最近、日本でタイBLドラマの配信が本当にたくさん増えましたね❗️
それは嬉しいんですがその分、作品ごとにVOD(動画配信サービス)も異なるので、どれを契約するか色々見たい冬夢には、本当に頭の痛いトコなんですぅ。
契約したからには、片っ端から見たい作品見るで‼️
ま、元々冬夢はお気楽な専業主腐なんで、時間は作りゃあるっちゅうたらあるんですから。
今現在、冬夢が契約しているのは、Netflix、Amazon prime、U-NEXT、WOWOW、TERASAの5件です。
これで見たい作品は網羅できるんちゃう⁉️って感じやけど、どうでしょ?
でも今回は、そんな配信サイトで最近見たBL映画2本の感想です。
(タイBLドラマの再見もしてるので、まぁまぁの数見てるなぁ…)
『リスタートはただいまのあとで』
映画館に見に行こうと思って、行かなかった作品です。
えっ?
なんで、映画館に行かなかったのかって⁉️
うーん、実はレビューがいまひとつやったからなんですが…
嫌いじゃありませんでした
原作漫画を知らなくて、主演お2人のビジュアルだけで、勝手に古川くんが「受け」って思って見たら、違って驚きました‼️←そこかいっ
家業を嫌って都会で就職したけど、挫折して実家に戻って来た古川くん演じる「光臣」と、農園を営むじぃちゃんの養子としてこの村に来た流星くん演じる「大和」が、心通わす物語。
長野県が舞台って事で、田舎の風景が綺麗で癒されます。
最初はイヤイヤ大和の農園を手伝う光臣。↑右下が、農園主のじぃちゃん。素敵なんだよね、このじぃちゃん、可愛いくてね😍
良い友人↑(この佐野岳くんがめっちゃ好きやった)がいて、一見するといつも屈託ない笑顔を振りまく大和には、実は心に抱える秘密がありました。
ストーリーは王道もので、演出も割とあっさりしてるので、そこまで感情移入する事は無かったけど、いちいちイケてる古川くんには、ちょっときゅん💓としました
自分でも説明出来ない大和への感情に、思わずキスしてしまう光臣。
頭ポンポンする古川くんは、カッコ良いですな。
自分のルーツを探す大和に付き添う光臣との、ホテルでの会話には萌えまちた
これは…
一応はハッピーエンドなんかな。
「ハーウォーミング」って言葉は、ぴったりな作品。終始、ほっこりさせられました。
大和はまだ、光臣が大和に持ってる感情と同じ気持ちを光臣に持ってる訳ではないので、ラスト以降の2人が気になったんやけど…
いや最後、人が多くいるだろう河原でキスしてたし、大和もまんざでもないんちゃう⁉️って思った冬夢でした
『ソンランの響き』
これも、映画館に行こうと思っていて、いつのまにか上映が終わっていた作品。
先に見た映画、『こんなにも君が好きで』↓
と同じ、ベトナムの作品です。
舞台は、1980年代のサイゴン(現在のホーチミン市)。
冬夢的に、主演2人のビジュアルがドンピシャ‼️やったんで、期待して見ました
これについては、他の方のネタバレレビューは読むの我慢してたので、配信始まって速攻で視聴
ドキドキ、ドキドキ💓
まずは、この色気ムンムンのイケメン
なんと彼、この映画がデビュー作のリアン・ビン・ファット。若い時の玉木宏くんに似たイケメンです💓←冬夢調べ🔎
借金の取り立て屋を生業とするユンは、返済が遅れた客には暴力も厭わない非情な男です。
もう1人の主演は、ベトナムの伝統歌劇〈カイルオン〉の花形役者リン・フンを演じる、アイザック。
彼は元、ベトナムのアイドルグループの一員だったそう。うん、すごくカッコ良い💓
映画内で演じてる役者の舞台での歌、上手いなぁって思ってたけど、以前から歌ってたのね。
〈カイルオン〉はベトナム南部にある古典芸能で、ベトナム版オペラといった感じ。
この衣装や化粧など見ると、中国の京劇みたいですよね。
カイルオン自体は、現在は風前の灯のようです。
さて、映画は終始セピア色に包まれた映像で、ノスタルジックな雰囲気を感じさせられます。1980年代のサイゴンは、ベトナム戦争の直後。
国はまだ混乱していて、国民のほとんどは貧しい生活でした。
そんな人々の心を癒したのが、カイルオンという伝統歌劇。
