「Eternal Sunshine of the Spotless Mind」

前の様な友達に戻ろう、と前話の最後に約束した、ThirdとKhaiでしたが…

ちょっとずつ、動き始めますよ。
そして、少し切ないけど、2人の素敵なシーンがキラキラ


KhaiがThirdを呼び止め、一緒に買い物に付いて来てくれ、と言います。
Khaiは、愛車のChaweeには乗ってきてないので、Thirdの車に乗せてくれって。
「いいよ」
ってしか言えないThird。


僕は、それらをやらなくちゃ。以前と同じように、彼とまた親友にならなきゃいけないんだ。彼の人生の1部になる事が出来るように…

ショッピングセンターの2人。
Khaiは、口紅を買いたいようです。彼女がピンクを好きだという事だけ知ってる。
口紅を見てみるけど、ピンクってたくさん種類があるよね~。


1本取って眺めたKhaiは、おもむろにThirdの唇に塗ってみちゃうチュー
「何してるんだよ!」


「じっとしろよ」
「嫌だよ!」
わちゃわちゃしながら、お互いにに塗り合いっこ。


Khaiも、塗られる…可愛いけどな口笛


誰かのプレゼント、なのかなぁ~。

2人がウロウロしていると、Thirdが素敵なネックレスを見つけます。


「このネックレス、凄くキレイだな。それ欲しいか?それとも他の?」


「とても高価なものだ。行こう」

Thirdは、車でKhaiを送ってきました。
「また明日な。宿題の提出を忘れないで」
車から、なかなか降りないKhaiに、何故降りないの?と聞くThird。
「お前に、報酬を渡さなきゃ。一緒に買い物に来てくれたお礼だ」

そう言って、さっき見てたネックレスを取り出すKhaiキョロキョロ いつの間に、買ったの?まるで、素のOffみたいや❗


「お前が欲しそうに見てたから、お前の為に買ったんだ」
「要らないよ!」
「なんで?俺は完璧に感謝を表してると思うぞ。お前はまるで、映画作家のようだろ」
ほら、取っとけって、Thirdの手にネックレスを渡して、車を降りたKhai。


畜生!僕達は人々の記憶を消す事が出来ればいいのに。ただあの『Men In Black』の機械のように。
そしてKhaiが、僕にした酷い事を消すんだ。僕達の良い記憶だけを残す。このような…まさに今の…彼が僕の為にしてくれた事。
実世界に、記憶除去装置が無いのは、祝福なのか罪なのか、『MIB』のような。



写真部の部長「Chain」の誕生日会に集まったメンバー。司会はP´Un。

Khaiは酔っ払って、トイレにとじ込もっていました。
「Khai、大丈夫か?」Thirdは付き添っています。


やっと出てきたKhaiはふらふらで、ろれつもはっきりせず、完全に酔っていました。
「僕はお前が対処出来ると思わない。部屋へ帰るべきだ、僕が送るから」


KhaiはThirdに、俺が大丈夫だと言ったら大丈夫だ、と絡む。
そして、いきなりThirdの方へ倒れ込んできました。
「見ろよ、もうムリだろう」
Thirdを見つめる。Khai…


「お前は十分酔ってると思う。僕を信用して…」
Thirdの言葉を遮るように、突然のキス!!


Thirdは驚き、動けません。

ロマンチックな映画を観るたびに、僕達は蝶々になった気になる。俳優が女優にキスをする時は、いつでもね?可愛いくて、美しくて、ロマンチックで…でも何故僕は、Khaiにキスされてる時、全くそうじゃないんだろ?


「へい、Khai」
「Praew」←誰だよっムキー


とても重い物が、僕に激しく衝突したように感じた。彼の前に立っているだけ…今…でも彼は、他のランダムな女の子の名を呼んでる。

涙を流す、Third。くぅぅぅ、切ねぇえーん
「愛してるよ、Praew」←だから、それ誰だよ!っつってんのムキー

僕は彼にとって「特別な何か」じゃないって分かってる。でも僕は彼にはベストを尽くしたい。彼が望んでいるように、僕を愚かな人間として扱う事が出来るんだ。でももちろん、僕がまだ、彼を受け入れるだろうと同じくらい、愚かな人って事だけど。


少しだけ…キスしている時…僕の名前を1度くらい、呼んでくれないか?えーんえーんえーんえーんえーんえーん


次の日、クラスに最後に遅れて来たKhai。
二日酔いで、昨日の記憶がない、と言ってます。


「俺は昨日の夜、どうやって帰ったんだ?」
Thirdは何も答えず、代わりにTwoが答えます。
「何クソな事、言ってんだ?お前を送ってくれたのは、もちろんThirdだ」
「本当にありがとな、Third」
そのKhaiの言葉にも、反応を示さないThirdです。

4人で、ランチを食べていました。さっきからずっと黙っているThirdに、Khaiが声を掛けます。


「Third、どうかしたのか?」
「別に何も」


そこに、ある女の子がやってきます。
「隣のヒヨコちゃんは誰だよ、Khai?」


Twoが聞くと、ガールフレンドの「Praew」でした。君があの、名前の子ね~プンプン
Thirdも、名前を聞いて思い出した様子。
彼女とは、中学からの知り合いのようでした。同じ大学で学んでたなんて知らなかったとか、お腹減ってないか、とか後でデザート食べに行こう、とか色々と楽しげに話す2人。
Thirdはいたたまれず、思わず席を立ちます。


「皆、僕図書館の本を返すの忘れてた。行ってくる」
TwoがThirdの気持ちを察して、一緒に行くよと言ってくれますが、それは断りました。

「Third、Third!」
1人で歩いていると、Khaiが何故か追いかけてきました。


「俺、お前に言わなきゃならないんだ。この前、本当に誰も愛してない事を、俺に教えてくれた。真実の愛を見つけたい。お前は俺がPraewを見つけるのを、手伝ってくれた。感謝してる」何を言ってんのKhaiよ?キョロキョロ
「お前を幸せにする誰かを見つける事は、僕も幸せになれるよ」

これはおそらく、僕が今までにこの事を言う事になる、最後の時間だ。

ありがとな、とその場を去ろうとするKhaiを、Thirdは呼び止めます。今だ、告れThird❗
「どうした?」
お前を愛してる。


「お前のガールフレンド、とても可愛いな」
お前を愛してる、聞こえているか?

「あー知ってるさ。ありがとう、じゃあな」


お前を愛してる、でもそれを自分自身で、お前に言う事はない。

涙が止まらないThird。心の声はどうしても、言葉に出来ないえーん


YouTubeより、お借りしました。

この曲が、この場面で流れる…
泣かずにいられる?


その②に、続きます…