深夜枠で単発の、同性婚をテーマにしたドラマ。


見る前は、結婚式当日にカミングアウトしてない方のせいで、色んな災難に遭うドタバタコメディかな?って想像してました。


けどね、違いましたよ。

前半こそそんな感じでしたが、後半は「うんうんそうやよねー」って思わされる展開で、スゴく良い作品でした‼️

素晴らしい言霊がたくさん散りばめられていますよキラキラ


注意ばっちりネタバレしています。TVerで見逃し配信中なので、見るよー!って方は、一気に下までスクロールお願いしますm(_ _)m



3年前。

小学校教師の瀬戸亮介と、レモン農家の息子の相川瑞樹は偶然、海辺で出会いました。

「元彼」から貰ったピアスを落としたって、海岸を掃除していた亮介に声を掛けた瑞樹。

一緒に探して、広い浜辺で小さなピアスを亮介が見つけてくれたって事が、まさに運命でした。


画面は変わり現在、タキシードを来た2人が映ります。

式の前から何やら泣きそうな亮介は、瑞樹に「話さなきゃならないことがある」と言いました。



「まだお前と結婚するって両親に言ってない」



「はぁぁぁぁ⁉️」


実は亮介、オープンリーゲイの瑞樹と違い、まだ誰にもカミングアウトしていないクローゼットゲイでした。

瑞樹との結婚を両親に告白する日、彼が両親に見せた家族写真にはひとり、若い女性が写ってたんですが、彼の両親はそっちと勘違い‼️しかも「みずき」って言う、男女どっちでも通用する名前やったから、勘違いしてしまったの。

喜びはしゃぐ両親に亮介は、本当の事が言えなかったんです。


まずここで、亮介の決心ってそんなもん?って思った冬夢。結婚って全く他人同士が家族になる、すごく大変な事やのに、当日の式まで誰にも何も言えてないあかんたれの亮介にちょっと呆れました。

 
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でもねー、これまで誰にも「自分はゲイだ」って言えてない亮介だもんね。母が嬉しそうに近所の人や友人に言いふらしてるのを見てたら、ますます言い出しにくくなるのは何となく分かります。


泣きながらひたすら謝る亮介を見て、瑞樹は彼に寄り添います。

「とりあえず、言えるところから言いに行こう」

でも既にもう、式の時間になっちゃいました‼️



式場側も「もっと早く言ってくれれば」と戸惑うだけ。瑞樹は「本当に結婚できる訳じゃ無いし(法的には)中止にしよう」と言ってくれますが…

亮介は瑞樹の手を取り、「俺はお前と結婚したいんだ」と宣言。



心を決め、いざ親族や友人のいる式場へびっくりマークびっくりマーク


祝福の拍手でいっぱいの瑞樹側の出席者に対して、唖然とする亮介側の出席者たち。

特に、昭和の頑固親父を絵に描いたような亮介の父は、到底受け入れらる訳がない。父が亮介と結婚すると思っていた女性は、瑞樹の妹だったんです。



式は途中頓挫。

しかし亮介は「今どき男同士なんて普通だ。皆んな祝福してくれる披露宴を見てくれ」と父に頼みます。

父は、自分達だけが真実を知らなかったのか?と、亮介に聞きました。

「そうだよ、だからこのまま式を続けさせて」と嘘を付いちゃいます…驚き驚き驚き驚き←いやーこの場で嘘の上塗りはいかんやろーもやもやもやもや


亮介って、行き当たりばったりな気質があるのかなぁ…瑞樹も呆れてます。でも彼らのウェディングプランナー役が「ピンチはチャンスです」って言葉で行動を起こす!

まずは亮介、乾杯スピーチを頼んだ直属の上司の教頭に直談判!

