いやぁ、傑作やった!!

OatくんとJamesくん、本当によく演じきりましたよえーん
彼らのオフショット、見てください。
並ぶと身長差といい、ビジュアルといい、最高やない!?
役柄とはいえ、2人の関係性はしんどかったやろうなぁと、思わずにはいられませんでした。

ドラマを見終わって、直ぐにブログは書けませんでした。いろいろと考えさせられる作品だったから。
キラキラ可愛いBLとは違うけど、本当に良い作品です。

ファイナルエピソードは、通常のドラマ1話分より長いので、ブログも2回に分けさせて下さいm(__)m



「愛」という言葉の暴走から、Shinを暴力で傷つけたKeng。
「君を本当に愛してるんだ」
優しく髪を撫でますが、それは愛じゃあないよ。
「僕だって、こんな事を望まなかった」


どんなにShinに、慰めの言葉を言ってみても、彼のした事は、犯罪だ。

Shinは、Kengがシャワーを浴びている隙をついて、部屋を出ました。
痛む身体は、想像以上のダメージ。
家の外を少し出た所でShinは、倒れます。そこに通りかかったPramoteとBrightがShinを見つけ、病院に運んでくれました。
部屋から居なくなったShinを、狂ったように呼び探し回るKeng…


「嫌だ、やめて」
ベッドでうなされるShin。ずっと付き添ってくれた2人が、必死に名前を呼びかけます。


「Shin、起きろ!Shin」
「Shin、大丈夫だ。病院だよ」
目覚めたShinは、2人を見てどうしてここにいるのか聞きます。
「Pramote、Bright、お願い助けて」
何があったのか、誰にヤられたのか聞いても、ただ泣いているだけのShin。しかし、精一杯の言葉で、友に言います。
「P´Keng、彼だよ」

Shinは検査で、暴行されたと診断されました。
様々な感染症防止の為、たくさんの薬を服用しなければならず、その副作用にも耐えなければなりません。


両親は、友から聞いたKengの名前に驚き怒り、警察に告発すると言います。しかし、これ以上Kengと会いたくないとShinは、止めてと父親に頼みました。

しばらく、大学では色んな噂が飛び交っていました。
Kengのファンの女の子とMan達は、噂の真相や学校から姿を消したShin、そして何も語らないKengについて話していました。
Kengが暴力的だとか、Shinと2人で何か起こしたのか、とか。
「KengがShinと知り合ってから、彼の人生は悪くなった」
Kengを愛しているMan、元はと言えば、彼のばら蒔いた写真がこの事を引き起こしたのに。
「Shinのせいじゃありません」
ここに、友2人が登場❗
Kengの家での、キスをしているように見える写真は、その場に居る人しか撮影出来ない、Shinがキャンパスから居なくなった理由も、噂の元もKengの友達が関係している、と詰め寄るPramote。


Manは、何も言い返せませんでした。
愛しかたを間違ったよ、Man。

退院して自宅療養中のShinを、2人の友が訪ねてきました。
部屋で寝たきり、何も食べず、何もしたくないというShinに、Pramoteが語りかけます。
「Shin、諦めちゃダメだ。人生をダメにしないで、未来が待ってる。君は独りじゃないって事を忘れないでくれ。君にはまだ、両親がいる、友達もいる。先に進まなきゃ」
Brightも、言います。
「でも、もし立ち直れなかったら、俺たちに分かるように話して」


「そうだ、忘れるのは難しいって分かってる。それを聞きたくないって事も。だから君の側に居る事を許可して欲しい。悲しい時は話して、良い方向へと助けられるかもしれない。これは、友達が何の為に居るのか、って事なんだよ」


Shinは2人の方を向き、ありがとうと言いました。何て良い奴らなんだぁえーんえーん

2週間後。
Shinは、大学へ行くことを決意しました。


両親は、もう少し休んで回復を待つのが良いと言いますが、Shinは「父さん、母さん。前にお医者さんが言ったよね。良くなるかどうかは、僕次第だって。僕は良くなりたい。もうこんな風になりたくないんだ」と答えました。


まだ大量の薬を飲んでいました。
そしてShinは、大学へと登校しました。

しかし、大学に到着すると、通りすがりの人やどこからともなく「ゲイ」や「Keng」という言葉が聞こえてきます。


薬の副作用なのか、幻覚なのか、それはずっと耳に入ってきてShinは、居たたまれなくなりました。

授業に出られないShinは、テラスにいました。そこに友2人が心配して、来てくれます。
Shinは、好奇の目を気にしていました。まだ、注目を浴びている事が耐えられません。自分のFBのコメントには、あの先輩との事が…


「無視だ!」
Pramoteが突然、叫びました。「無視しろ、Shin」
「他の奴らが何を言おうと、無視しろ」


Shinは驚きますが、勇気を振り絞り答えます。
「無視だ」
「ああ、無視しろ」「無視だ、無視!」
いつも優しく寄り添ってくれる、大切な友達。

その夜、いつもの帰り道を歩くShinの前に、1番会いたくない人物が…
「Shin」
それは、Kengです。
彼は、立ち去ろうとするShinの腕を掴みます。彼への執着のような、自分勝手な愛情を押し付けるKeng。彼の言うことなど、聞きたくないShin。
「お願いだ、話をさせて」
「嫌だ、行って❗」Shinは怯え、震えています。Kengも泣きながら、訴えていました。
「君を愛してるって知っているだろ。僕が悪い事は分かってる。だから謝ってるんだ。お願いだ、チャンスをくれ、Shin」
しかし、Shinには届きませんでした。
「貴方はクソ野郎だ、離せ!」
Kengを振り切り、その場を逃げようとするShinの耳に、自分の叫び声が聞こえました。


