いよいよ、大人のBLドラマ最終回です❗
木島と城戸の色々な想いが交錯して、観た方の想いはそれぞれでしょう…


蒲生田先生の、葬儀の日です。

葬儀は、ひっそりと行われた。
親族は、遠方に住んでる付き合いの無い妹のみ。
その為、葬儀のほとんどを木島が取り行った。

「財産目当てなんでしょう?」
「急に、弟子とか言って世話しだしたのよ」
「嫌ねぇ」

そんな口の悪い奴も居る。
だが…
実際の所、先生の残したものは、そう多くはない。

木島は、お手伝いさんに世話になったと、挨拶していました。

借金が残っていて死後、家と土地は売却する予定だったし、これまでの著作の権利も元婦人のものと離婚協議の際に決められており、遺言により木島が受け取ったものは、これから出版される、先生の遺作の権利だけだった。

木島は、葬儀が終わって、蒲生田の祭壇のまえで、遺作であるポルノ小説の原稿を、城戸に渡しました。
「〈春的生活〉正直、俺はもう完成は無理だと思ってた。よくあの状況で仕上げたよ。さすが先生だ」
遺影を見つめる城戸。

木島は、下を向いたまま本当の事を話します。
「無理だった…無理だったんだよ。先生は完成させられなかった。8割がた先生の遺稿だけど、僕が加筆して完成させた。もちろん、先生の許可を貰った上で、だよ」
マジかよ、と城戸は驚きました。公表はしない方が良いと思うし僕も一生、誰にも言わないから、と木島は言いました。

「それを持って、君は何処へでも好きな所へ行けよ。先生だけじゃなく、それは君の為に仕上げたんだから」

木島は、城戸から離れ、庭を見ています。城戸は原稿を鞄にしまいました。
「木島、あのな…俺、会社辞めない。続ける事にした」


木島は、驚き振り返ります。城戸は彼の側に近づいて言いました。
「結婚話しも、ぱぁ。まぁ元々可笑しな話しだったんだよ。どうせ上手くいかなかった気がする」

庭を眺めながら、並んで沈黙する人。
「これで良かったんだ」
「そうなのか…それじゃあ、君が今後も担当なんだね」
見つめ合う2人。
「それだけか?」
「それだけって、何だよ?君は、僕と居ると苦しいんだろ?
城戸の心の中は、前話で吐露していました。

城戸の、息づかいが聞こえます。
「木島…俺はな、」城戸の言葉を遮り、木島は言いました。
「君って実は、スゴくまともな奴なんだよな。だから僕みたいに、好き勝手生きているアホウを見ると、時々羨ましく見えてるのかもしれないけど、まともってつまり、周りの人間に優しい、って事さ」
城戸から離れ、振り返った木島は、
「君のそういう所…僕は、好きだよ


城戸の息が、荒くなってます。
いきなり、木島を押し倒す城戸。はぁはぁ…
「ごちゃごちゃ、うるせぇんだよ❗分かった風な事言いやがって」はぁはぁ…
「俺は…」「オレは?」
「俺は、お前と…」城戸は、それ以上の言葉が、出ません。
「喪服、ってジャンルあるよな?」自分のネクタイに手を掛け、緩める木島。
「確かに、ムラムラするかも…」そして、シャツのボタンを外していきます。

「そう言やぁ、あの日も葬式帰りだったな」城戸のネクタイを引っ張り、顔を近づける木島。
「君が、僕を拾ってくれた日だよ」
暫しの沈黙の後、城戸は感情が押さえきれなくなったのか、木島にゆっくり、そして激しくキスをします。音と、舌が絡んで、エロいあせるあせる

この後、激しく絡み合う2人の場面。
「あっ、はっ…突いて❗」←自重…もやもや


「お前、開発し過ぎだろう…」はぁはぁ(;´Д`)むかっ

画像が、エロ過ぎて張れません…ガーン
「足、開いて」はぁはぁ…
「入ってる…そっ…ダメっ❗」ピー秘密


これ、大丈夫なやつ?(←貼ってる人)


真新しい遺影の前で、木島を犯すのは正直ヤバい程、興奮した。
弔いがてら、俺と1発ハメろ、と言うのはあの悪趣味なジイさんの、最後のリクエストだったらしい。

事が終わった2人は、蒲生田の祭壇の前で、寄り添い寝ていました。
木島は、城戸を見つめ何かを悟ったかのように、肩に頭を乗せます。
それに、気づいて居ない振りをしている城戸でした。