この教頭、柔らか頭の良い人でした。でもいざ本番になるとねぇ、何度もこういう式には出てるだろうけど「新郎新郎」は初めてだもん。

既に父同士は一触即発!!そこに、友人達の余興の時間になり…



あ…いやもう…昭和の頑固親父には刺激が…驚き


実は亮介のお婆ちゃん、父の母は「同性婚くらいで」って言う理解ある人。父に対して唯一意見出来る人でもありました。

友人代表スピーチでは、瑞樹側は場を盛り上げてくれました。しかし亮介が「分かってくれる」と信じていた彼の幼馴染は、「何で言ってくれなかったの?待ってしまったじゃない!」って…絶望絶望



その場から逃走‼️

そして、次に指名された相手はなんと…


瑞樹の元彼びっくりマーク

何とも煮え切らない態度の亮介に一喝。



瑞樹を力付くで奪還しました‼️



ブラボー、映画みたいやーん‼️←おい


瑞樹を連れ出した元彼は、「瑞樹はあいつにとって隠したい存在なんだ。そんな奴よりまた俺と…」って言います。

瑞樹の耳には自分がプレゼントしたピアスが…でもこのピアスは瑞樹にとって「元彼の思い出の品」ではなく、亮介が大変な思いして「見つけてくれた」って方の大切なものなんですよね。


新郎の片方が居なくなって、披露宴会場では父同士が言い争いになりました。その場であのお婆ちゃんが「私もバイだから」と突然カミングアウト!←だから亮介の事も理解あったんだねー。

父は「ウチの子はゲイじゃない。お宅の息子にたぶらかされた」って言ってしまう。流石に参列者からも冷たい視線を向けられてしまいます。




父達の気持ち


亮介の父はロビーにいた亮介の幼馴染、瑠璃と話します。

「俺は亮介は、瑠璃ちゃんと結婚するんだと思ってたよ。自分の結婚の時も苦労した。今は県庁勤めだけど若い頃は不良で、妻の両親にも周りにも大反対されたんだ」

父は自分の分も息子には、皆んなが祝福してくれる結婚式を挙げさせたかったんですね。


誰からも祝福される結婚、それはどんな親にとっても、子供の結婚に望む事です。


そんな、亮介の父の話を聞いていた瑞樹。


控室で瑞樹を見つけた彼の父は言います。

「あんな分からずやな父親の元で、瑞樹が幸せになれるはずない」

でも瑞樹は、自分のせいだと父に告白。結婚式をしたいと言ったのは瑞樹で、これまでクローゼットに居た亮介を引っ張り出してしまったせいだと言ったんです。

自分なんかじゃ亮介を幸せになんか出来ないって父に話すのでした。


ゲイである息子を受け入れていた父も、彼の直面する全ての事を共有してあげる事は出来ないんですねぐすん


瑞樹の父は亮介の父を見つけて、謝罪しました。

瑞樹からこう言われたんです。

「俺がカミングアウトした時みたいに、それが出来ない亮介も、同性愛を受け入れられない彼の父の事も、理解してくれよ」

(´༎ຶོρ༎ຶོ`)(´༎ຶོρ༎ຶོ`)(´༎ຶོρ༎ຶོ`)ここで泣けて仕方なかった…



父が居なくなって、入れ替わりに亮介が控え室に入ってきました。

謝る亮介に瑞樹は「式は来てくれた人の為にやるけど、その後に別れよう」と言ったのでした。


ここでお互いにモヤってた事が爆発‼️

元カレを式に呼んでた瑞樹、自分に気がある幼馴染の女性をスピーチに指名してた亮介。



揉み合った時、外したピアスはバルコニーの外へ落ちてしまいました。

「いいよもう…」

「でも…」

「いいよ、別れよう」

ぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすん



瑞樹の父は、亮介の父を見つけて謝りました。

息子から言われた事で、自らの事を重ね合わせる事が出来たんです。


「カミングアウト」って、本人にとってもそれを聞く側にとっても、世界がひっくり返りそうな、一気に深い溝に落とされそうな、そんな気がするらしいです。

私の大好きなミュージシャン【Troye Sivan】が当時YouTubeに上げたカミングアウトの動画の日本語字幕版を、ここに貼らせてください。


瑞樹の父はLGBTQに寛容になろうと、それについて調べ努力しました。

でもそれは、理解しようとするあまり、違う考えの人を排除してしまうって事になってしまった。


すごく難しい現実を見せられた気がしました。冬夢の息子がもしそうなら、無条件で受け入れられる。けど配偶者はどうだろう?祖父母は?

