Deanは、自分の生まれ変わりの秘密を知り、前世の懺悔を終えました。彼のFhamへの気持ちはより強くなり、2人の絆も深まります。
とにかく、ラブラブだよぉ
そして、サブカプのWinTeamも、やっと~
では11話、前半のお話です。
※
前世のIn。
キラキライルミネーション輝く街で、愛しい人を待っています。
まだかな~今どこかな~って、キョロキョロ。
「In」
彼を呼ぶのは、愛しい人Korn。
「ごめんよ、もうお店も閉まってしまった」「いいんだよ、P´」
Inに申し訳なさそうな表情のKorn。
「大丈夫だって言ったでしょ。気にし過ぎないで」
「ごめんな。君のクリスマスが台無しだ」
「いいんだってば」
「僕はね、何処に行くかは関係ない、誰と行くかに意味があると思うんだ」
健気な笑顔のIn。本当に良い子です
Inの言葉にやっとKornも笑顔を見せ、Inの手を取り、固く繋ぎます。
「次のクリスマスは、君を色んな所へ連れて行くよ」
「んー!待ってるね」
見つめ合う2人。辺りをキョロキョロするInが、Kornの後ろを見て言いました。
「P´Korn、あれ何だろ?」
それを聞いたKornが、後ろを見た瞬間…
Inが、Kornの頬にチュッ可愛いやつ~
「誰かが見てたかも」
「だから何?しちゃダメ?」
このままずっと、そうして居ておくれ~
幸せな2人のシーン…萌えるけど、泣ける
現世のPhamとTeamとManaowは、試験がやっと終わりました。疲れて見えるTeamに、Phamは休んだら?と声を掛けました。
「数日、眠れてないんでしょ?」
3人は、教室を出ます。
外には、待ち伏せ作戦のDeanちゃま。相変わらず、Phamのストーカーちっくですね
3人が階段を降りてきた所へ、騎士ご登場です。
「P´Dean」
「試験は終わったのか?」
「P´Deanはどうして此処に?」
「君をクリスマスイルミネーションに連れていこうと思って」
でもPham、制服のままです。するとこっそり耳打ちDean。
「君の洋服を持って来た」
中身を確認するPhamは、僕の服です、どうやって持って来たの?と聞きました。Deanはその質問には答えず、Teamに話しかけました。
「そうだ、Team。お前、大会は火曜日だったな?」
「はい」
「何故、家に帰って休まないんだ?」
Winにコーチして貰うか?って聞かれたTeamは、自分にスパルタなWinには今日は勘弁して欲しいみたい。Manaowと2人、帰って行きました。
「Phoomも?」
いつの間に、Phamの家族と仲良くなってたんだろね?Phamも何故、母がDeanの電話番号を知ってたのか気になりました。ママはDeanがPhamの部屋の合鍵を持ってる事も知ってるのね?DeanがPhamママの事を「ママ」って呼んで話した事も、気になる❗
でもDeanはこの顔で、そんな疑問には何も答えませーん
さて、Phamの車の前まで来ました。Phamはお着替えも済ませたよ。
Phamに手を出すDean。
「はい?」
「鍵だ」Phamは車の鍵を渡します。
「良くできた、俺のサンタ」
何なん車のキー受け取るだけで、こんなに甘いとか、Deanヤバい
車の中での2人。
「P´Dean、貴方の車は?」
質問には答ず、何故かPhamの手にキスするDean。おいおいさすがにPhamに怒られました
Deanの車は、Phamのコンドーに停めてきたの。だって、別々に移動なんてDeanはイヤだもんね。Phamは、Deanがママと何を話したのか、もう一度聞きました。
「ビジネスの原則に従えば、もし話したら見返りはあるのか?」
ここからDean、論破するべくPhamを攻めますよ~❗Phamも負けじと頑張りますが、優秀なDeanには敵いません。討論は勝てないと思ったPham、ボーイフレンドとして保証すると言い出す
「最初に利息を払うかい?」
Phamを苛めるのが好きだねぇ
いやただ、イチャコラしてるだけやーん
ショッピングモールかな。噴水が上がっていて、大きなクリスマスツリーがあります。
「綺麗ですね、P´Dean」
「写真、撮りましょう」
「そうだな、俺が撮るよ」Phamのスマホを受け取ったDeanは、Phamに寄り添い構えます。
何故か、シャッターを押さないDean。そう、違うスイッチが入りました。DeanのエロスイッチですPhamを見つめ、顔を近付けていきます。
キッス
写真はぁ
いちいち、やる事が格好いい~
ローマンチックやないですかぁ
そりゃPhamも、うっとりしますわな❗
