冬夢が大好きなBasが主演、そしてPerthとNetが脇を固めるタイ映画『Tell the World I Love You』を、初日公開日に観てきました。


日本公開に際して「卒業」って放題が付けられて、ポスターも何となく爽やかな感じに変更されてるんですが、タイ本国のダークな雰囲気のポスターの方がこの作品に絶対合ってます!



そして、まだ観てない方たちが気になるのは、「これってBLなの?」って事でしょうが…


BLです‼️

ブロマンス、との声もあるようですが冬夢的考察では、ガッツリBLですよ。

今回のブログは映画公開中なので、ネタバレ無しでの冬夢の心の叫びです。

いつも見ているキュンの詰まったBLシリーズとは全く違う、リアルなタイの社会が舞台。
貧困からの暴力と搾取、麻薬とギャングの横行が渦巻く路地裏の街。舗装されてない道、崩れた壁や汚れた服装の酔っ払い、トタン屋根で窓のないバラック。
雨の多い季節に、蒸せ返るような空気感。漂う食べ物や血の悪臭。
主人公のケン(=Bas)は、行方不明の母を探す為、中国への奨学金生になって母と会いたいという夢があります。でも保護する者が居ないケンは、兄が営む食堂兼住宅に住む親友のタイの部屋に2年も居候していました。学校では「オカマ」と揶揄われ虐められていますが、タイはいつも彼を助けてくれました。
そんなケンが出会う、麻薬の密売人・ボン(=Perth)。



彼は、貧困から悪に手を染め警察に捕まるシングルマザーを見て、売人から足を洗いたいと思っていました。
そんな2人が出会い、暴力と裏社会の争いに巻き込まれていきます。

ケンは悪夢にうなされる程のトラウマを抱えていました。可愛い顔で「女の子みたい」と揶揄われるケンですが、その容姿とは全く違う性格です。すぐに手を出し相手に飛び掛かるんです。でもそれには理由がありました。たくさんの力でねじ伏せられるケンはやはり、非力です。ボンとタイはそのトラウマの原因を知り、それが最後の「びっくりどんでん返し」へと進みます。



この画像、めっちゃネタバレな気がするけど、公式にあるので載せますが、このシーンで冬夢は号泣しました(´༎ຶོρ༎ຶོ`)タイ、ホンマに…


殆どが夜、雨、追跡、暴力、ってシーンなんですが、その中でちょいっと挟まる3人の子供らしいシーンが爽やかでキュン❣️とします。





Perthはもちろんやけど、BasたんもNetもまだまだ半ズボンイケますよ‼️爆笑

でも爽やかな青春ものと思って見たら、「全然ちゃう!」ってなりますけどね。


ボンの窮地にケンが駆けつけて、2人はギャングの内部抗争の暴力の渦に巻き込まれるんですが、ここのこの2人、Basたんと Perthがもうメチャクチャ良い❗️←語彙力ねぇな泣

お互いを思う気持ちが切なくて痛くて苦しくて、ホンマに泣けました。

クライマックスのシーンなので、是非劇場で‼️



映画についてと、俳優を目指して頑張ってた過去を語るBasたんのインタビューを貼っときます下矢印



どうも、日本版のポスターの「卒業」と「さよなら。君といた僕。」のフレーズがピンとこない。




最後の最後のこのシーンが、それっぽい?違うねんなぁ…


脇を固める俳優さんも殆ど男性なんですが、唯一と言っていい女性がボンのお婆ちゃん。めっちゃ可愛いくて良い味出してます。癒しキラキラ

あと、ボンが鉄板が無くて代わりにアイロンで豚焼肉(ムーガタ)するのが、めっちゃ可愛いかった❤️アーンされて美味しそうに食べるケンにもキュン🫰です。でも野菜は食べれませんな爆笑



キラキラキュンなBLではない、ある意味リアルなクィア映画でもあったこの作品。

お近くの劇場で是非、観てください❗️



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