劇団の借金を取り立てに来たユンは、公演が終わってからでないとまとまったお金が無いと言われ、嫌がらせで衣装を燃やそうとします。
そこに現れたのが、劇団の花形役者リン・フン。
彼は、自分の時計と金ネックレスを差し出して、今日は帰ってくれるよう言いますがユンは、それを受け取らずに帰りました。
これが2人の出会い。
翌日の夜、ユンはリン・フンの舞台を見に行きます。その時の演目はベトナム版「ロミオとジュリエット」的な「ミー・チャウとチョン・トゥーイー」でした。
リン・フンの美しさと妖艶な歌に魅了されるユン。
映画はこの舞台の演技シーンがとても長くて、こんなに尺必要?とちょっと思ったんですが、ロミオとジュリエット…ロミオとジュリエット⁉️と思ったら、ここ重要でした。
この後、ある日の飲み屋で絡まれたリン・フンを助けたユンが、酔い潰れた彼を自分の部屋へ連れて帰り…
2人の関係が動き始めます。
このポスターにもなった有名なシーンは、ユンが住む古いアパートの窓です。観葉植物を育てる、本当は優しい男なんよね。
部屋でゲームをして少し距離が縮まった2人は、停電になった為、外に食事に出ます。
外で遊ぶ子供たちに優しく言葉をかけるユンに、非情な取り立て屋の顔は見えませんでした。
少しずつ、自分の過去やここに至る過程を話すようになって、お互いを知る2人。
実はユンは昔、カイルランで楽器を演奏する父の後継を目指していたんです。
彼の即興演奏に合わせて歌うリン・フン。
あ、ソンランってユンが弾いてるギターみたいなやつの事って思いました?
違うんですよぉ、実はねこれなの
(画像、お借りしました)
形は少し違うんですが、足とか手でリズムを取るやつです。
ちなみに「Song(2人の)」「Lang(男)」って意味もあるそう。深いわ…✨
そんなユンの演奏に、才能を感じたリン・フンは、今夜の舞台の後に団長に会って欲しいって言います。彼に、演奏家としてのチャンスをあげたかったんです。
悩む、ユン。
彼は、ムリな借金の取り立てで自殺に追いやってしまった家族の借金を自ら肩代わりして、舞台を上映している芝居小屋の前まで来ました。
ヤクザな家業を捨てて、心に刺さっていた家族をこっそり救い、ユンは人生をやり直そうとしていたのに…
余りに衝撃的で、辛いラストに思わず「何で⁉️どうしてこんな事…」
って、画面に叫んで号泣してしまいました
降りだした雨は、ユンの流した血を洗い流していったんです…
ユンを待つリン・フンの姿があまりにも切なくて、最後はずっと泣いてました。
視聴後にレビューを読むと、ユンとフンの間には「恋愛感情はない」と思っていらっしゃる方がわりと多かったんですが、私は違いました←えっ?心底腐ってるから?
ユンとフンは、確かに共有した時間は一瞬と言って良い時間です。
でもね、お互いに心に傷を持つ同士、そして同じカオルオンという世界で生きてきた事が、2人を惹きつけ合わせたと私は思ってます。
悲しみを表現するには、悲劇を経験しなくてはならない、人を愛するという表現は、本気で人を愛してみなくては出来ない、とフンは言われていました。悲劇は両親の死、そして愛はユンだったのではないでしょうか?
ユンもフンに特別な感情を抱いただろうってシーンがあります。
この映画の脚本、監督はこのイケメンレオン・レさん。ゲイを公言されてます。
彼のインタビューが幾つかあって、そこに深い映画の真相があったりします。とても興味深い話をされてるので、お暇な時に読んでみてください
ユンとフンが、心を通わせ愛の告白とも取れる窓辺で語るシーンが日本版でカットされてる、というのを読んで、残念でなりませんでした。
ほんとね、この映画大好きなんですが、ラストに打ちひしがれるので、再見する時は超ラブコメとかを後に見なくちゃ、その日1日が辛いです
さて、WOWOWで『Theory Of Love』とSE『 Stand By Me』を全話見まして、こちらでも号泣し続けていた冬夢でございます。
千星からずっと、涙活状態やなぁ…でも、涙って枯れないのね
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