってないだけだよ」
髪を撫でて首筋をキスする。
痛いくらいのキス。
体が、もっと震える。
顔を上げて見ると又吉くんは涙目になっていた。
それも可愛いね。
震える体を抱きしめる。
「大丈夫、怖いことしないから」
「こ…わい離れられなくなるわ。徳井くんから」
「好きなときに離れて良いよ。また手を掴むけど」
「ズルい」
「ズルいのは又吉くんもでしょ?綾部から離れるために、俺を利用してるんだから」
彼が動きを止める。
呼吸さえも。
抱きしめる腕を強くする。
本音を言えば《逃がさない》
利用された訳じゃない。
俺から離れないように、その体を柔らかな紐で結ぶ。
「その通りや、僕は卑怯…」
「いいよ。吉村にも、ましてや綾部にも話せないでしょ。まぁ、又吉くんの役に立つなら」
また、彼の髪を撫でる。
彼が脱力していくのが分かる。
あくまで柔らかく。
逃げられるように見せて、逃げれば紐が体を縛る。
逃げられないよ。
逃げたりしたら食べちゃうから。
これは、あくまで例えだけど。