2003年の青春映画です。
名作漫画『バナナフィッシュ』の原作者、「吉田秋生」さんの、こちらも漫画が原作。

高校生男女6人の、それぞれの視点から描かれるラブストーリーです。

鎌倉の海辺を舞台に、ちょっと影のある主人公「藤井朋章」を成宮寛貴くんが演じています。
  若い、綺麗、素敵ラブラブラブ
勿体ないですね、芸能界の引退…
彼の持つ、生まれながらの「影」のような物が、彼自身を壊しちゃったって所が、可哀想ですショボーン

で、成宮君は大好きですが、この映画で私が盛り上がるのは、藤井の中学の後輩「鷲沢高尾」役の石垣佑磨くんと、その同級生「緒方篤志」役の阿部進之介くんラブラブ
.阿部くんは関西弁の役ですが、とっても自然。そして石垣くんは、今よりずっと華奢で可愛い。


(6人が、なかなかに入り乱れておりますので、相関図をお借りしました)

そう、緒方は高尾が好き、その高尾は朋章が好き、と一方通行片想いショボーン
中学時代のバスケ部の先輩の朋章に、その頃からずっと憧れている高尾は、昔は面倒見が良く皆に慕われていたのに、今は悪い噂のある朋章を一生懸命慕います。

緒方も中学の頃、メガネを外した高尾に一目惚れしてから、何かと高尾の側にいるようになります。

そんな高尾の気持ちを知ってしまい、何かと先輩である朋章につっかかる緒方。

嫉妬心メラメラ🔥

しかし、押さえられない思いを高尾にぶつける緒方が、切なくていじらしい。

↑で、こちらが実写の緒方と高尾。
見上げるくらいの身長差って、やばいラブ
(↑原作漫画より)
高尾が、どぎまぎしてる感じが可愛い。

朋章は、元はお金持ちのお坊っちゃまなんですが、色々とあって家を出て、海辺のボロ家で生活しています。
海で理伽子(平山あや)と出会い、恋に落ちますが、朋章は卒業を待たずに、高校を中退して、鎌倉を出て行く決意をします。
実は、理伽子にも朋章と同じような傷を持っていて、二人は共鳴しあっているのです。

印象的な海辺のシーン。

しかーし、私の中の最高のシーンは、ここではないのです。


朋章が、街を出ていく。
悲しくて、高尾はただ涙を流す…
横にいる緒方は、そっと高尾にキスをする…

  くぅぅぅっえーんえーんえーんえーん
何て、何て切ないんだ。片想いってなんで、こんなに苦しいんだ!(なんで、画像が無いんだあせる

ここで、キュン死にいたします。

理伽子の妹、依里子(宮崎あおい)は、理伽子の親友、美紀(市川実日子)が好きで、美紀は理伽子が好き、っていう女の子バージョンもありますが、尾形と高尾が萌えすぎて、余り気になりません(いや、これはこれで切ないんです)
緒方と依里子の関係は、とっても良い男女の友情。これは少し憧れる。


何だか懐かしい感じのする、鎌倉の街と海辺。
そして、青春の真っ只中の6人の若者達。
映画の中の彼らは皆、自分なりで必死で生きる道を模索中なんですね。

同じ原作者の映画『街角diary』には、「朋章」という人物像が出てくるらしいですが、この彼なんだそう。(←私は映画、原作漫画共に未読です)

何気に、繋がったものなんですね。
憎い演出です。