「自分の事を脚本にすれば」と言ったのはOhだったけど、TehはまたOhを巻き込んでしまいましたね。
彼が出来る精一杯の気持ちの表現だったかもしれませんが…
見ていても、切なくて苦しかったです。
※
TehはOhを追いかけて、駐車場へ。
「Oh！」
「どこに行くんだ？続きを見たくないのか？」
「何がしたいんだよ？こんな演劇作ったりして…もし、お前が僕と寄りを戻したいなら…答えはノーだ」
はっきりとそう言うOhに、Tehは言い淀みます。
「俺はただ…お前が提案してくれたようにしてみたかっただけ。自分についての舞台を作った。それで１番に気になる事を選んだら…お前だったんだ」
Ohは思わず泣きそうになるのを、堪えました。
「この１年、俺たちが会わない間に、俺の人生には色んな事が沢山あった。突然、毎日仕事して、毎日新しい人に会うようになった。有名になって皆んなに注目された。そんなのも良いかなって思ったよ。だって、すぐにお前の事を忘れる事ができたから」
「でもこの前お前に会って、たった数分で…」
「もう一度、お前に恋に落ちたって気持ちだった」
「Oh、俺が悪いのは分かってる。でもこれからは、絶対にお前を悲しませないって約束する。もう一度やり直してくれないか？」
「お前、約束したよな。僕を変わらず愛し続けるって…でもお前が僕を裏切った時はどうだった？」
「知ってた？僕は自分自身に問い続けたよ。お前が僕に愛してると言う度に、本当にそう思って言っているのかって」
ねぇTeh、Ohの本当の辛さがやっと分かった？
Tehも、溢れる涙を堪えます。
「だってもしそうだったら、どうして他の人にも同じ気持ちになんかなれるんだよ？」
Ohは、泣きながら言いました。
「それなのに今、僕にお前を信じろって言うのか？」
「でもお前は俺にいつも言ってた…絶対に居なくならないでって。今日、俺がお前に同じ事を頼んでも良いか？少なくとも、そんなに親しい友人でなくても良いんだ」
Tehの問いに、Ohは答えませんでした。
「舞台の成功を祈ってる。観客が気に入ってくれるといいな」
Ohはここで、花を差し出しました。
辛い辛い辛い辛い…
Ohだって…Ohの心が揺れていない訳ありません！
この駐車場でのシーンは、『ITSAY』の夕日のシーンとポスターで恋に落ちたあの頃と、Tehが受け取る花束でOhに打たれた痛みを思い出させる、ものすごく色んなものが詰まったシーンでした。何度見ても泣けて仕方ありません
ある夜、Ohが独りで飲んでいると…
「どうして僕をここに？」
Bassssss‼️
あぁ、大人になって良い男になってる…
「えっと…誰と話していいか分かんなくって…友達とは話せない事ってあるだろ？」
どうやらOhが、彼を呼び出したんですね。Q達にも言えない事って？
「それで、何かあった？」
Ohは、Tehが寄りを戻したいと言ってきた事、それが本気だと分かった事、でも戻って自分自身が怒りや悲しみを思い出すだろう事、でも唯一の人を失いたくは無い事、などを一気に話しました。
Basは黙って聞いて、そして彼が思う事を言いました。
「君の心はもう決まってると思う。自分の望む事に抵抗なんか出来ないんだよ。正確な答えなんか無いんだ。寄りを戻して、前よりもっと深く愛し合えるカップルもいれば、前より悪くなって結局ケンカばかりで傷つけ合うカップルもいる。もし、自分がどうしたいのか知りたいなら、戻って試すしか無い。でも知りたく無いなら、戻る必要はない」
「だって最後に自分にとって必要なものを選ぶのは、自分自身なんだから」
はぁぁぁ…Basったら本当に優しい人だなー。呼び出されていきなり、重い恋の相談に真剣に答えてくれる。
彼がまだ、Ohを引きずってるかどうか分からないけど、幸せでいて欲しい。
Ohは「あの日」から、放置していたTehからのLINEのメッセージを開き、読み始めました。
新しいものから、古い順に未読は２９。
Happy Birthday。幸せに。願いが叶いますように。健康に気をつけて
［2026年１月１日（土）］
あけましておめでとう。幸せな１年になりますように。
ドラマの役をもらった。下りて来て話をしてくれないか？お前には最初に報告したいんだ。
あー、あの時の連絡だよね？
［2025年５月２１日（木）］
ごめんよ。俺、どうしたらいい？会いに行ってもいい？お願いだから無視しないでくれ。返事してくれよ。試験頑張って。
［2025年５月１９日（月）］
俺がした事、お前が忘れられないって分かってる。憎んだっていい。でもお願いだから戻って来て。怒ったって何したっていいから。何でもするから。
［2025年５月１５日（木）］
俺のメッセージが迷惑なのは分かってる。俺に会いたくない事も、でも良いんだ。せめて話をしてくれないか？お前がどうしているのか知りたいんだ。
［2025年５月１３日（木）］
俺がバカだった。お前の気持ちを全然考えてなかった。俺が俺たちの仲を壊した。全部俺のせいなんだ。ごめんよ。
［2025年５月１２日（月）］
Oh、俺にとってお前の代わりなんてどこにも居ないよ。お前がとても大切なんだ。
Ohはこの全ての Tehからのメッセージを読んで、心を決めたのでしょうか？
彼がOhを裏切り傷つけた事を、心から悔やんでいる事をこの時改めて感じたんでしょうね。
Tehの兄の結婚式の日が来ました。
懐かしい友達も勢揃いで参加してくれました。
プーケットに残る者はもう居ません。でも、ここに帰ってきたいと思っている者はいます。
Tehの母が来て「Oh-Aewは来てないの？彼にも会いたいわ」と言いました。彼は仕事なんです、とBasが教えてくれます。
せっかくの集合写真にも、Ohの姿がありません。
※
美しいプーケットのビーチでの結婚式。
Tehは、Ohが来ないかもしれないって思ってるようです。
Ohの決断は…⁉️
いよいよ、涙なみだの最終ブログです‼️
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