ラブラブなDeanとPhamはいよいよ、過去と繋がる人物に会いに行きます。


前世の、Chatphokin家。
赤ちゃんの頃の、可愛いIn。
「弟より貴方の方がずっと年上なんだから、弟の世話しなくちゃね」


「もちろんよ、ママ。約束するわ、ちゃんと弟を世話するって」


「これが、Chatphokin家の息子だぞ~」
父も、とても喜んでいますね。彼が大きくなったら、とてもハンサムで賢い子になるって確信してるって。In、当たり前だけどパパにも愛されていたんです。


「もう眠そうよ。貴方のパパは息子に夢中ね」
姉のAn。可愛い弟Inに子守唄を歌ってあげます。
幸せな家族の風景。何故か、切ないんですショボーン

現世のPham。
お部屋で、朝ごはんを調理中。若奥様感が…ラブ


Deanも起きてきました。
「何を作ってる?」


「豆腐と豚ひき肉のスープ、チリペースト。今は、緑豆のライスクレープを作ってます。準備は出来たから、ご飯が炊けるのを待つだけです」


Deanも何か、お手伝い。Phamに言われたように、クレープの上に砂糖とゴマを混ぜた物を、振りかけます。ちょっと、不器用かしらね。
「ところで、これらの色はとても良いね。この色は、どうやって作ったんだ?」


「オレンジは人参、緑はパンダンの葉、黄色はカボチャ、青はバタフライエンドウ豆の花からです」
「おー、すごい」
その時Dean、何かを摘まみました。
「どうしました?」


「豆。棚に緑豆があった」
あら、緑豆?2話で、スーパーでPhamが棚の上の方の緑豆の袋を取れなかった時、Deanがスーパーマンの様に後ろから、さっと取ってくれた事がありましたね。


上矢印この時ね、まだ2人が付き合う前ですニヤリ

「P´Dean~からかわないで」
思い出したPhamは、照れちゃってます。
「あの時はびっくりしたんです」
「驚いたから、逃げたのか?」
うんうん、と首を縦に振るPham。
「また俺から逃げたりするなよ。もしそうしたら、これを君に投げつけるぞ」
Phamは、そんな甘い言葉を軽くいなして(笑)、お弁当箱を閉めて貰うようDeanに言いました。
僧侶の托鉢に奉納する為の、お食事ですね。
「全部、美味しそうだ」
Dean、我慢できずにちょっとつまみ食い。
「美味しいですか?」
「君も試してみろ」


Phamに食べさせようとするDean。
「要りませんよ」
「今、食べるだろ?それとも他に、俺に最初にして欲しい事があるのか?」
「ん~?P´Dean…からかうの止めてって。なぜいじめるの?」
「みんな知ってるさ、俺が誰かを好きになったら、その人をいじめるだろうって」


「でも、俺が愛する誰かのため…」
いきなりDeanは、Phamを抱き寄せます。
「君にした事は、まだ十分じゃないな」
キスしようとするDeanに、Phamはココナッツを無理やり食べさせます爆笑
「やめて、悪い人ですね。後でお寺に行かなきゃならないんですよ」
「このココナッツ、とても甘いな」
更に、Phamに迫るDeanビックリマーク
でもPhamに拒まれました。
「シャワー浴びてきて」


「口の周り。拭いてあげますね」
ココナッツが付いたDeanの唇を、指で拭いてあげるPham。
「さぁ、シャワーに行って。歯磨きもしてね」
朝から、イチャイチャし過ぎやろー爆笑

Deanがシャワーしてる間に、Phamは朝食をテーブルにセットしました。
「おー、これは何?」
「日本のハンバーグですよ。でも、クライミングワットル(何でしょうね?)を入れてみました」



「クライミングワットルを混ぜるなんて、ユニークだな」
「ひき肉に、小麦粉と日本の豆腐を混ぜました。普通は玉ねぎと人参を混ぜるんですけど、クライミングワットルに変えてみたんです。かなり美味しいと思いますよ。食べてみて」


Deanは一口食べて、美味しいって。
「実際、クライミングワットルを食べるのは好きじゃないんです。でもハンバーグに混ぜると美味しくなる」
日本の豆腐やハンバーグが出てきて、ちょっぴり嬉しくなった私です口笛

