めっちゃ遅ればせながら、台湾の切ない青春BLで人気の作品を見ました。
監督がHIStoy３の『那一天』と同じ方だと知って見たのですが、なる程カップル設定やドラマ背景はとても良く似ています。
冬夢的にHIStoryシリーズの最高傑作やと思う『那一天』と同じ高校生、貧富の差、親子の関係なんかが同じテーマとしてあって、それを王道と捉えるかどうかは、視聴者の受け止め方かなぁと思います。
※
ある雨の日、人生で最悪の日に出会った奇章と葉光。
後から分かりますがこの時、奇章は父を亡くして更に、最低な叔父から金銭を奪われてたんです。彼に傘を差し伸べてくれた葉光は、父の期待する高校に合格出来なかった。出会った時、２人は心の底から傷ついていました。
その後、高校２年になった２人。
学校で超が付く人気者の葉光は誕生日のその日、沢山のプレゼントを貰ってました。葉光をライバル視してる生徒の妹から告白を受ける葉光は、たまたまその告白のプラカードを持たされていた奇章と再会。葉光は彼を覚えて無かったけど、奇章は覚えていました。
誕生日のメッセージを書いた付箋を付けて、ドリンクを差し入れる奇章。
奇章の家は、ミュージシャンだった父を亡くして母ひとり子ひとりの母子家庭。
麺の屋台を切り盛りして奇章を育てる母。２人は肩寄せ合い幸せに暮らしていますが、生活は豊かではありません。
一方の葉光の家はとても裕福でしたが、教育熱心なあまり息子に過度な期待を掛けて厳しく接する父と、過保護過ぎるが放任主義な母は２人共いつも留守がち。誕生日の日も豪華な食事を置いて、２人は出張に行ってしまいました。
友達には両親と楽しく過ごすと嘘を付いた葉光ですが、夜の街を自転車で彷徨ってました。
しかし彼は、コンビニの前で人にぶつかり汚物を踏んでしまい、汚れた靴の代わりにサンダルを買おうとしたコンビニでお客の飲み物をこぼしてしまい、店の商品の上に倒れ込むという何度も悪い出来事に遭遇します。
最後には、乗ってきた自転車を盗まれ、コンビニの上の窓から捨てられた水を頭にかぶってしまいました。誕生日のめでたい日なのに、最悪な事ばかりに遭う葉光。
そんな彼をたまたま通りかかった奇章が助けます。
葉光を母の屋台に連れて行き、濡れた髪を拭いて温かなスープを差し入れる奇章。
この時初めて葉光は、彼が同じ高校の同級生だと知ります。
そのまま奇章は、葉光をバイクで送って行きます。葉光は、父から沢山の家庭教師を付けられている事、誕生日のその日も授業があると奇章に話しました。
奇章が気になる葉光は次の日、彼のクラスを訪れました。
たまたま居なかった奇章、葉光はライバルの悪巧みでズボンを汚されてしまいます。そのあと学校に見学に来る外国人客を案内するメンバーに選ばれてた彼は途方に暮れました。
そこに奇章が現れ、自分のズボンと交換してくれるの
恥ずかしがる葉光と、意外と気にしてない奇章。
無事に大役を果たした葉光でした。で、ほらここに『那一天』の坊主くんがいるの‼️
葉光のひとつ先輩役でちょろっとご出演。相変わらず男前ですね〜💓
奇章は仲間とバンドを組んでいて、曲を書きボーカルを担当しています。
奇章が出かける先を付けて行った葉光は、ライブハウスで彼らのライブを初めて見ました。
いやこれがもう、最高なんです❣️
いつも丸いメガネを掛けた可愛い雰囲気の奇章が、メガネ外してアーティストになったとたん、爆イケシンガーに変身❣️
葉光も動画撮りながらノリノリで楽しんでました。
帰り道もリピートしてる、可愛い❤️でも、よそ見は危ないよ！で、この日も家庭教師がくる事を忘れてた葉光。
勉強が終わって先生を送り出す葉光に、警備員が預かったと言って奇章が差し入れたあのスープを受け取りました。嬉しそうに温めて飲もうとした時突然、両親が帰宅します。
「何でそんな栄養の無いもの飲んでるの」って言った母は、スープをキッチンに捨てちゃうのです‼️
いやぁ、この時はホンマにイラっ
としましたよ。でも葉光、この時は何も言えなかったんよねぇ
なかなかのモンペやけど、葉光は良い子に育ったわ。
一方の奇章、高校卒業後にバークレーの音楽大学に行きたいと思っていました。
しかし、家は裕福じゃない。ひとり残す事になる母も心配でした。でも母は好きな夢を追いかけていいと言ってくれます。今の学校で次の生徒会長になれば、奨学金も貰えるかもしれない。少し希望を持つことが出来ました。奇章は、父の希望で生徒会長になろうとしている葉光に相談。彼は奇章にチャレンジするべき、と言ってくれます。
両親が再び数日間家を開ける事になった夜、葉光は交換していたズボンを返そうと奇章に電話します。