多様性を受け入れるって事は、そういう人達の考え方も含めての事なんじゃ無いのか⁉️って改めて考えさせられました。

 
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亮介は、2人が出会えたきっかけの瑞樹の「元彼からのプレゼントピアス」を必死で探してました。

「男同士は友人と恋人の境目が曖昧だからすぐ、疑い合っちゃうんだ」って瑞樹の言葉。

亮介は「結婚でも出来たら少しは安心できたかも」って言った瑞樹の気持ちを、現実にしてあげたかったんです。

籍は入れられないけど誓いは出来る、瑞樹にそう宣言した亮介。

そして、皆んなの前で誓いたいと言った瑞樹の希望を叶えてあげたかったんです。


彼らのウェディングプランナーが亮介に言った言葉が1番、胸に迫りました。

「私は同性愛の事は正直、よく分かりません。でもたくさんの結婚式を見て分かった事があります。心から決意できた人だけが自分も周りも幸せに出来るんです」


亮介との別れを決意した瑞樹は、披露宴会場に残ってくれていた人たちに頭を下げていました。

自分の強引さが結婚式の引き金になったと、式を中止にさせてくれとお願いしていたんです。

そこに亮介が駆け付けました。


瑞樹は目の前にいる亮介と目も合わせず、式場を出て行きます。

ここで彼らのウェディングプランナーが、会場に残っている人たちと亮介の為に、ある動画を写します。



それは瑞樹が、式まで会う事が叶わなかった亮介の親族に宛てた、家族紹介の動画でした。

この相川家の皆んなが、すごーく暖かくて優しくて、涙が止まりませんでした(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)


亮介はちょっと優柔不断で頼りないけど、瑞樹の事はスゴく愛してるんだろうなって分かる。

彼は永遠を誓う為、瑞樹を探しに行きます‼️

既にタキシードを脱いで居なくなった瑞樹。



2年前…

子供たちとレモン畑の近くを歩いていた亮介は、瑞樹と再会しました。



自分の恋愛はずっと酸っぱいレモンみたいだったと話す瑞樹。

ここで亮介は別れ際、瑞樹に交際を申込みました!!

「こう見えて酸っぱいの得意で、好きなんです!」



式場の外で、瑞樹を見つけた亮介。何でか式に参列してた人たちも、全員集合なんです泣き笑い



亮介は「ちゃんと人を好きになれたのは、瑞樹が初めてだったんだ」と告白。

これまで自分は、ちゃんとした恋愛が出来ないクソ野郎だと思っていた亮介。でも、瑞樹と出会い、会えない時考える人、束縛や嫉妬をしてしまう相手が瑞樹だったと分かった時、本当に好きな人が分かった。


でも…こんな大事な日にそんな人を裏切った。

もう逃げない、瑞樹を本当に幸せにしたいから…

亮介は、目の前に居る参列者たちに言います。



「僕はゲイです。ゲイで瑞樹を愛してるんです!だから僕は瑞樹を一生幸せにします!好きな人の事を皆んなに知って欲しい、そして皆んなに祝って貰いたい」


亮介は改めて瑞樹にプロポーズ。

「だから僕ともう一度、結婚して下さい❗️」


「絶対嘘じゃん」

「嘘じゃ無いよ」

瑞樹は亮介が手に持ったレモンを取り上げました。

「ファーストバイト、まだだったよな」←ほら、結婚式でウェディングケーキをお互いに食べさせ合うあれですよ🍰

瑞樹の手から、レモンを齧る亮介。


この後、亮介の父が「新郎の父の締めの挨拶が終わってない」って言って、亮介の横に立ちました。


この亮介父の最後の言葉は、グッときましたえーんえーんえーんえーんえーんえーんえーんえーん

やっとやっと満場の祝福の拍手に包まれる2人キラキラキラキラ




祝って貰える事が、こんなに幸せだなんて‼️


この後、結婚式を最初からやり直すんですよ。もう、式場の人たちも最高やないですか❤️


エンドロールの最後まで、その後のCMまで見て下さいね。

上手く繋がった萌えが見られます飛び出すハート




これ、ドタバタと現実描写が上手く混ざってて、スゴく面白いし考えさせられました。

何度も泣かされたし…赤ちゃん泣き


単発じゃあ勿体無い気がしますねぇ。

葉山くんと飯島くんの並びも美しいし、彼らの結婚に至るまでの物語が見てみたいと思いました。


『おっさんずラブ』みたいに、単発での人気が高いから連ドラ、みたいになりませんか⁉️






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