朝食が終わり、2人は托鉢の僧侶を待っています。


「僕が子供の頃、父がいつも僕と弟を食べ物を提供するため、お寺に連れて行ってました。母はいつも僕を起こして、僕は彼女の料理を手伝っていました」
「だから料理が好きなのか?」
「はい。P´Deanは子供の頃、何が好きでしたか?」
Deanも子供の頃は、祖母によくお寺に連れて行かれていたそう。彼の祖母は、厳しくて厳格だった。朝、とても早くに起こされて、Deanはいつも泣いてたんですって。いつも怒られていたみたい。
Deanは、Phamが父の話をしたので、聞いてみました。
「お父さんはどんな人?」
「僕の父は、とても優しくて、いつも機嫌が良くて、家族を心から愛していました。実は、貴方と一緒に居る時、父と居る様な気持ちになります」
Phamは、自分に父方の祖父と叔父が居る事も知ったと、Deanに話します。母がタイに帰国した時、会うだろうと思うと言いました。


僧侶がやって来ました。
「どうぞ」
持ってきたお弁当を、僧侶へ。祈りがささげられます。有難いお経を読む僧侶。


「この後、2人は供物を捧げ、水を注ぐ儀式を行わなければなりません」
そう言って僧侶は、帰って行きました。

言われた通り、2人はお寺に出向きました。
お供え物をし、お水を注ぐ儀式をします。


僧侶は、お経を唱えています。


共同作業が済み、帰ろうとする2人に、僧侶が声をかけました。
「強さと信頼。その2つが問題を解決するのに役立つ。2人を繋ぐ、良い事と悪い事がある。許しは重要です。これを忘れぬように」

帰りの車の中、Phamは考えていました。
「許し?誰を許すの?誰か、Intouchを怒らせたの?誰か、Intouchに怒ってるの?僕は何をするべき?」
実際、Phamは夢を頻繁に見るようになり、夜に発作を起こすまでになりました。Deanに言えば、彼は引っ越して一緒に住もうと言うでしょう。Phamも実際、Deanに一緒に居て欲しいんです。


彼はPhamを安心させられる。心を暖かにしてくれる。隠してる事なんてないよ!彼に家に帰るように言ったけど、帰らなかった。もし帰りたいなら、彼と一緒に僕も帰らなきゃ。
Phamの心の声、ちょっと面白いニヤリ
ふと、Phamはある事に気付きました。


「どこへ行くんですか?これは家に帰る道じゃない」
Deanは、答えません。キョロキョロと辺りを見回します。


そして、分かりました。今まさに、Anに会いに行く途中だという事を。
それに気付いたPhamは、呼吸が乱れ、目には涙が溢れました。そんなPhamをDeanは気遣います。
「大丈夫だ、落ち着いてPham、大丈夫」
「僕、僕…」
不安そうにDeanを見るPhamの手を、Deanはしっかりと握りました。


「自分に強制する必要はない。耐えられないなら、すぐに家に送っていくよ」
優しいDeanに、少し落ち着きを取り戻したPhamは、行きましょうと言いました。

到着した家は、何処か懐かしい感じがしました。


何処かで、見た事があります。
「Pham、俺を見て」


「この家には、俺たちを傷付ける人は居ない。いいか?」
「それって…父さん?Intouchのお父さん…」
「彼はずいぶん前に亡くなった。でもP´Anは、Intouchのお姉さん、彼女はまだ生きてる。何年も前に離婚した。彼女に会う前に、言わなきゃならない事がある。Alinについて、Intouchの姪だ。彼女は結婚して、3人の子供を授かった」


「Alinが結婚?」
「そうだ。彼女の子供達はもう、大学生になった。長男は経営学部、次男は建築学部、1番下の娘は、芸術学部で勉強してる」
驚くPham。
「貴方は経営学部の生徒だ。Donは建築学部の生徒、Delは芸術学部の生徒」
「そうだ、Pham。Alinは俺の母親。Anは、彼女は俺の祖母なんだ」
事実を知ったPhamは、驚きで呆然としていました。そんな彼を優しく抱き締めるDean。


「大丈夫、落ち着いて。良い子だ、君は誰だ?」
「Pham…僕はPham」


「そうだな。君はPhamだ。でも今日は、君がここにいる理由、俺が君を連れて来た。だからIntouch、彼の姉に会う事が出来る。また俺が君をここに連れて来たのは、君を俺の祖母に会わせたかったからだ。俺の恋人の君を紹介したい」


「P´Dean…よく分かりません」
「なにが君を混乱させてるんだ?」
「P´Anと会うから緊張しているのか、それとも貴方のお祖母さんに会うからなのか、分からないんです」


「緊張する必要はないよ」
優しくPhamの頭を撫でるDean。
「行こう。準備はいい?」
「はい」

PhamとDeanは、Anに会うため、家へと入って行きました。


「俺の祖母は、キッチンにいると思う。今日、来る事は、彼女には言わなかったから」


しょっぱなから、DeanとPhamのラブラブシーンラブラブ

そういえばまだ、今回はキスシーンないわね爆笑

感動的なAnとの再会シーンは、次ですよビックリマーク
皆様、タオルのご用意をえーん