その時、奇章の店では叔父が酔って暴れていました。その様子を電話で知った葉光は、奇章の元へ飛んでいきます。
駆けつけた葉光は、暴れる叔父に押し倒され足を怪我しました。
彼を部屋へ上げ、奇章は手当してあげます。
「おじさんはいつもあんな風なのか？」
「前はあんなじゃなかった。でも最近は苦労していて、酔っ払うと母にお金を要求したりトラブルを起こしたりするんだ」
葉光は、奇章がそんな風に働き、苦労している事を初めて知りました。足以外の怪我を心配する奇章の肩に火傷した痕を見つけた葉光。叔父が暴れた時、スープを掛けられたんです。
「言ってくれよ」
「大丈夫、慣れてる」
「まさか。真っ赤じゃないか」
彼の服を脱がそうとする葉光を止め、自分で薬を塗る奇章。だって、こんなに近くに居る彼に触れられたら、平静じゃいられない…
「手伝わせて」そう言って葉光は、薬を奇章の肩に塗ります。
はぁ、はぁ…
めちゃくちゃドキドキするの、奇章と一緒に。
ヤバい、マジでこのシーンヤバいんです…
気持ちの昂りに耐え切れず、着替えを取ってくるとその場を離れる奇章。
あー、ドキドキしてるよね‼️
こういう演出が堪らんの‼️
葉光は、部屋にある沢山のCDと彼の父の写真を見つけ、奇章から父の話を聞きます。
父はミュージシャンだった事、奇章が中学３年の時に亡くなった事。葉光は、自分より沢山の大変な経験をしてきた奇章が何故、明るく振る舞えるのか聞きます。
「父の影響かな。寝てしまえば何でも大丈夫っていつも言ってくれてた。そして毎日を幸せに過ごせって」
その後２人は一緒に、奇章が作ったデモを聞いてました。
「このイヤホン、スゴく音質が良い。どこで買ったんだ？」
「長い間、お金を貯めて買ったんだよ」
「別の日に、そこへ連れて行ってよ。俺も欲しい」
奇章は次に聞く曲を、葉光の為に探しました。
彼がデスクの椅子に掛けてた傘を「見たことあるな」って思う葉光は「同じもの持ってたよ」って言いました。奇章はここで「僕の宝物だ。これをくれたのは君だよ」と告白するのですが…
その間に、一瞬で眠っちゃった葉光。
奇章は彼のスマホをそっと取って傍らに置きました。
眠る葉光を見つめる奇章。
エモいー✨✨
ここで、「 love you、I love you〜」って歌詞の曲が掛かるんです💓（３話最後）
めちゃくちゃドキドキなシーンなんですよぅ❣️
※
こんな感じの３話まで。
何でもっと早く見なかったん、冬夢⁉️って自分に言いたいくらい、ここまでですっかり虜に❤️
この後、仲を深めていく２人やけど、両親や友達との関わりや、自らの将来などに悩むことになります。その辺りちゃんと丁寧に描いてるので、ただ甘酸っぱいだけの青春ものではないんですよね。
ちなみに、もちろんサブカプもいます。
彼は葉光の友人Rayくん。女装男子やけど、付き合ってる彼氏の好みでこんな格好してます。素顔はモード系の男の子なんですよ。
で、その彼氏がクソ酷い野郎でして…
デートの約束を平気ですっぽかすし、女と浮気するし、お祝いのレストランもケチッてカフェで済まそうとする。挙げ句の果てに遅刻して来て、女にツーショット見つかった時には、Rayに帰ってとか言うねん
なんなん、めっちゃムカつくんやけど‼️
でも、そのカフェの店員に奇章のバンドのメンバー阿健がいて、彼を気にしてくれました。
用意したケーキを貪るように食べるRayを、心配そうに見つめる阿健。
寄り添ってくれんの、優しいよね。
この後、仲良くなってく２人やけどゲイのRayとそうじゃない阿健は、なかなか複雑です。
この先、この２組のカップルに切なくてキュンキュンされられるんかと思うと、早く続きが見たくなるでしょ❣️
配信は全８話で既に全て配信済み。１話３０分弱なので一気見なら４時間で完走出来ます❣️←だから、一気見を進めるな
日本公式配信は、楽天TVとビデオマーケット。
インターファン向けは、要VPNですがGagaOOLalaとRakutenViki。
冬夢はGaga〜で、VPNイギリスで視聴しました。なので、翻訳は冬夢訳でーす。
実はHIStory４はハマり切れんかったので、この作品も二の足踏んでました。
皆さんのレビューは間違いないねんなー。いやぁほんま、老若男女にお薦めできる作品です‼️
全１０話やけど、１０話は辛すぎて一度しか見てない。でも最高傑作です❗️
大好きな作品。ドキドキハラハラさせられます💓
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