何なんだぁ、少女漫画ですかぁ
「P´Dean…」
Phamの手を取り、Deanが囁きます。
「メリークリスマス」
「新年は、お寺へ行こう。そして俺の両親に挨拶する」
Phamは、思いきり首を縦に振ります。
「一緒に行きましょう、そして貴方のご両親に会いに」
幸せに満ちた、2人のクリスマス
こちらはWinとTeamの2人。
Winも約束通り、Teamをイルミネーションに連れて来てくれてます。
でもTeamは、大好きなお菓子を食べてばっか。足が痛いから休むだって❗マイペースやわ。
「お前がイルミネーションを見たいって、言ったんだぞ」
そんなこたぁ気にせず、さっさとベンチに座るTeam。
「前回、お前は赤い糸の伝説について、話しただろ?クリスマスについての伝説は?」
「知らない、何?」
「人々は言った。宿り木の下でキスをしたカップルは、永遠に結ばれるって」
ふーんって顔つきのTeam。
「宿り木は何処にあるの?」そう言われたWinは、自分の持ってた紙袋から何かを取り出しました。
じゃじゃーん
「ここに。俺が買っておいた」
マジかぁ~可愛いやつやんWin❗見上げるTeamに、んっ、て唇を尖らせキスを迫る。
「覚悟はあるか?」
迫るWinに対して、周りをキョロキョロ見回したTeamは…
キスした
可愛い、バードキスキャーキャーキャーちょっと戸惑うTeamが、めっかわ
さぁ行くぞ、もう足も痛くないってぶっきらぼうな言い方だけど、照れてんのよねWinは笑って受けるだけ。
あ、宿り木は片付けて、あいつメチャクチャ可愛いな、だって
イルミネーションデートから帰ったPham。ママと電話をしています。
「いつタイに帰ってくるの?」
新年が明けてからだけど、何月かは分からないみたいね。ママはお祖父さんが病気らしいから、戻ったらすぐにお見舞いに行かなきゃって。
「お祖父さん?」
Phamのママに、叔父さんから連絡があったようです。Phamが最後に祖父に会ったのは、まだ2歳頃の事。弟のPhoomは会った事はありませんでした。
「僕が最初に会いに行った方がいい?」
ママは、戻るまで待っててと言いました。Phamが今住んでいるコンドーは、祖父が彼の息子の為に買った物でした。現在のオーナーは、弟のPhoomと同じ年なんです。彼が大学に入学する頃には、Phamは卒業しているから、大丈夫だとママは言いました。
「所で、私の義理の息子は何処なの?」
「義理の息子?P´Deanならもちろん、自分の家に居るよ」
「彼は貴方の部屋の鍵を持ってるわ。だから一緒に住んでるのかと思ったの」
「もちろん違うよ。そうだ!ママはどうして、彼が僕の部屋の鍵を持ってるって知ってたの?そしてママは、どうやって彼の電話番号を知ったの?」
Deanがはぐらかした質問を、ママにぶつけるPham。しかしママも「私にはスパイがいるの。私のスパイはスゴいでしょ?」だってママは以前、DeanがPhamの部屋に泊まった事も、知ってたよー。
「Pham、貴方が何も言わないのは、貴方が大きくなったって事だわ。自分で何でも決められるようになった。貴方の決めた事は信じてるわ。でも覚えてて、貴方が何をするにしても、結果を受け入れなくちゃ。貴方の名前〈Pham〉は、強さを意味するのよ。その強さを、貴方は持ってる。私の息子、怖がる事はないわ。貴方の名前は叔父さんが付けてくれたの。お父さんが私に言った。詳細は思い出せないけど。彼に会ったら聞いてみて」
「分かった。僕もう寝るね」
ママとの会話にも、Phamの過去、前世に関わる話しがありましたね。祖父と叔父、何か関係がありそうです。
前世のIn。
赤い糸を、自分の右手首に巻いています。
彼の前には、いつものように本を読むKornが居ました。
赤い糸の片方をKornの左手首に巻き付けるIn。
「何してる?」
「ただ…赤い糸を結んでるだけ」
「君はいつも、おかしな事をするね。知ってるか?ある人達は信じてる。このように手首に赤い糸を結ぶのは、悪い前兆だって」
「でも…女の子達が話してるのを聞いたんだ。赤い糸は、恋人同士を結ぶって。だからこそ、僕たちの手首を縛ってるんだよ」
「とにかく…ただの迷信だ」
「面白い?」
「もちろん。君も一緒に読みたいか?」
「結構です」
難しい本、読んでるんだもんね~
※
前世も現世も、ラブラブなシーンで萌えに満ち溢れていましたが最後、Kornの言葉に胸が熱くなった❗
赤い糸の約束、果たされなかったよぅ
その②に、続きます。
夕方から、お出掛けの予定ですので、続きは明日になります。ごめんなさい