先生の遺作は、病床で書かれたとは思えない圧倒的な筆致が各方面に絶賛され、話題作となった。
木島は結局、先生に貰った〈鬼島蓮二郎〉という名前で、再デビューした。
デビュー作は評判は上々。
他社からの依頼も受け、名前の通り鬼のように仕事をこなしていった。

俺は、というと…

会社にいる城戸に、木島から電話が入っていました。
城戸は気付いていながら、それを無視して同僚と飲みに出掛けます。
木島は、無視された電話にイラつき、部屋で叫び、暴れていました。
「くそっ!くそっ…くそぉっ❗」

木島とは、微妙な関係は有りつつも、今思えば木島の作家としてのピークは、この辺りだった気がする…
結局、俺は何も出来なかったのだけど…


公園で娘と妻、家族で遊んでいる城戸がいました。
携帯が鳴り見てみると、東京にいるから一緒に飲まないか、という木島からの誘いのメールでした。

適当に誘われて行った合コンで出会った彼女と、付き合って1年で結婚した。
今は、穏やかな生活を送っている。

そして…
1話の、城戸と木島の2人が、バーで飲んでいる場面へと、戻るのです。

「娘は元気?名前、何だっけ?」
「はぁ?アヤカだよ!何回言ったら覚えるんだよ」
「ふふ…あんまり覚える気ないから」
なんだよそれ、と言って、城戸も笑っています。
「ったくお前は良いよなぁ、久住くん。高給取りの広告マンだろう。大人しく養ってもらえば?」
「そういう訳にはいかないさ。いつも帰りが遅いし、よく仕事の事で悩んでるみたいだし。お荷物にならない様に、僕も仕事を頑張らないとね」
「そっか…」
「僕だって、彼を支えてやりたいんだ」
そう言う木島を見つめる城戸。タバコをグシャっと、消しました。

あのタクシーの中…
「ちょっと飲み過ぎたかなぁ」


「大丈夫かぁ」
肩に持たれ掛かる木島に、気持ちが動く城戸。


不意に、あの日の衝動が甦った。


しかし、木島は目を開けて「ごめん」と言いました。
「いや、悪い…」

何やってんだ、ばか野郎。
俺達はもう、ベッドになだれ込んだりしないのに。

木島がタクシーを降りた場所は、久住のアパートの下。
城戸の窓に寄り、「城戸くん、またね。ま、た、ね」


木島を見つめる城戸の目は、慈しみに満ちていました。
「何かあったら、いつでも連絡しろよ。無理はするなよ、身体に気をつけて」

「元気で、また…」
「うん」


木島が、久住の部屋を訪れるのを、タクシーを待たせて見つめる城戸。
木島を見るや、彼を抱きしめる久住。
「会いたかった」


「僕も」
「中に入りましょう、どうぞ」
「お邪魔します」


城戸は、ただ切なそうにその場面を見ていました…
タクシーの中。

俺の胸の何処かにずっと、小さな炎が燻っているのだ。
あの頃、あの日々、燃やし尽くせなかったから…
たぶん、その炎は一生消えないだろう

「城戸さん、どうでした?」
「うん、変わらず」
「唯一の友達ですもんね」
「城戸?城戸は友達っていうか…」
木島を見つめる、久住。
「まぁ、そうだね。あいつくらいかも」
コーヒーを出しながら、何となく拗ねてる久住くん。「今、絶対何か思い出してた」
「えっ?」
「怪しい」す、鋭いぞ久住キョロキョロ

笑う木島は、「腐れ縁ってやつだよね」
「誤魔化した!」
何故か、笑いを堪えきれない木島を、久住は後ろから抱きしめました。


「どうしたの?」
「先生、やっぱり一緒に住みませんか?俺にとって貴方は、やっぱり特別な人だから。これまでも、これからもずっと」
木島は、久住の言葉を噛み締めます。
「言葉って大事だね。分かってなかったなぁ、作家のくせに…」



あああー消化不良ぉ

城戸さん、何故に結婚した!?

えっ?びっくり
だって、大人なんだから?
感情だけでは、処理できない理性やプライドがあるから?

そうだよね、これで良いんだよね!?

「好きだ」という言葉が、こんなにも重いなんてね。
若くて真っ直ぐな久住を、どんなに城戸は羨んだろうか?

と、自分に言い聞かせる…私。

いやぁ、たった6話しかないのに、よくぞここまで描いてくれた、俳優さん達も丁寧に演じてくれた❗

原作を知らなかった私は、毎週ドキドキハラハラ、そして切なくなっていました。

前作より更に、大人の色香のする、上質なBLでした。