それは、あの時の録音の声。Kengがあの日、携帯で録音していた音声でした。
「こんな事はしたくない。でも君が僕の言うことを聞いてくれないから」
自分の泣き叫ぶ声が、聞こえます。「やめて、消して」
「僕の言う事を聞いてくれたら、消すよ」
追い詰められるShin。
「君が僕の言う事に、耳を傾けてくれたら消すよ。君を愛してる。本当に愛してるんだ。頼むから許してくれ。もう2度としないから、Shin」
泣きながらShinの手を取り頼むKengですが、彼の想像以上に、Shinの恐怖と嫌悪は、深い心の傷として根付いていたんです。


全身が震え嘔吐し、失禁するShin…
その場に、倒れ込んでしまいました。


何が起こったのか分からないKeng。
「Shin、どうしたの?君に何が起こった?」
そこに、PramoteとBrightが駆け付けました。「クソ野郎❗」Brightに殴られるKeng。
「俺の友達に何をした?今度、友達に近づいたら、お前を殺すからな」


このシーンは、衝撃だった。今まで実写でここまで直接的に表現されたものは、無かったと思う。Shinの受けた暴力の恐怖、いつまでも癒されない傷を、とても深く感じるシーンだった。

何もかもを、失ったKeng。


でも、彼に同情の余地はありません。

とうとう、Kengの両親が一緒にShinの家を訪ねてきました。


おおごとにするのは、双方にとって良くないし、裁判になれば、Shinが困る事になると、お金で解決しようとするKengの両親。
Shinの父親は、何がなんでも訴える、と言いますが、Shinは出されたお金を受け取りました。


「Shin」
「もしこれを受け取ったら、全て終わりになるんだよね?父さん、母さん、僕はもう終わらせたいんだ」

そう言って庭に出たShinを、追いかけてきたKeng。
「Shin、許してください。こんな事するつもりじゃなかった。自分勝手だと分かってるけど、僕と一緒に居て欲しい。君を大切にする、僕の元へ戻ってきて。僕にはもう誰も居ないんだ」


「出て行って」
Shinは、冷たく言い放ちました。
「Shin、ごめんよ」
「貴方が嫌い」


泣き崩れるKeng。


Shinの足元で、号泣します。


やがて、立ち上がったKengは、これまでのクリップについては自分が削除したから心配ないと言って、Shinの前から立ち去りました。


『彼が僕の家から出て行くのを見たら、本当に全てが終わったのか?と思う。今からもう、痛みは感じないだろう』


両親は、Shinを心配していました。
Shinは大丈夫、もうその事については話したくないんだと言っています。
しかし、夕食後の薬も飲むふりをして飲んでいないShin…
注意この先、sensitiveなシーンになります。映像にもずっとタイ語が出ていますが、してはいけない事です)

部屋に戻ったShinは、引き出しからカッターナイフを取り出しました。
何度も何度も自分の考えを修正し、そして誰も悪くない、自分のせいでこうなったと、自分自身を責めていました。


これ程まで、精神的に追い詰められていたShin。


でも決して、やってはいけない事。

この事でPramoteとBrightは、KengにShinの前から完全に姿を消してくれ、と言いに行きました。


しかし、狂ったようにShinを求めているKengは、自分が彼を追い詰めたのだとは、思っていません。Shinに許して貰う為に何でもする、彼が自分に会いたくないなんて信じないと、言い放ちました。


Kengの怒りは、Manに向いていました。
彼を見つけ、殴りかかるKeng。Shinの自殺は、Manのせいだと怒鳴る。


しかしManは、Kengが引き起こした事だと言いました。
Manは、あの夜の事を知っていました。


何故なら、愛しているKengがShinの家で何をするのか気になり、後を付けていたからでした。
Shinが家から出て来た時、彼を助けようと車から出て行こうとしてたんです。


誰かを責める前に、自分に責任がある事を認めるべきだ、Shinの人生を台無しにしたのは、Kengなんだ。

皆の居る前で、KengがShinにした事が暴かれました。Kengはその場から逃げるように去ったんです。

Shinは、一命をとりとめました。
薬のせいか、あの事が影響しているのかShinは「鬱病」と診断されます。退院出来たShinでしたが、家では母の目の届く所に置かれ、息が詰まりそうでした。まるで囚人のようだ、と…

そんな時でも、友達2人はいつもShinに寄り添ってくれます。


Shinは、言います。
「ソーシャルメディアの人達は、既に僕に何が起こったか知っている。でも彼らは、それについて誤解してる。誰も僕の言う事を聞いてはくれない。大学に戻れるとは思わないよ」
しかし友は、助けてくれサポートしてくれる人達がいて、家族がいて僕たちが居る。ずっと側にいる、と言ってくれます。

そんな時、KengがShinを訪ねて来ました。門前で両親が追い払おうとしてくれますが、Shinは勇気を出して、Kengに立ち向かいます。


「これが貴方と話す最後の時間です。もう会わない。貴方がどんなに僕に謝っても、痛みを忘れる事は出来なかった。貴方は僕の人生を十分に壊した」


Shinの言葉を、泣きながら聞くKeng。

「僕の人生から居なくなって。永遠に」
この言葉に、Kengはやっと気付いたんです。自分がどれ程、勝手な愛情を振り回していたのか、そしてそれがどれ程、Shinを傷付けていたかを。
何度も何度も頷き、やがてKengはその場を去りました…


Shin…Keng…えーんえーんえーんえーんえーん


その①としながら、長くなってすいませんあせるあせる

その②へ、続きます。