私、「吉沢亮」くんが大好きでドキドキ Instagramで繋がった方から「美しい吉沢君がが見られるよ」とお勧めしてもらっていたので、やっと視聴。

あ、これ「岡崎京子」さんの漫画が原作で、漫画は読んだ事あったんです。
1993~4年にかけての連載で、当時はインターネットやスマホなんかない時代。
それぞれ、悩みや孤独やコンプレックス等を持つ若者達の共有した「秘密」によって、暴走が始まります。

映画は、時代を当時のまま、各登場人物のインタビューと言う変わった手法で作られています。
大好きな吉沢くんは「山田一郎」(古風な名前だなぼけー)という、学校ではいじめられ、そして自分が「ゲイ」である事を隠している役です。
主な登場人物は6人。
私は「山田くん」を主に語りたい。だって、吉沢くんが好きだからラブ


焼け焦げた部屋で、クマのぬいぐるみについて話す若草(二階堂ふみ)
マンションから、火だるまになった「何か」が落下していきます。
友人から聞きつけ、夜の学校に拘束され猿ぐつわをはめられた山田を助けに行く、若草。


朝、若草は観音崎(上杉柊平)を窓から見つけて、山田をひどい目に合わせた事を怒ります。
「真っ暗で寒いし。今度あんな事やったら、ぶっ殺すからね!」
観音崎と若草は、付き合っている仲です。

そして山田はホモだ、と噂があり1年の田島(森川葵)とカモフラージュの為に付き合っていました。
学校の裏で子猫を隠して世話している山田。それを見つめる若草。
(子猫と吉沢くんの、可愛さがっラブ

観音崎の家は、父親が浮気をして家族はバラバラになり、今は仮面家族です。若草にはその事を話してない、彼女もまた母子家庭です。若草と付き合いながら、ルミ(土居志央梨)とも浮気して薬をやる、どーしよーもない男。

山田に必要に暴力を振るう観音崎。

ただ見ているだけの取り巻きですが、観音崎の暴力性が増してきている事に、嫌気と恐怖を感じています。
全裸にされ、ぼこぼこにヤられた山田を再び助ける若草。
「ごめんまた…今晩ヒマ?僕の秘密の宝物を教えてあげる、見て欲しいんだ」

小さい頃はいつも、図書館でUFOの本を見ていた山田。ずっとイジメられ続けていた。現実離れした物が現れる瞬間が見たい。

夜、約束通り会う二人。
「皆、僕の事が嫌いなんだ」
「そんな事ない。女子に人気あるよ、可愛いとかミステリアスだとか…」
山田は、自分を苛める奴らを自分以上にひどい目に合わせてやりたい、いつもそんな事ばかり考えてる、と話します。そして若草に自分がゲイである事をカミングアウトします。
「付き合ってる田島さんには言ってない、ズルいけど」
二人は川原の藪の中へ行き、山田は若草に白骨死体を見せます。「自分が生きてるか死んでるか分からない時がある、でもこれを見ると勇気が出るんだ」

吉川(SUMIRE)は、山田達より1学年下でモデルをしていますが、自分を醜いと思っており、ひどい摂食障害を持っています。白骨死体を知っているもう一人の人物。
学校の屋上で、「あ、あの人ボール蹴ってる人が山田くんの好きな人。あの人が山田くんの、もう1つの宝物」と若草に教えます。

学校の裏の川原にあばら家があり、おじいさんが住んでいた。その人が死んで大金を藪に埋めて隠してる、と言う噂が広がっていました。

観音崎とルミのセックスの場面を影から見る吉川。


田島とデートする山田。
その時、噂を信じて空き地を荒らす生徒達を見つけて、止めさせようとします。そのには「宝物」があるから。
またもや、生徒達にぼこぼこに殴られ蹴られた山田を見つける若草。

夜、痛々しい姿の山田と若草、吉川は白骨を見つからないよう、埋める事にしました。

観音崎とセックスする若草、だけどとてもシラけています。
山田は、田島とのデートの後、ホテルで男に抱かれに行きました。
食べることを止められない、吉川。
みんな、何かしら痛い。

隠して飼っている子猫にミルクをあげた帰り、山田の好きな男子がサッカーをしていました。「山田くんは、好きな人に好きって言いたくならない?」
「なるよ、抱き締めてもらいたい、キスしたい、セックスもスゴくしたい」
でも、僕はあの人がいるだけでいいんだ。あの人がいて僕がいて、僕はあの人を見る事ができる。それだけでいいんだ。
あぁ、何て切ない片想いなんだぁえーん

ルミは、38歳の妻子持ちの男と付き合っているようです。その他の男とも、何人かと寝ていました。引きこもりの太った姉がいて、それがコンプレックス。愛とは何だろう…
観音崎に、「生理がこない」と打ち明けます。

山田は自分にまとわりつく田島を、鬱陶しく感じ始めています。デートの予定を色々話す田島に、声を荒げてしまいます。



山田は、藪へ行っても何か落ち着かなくなった、と若草に話します。「UFO呼んでみようよ、念じればいいんだ」

吉川は、保健室でサボっていた若草に、良いもの見つけたから見せてあげる、と誘い出し学校の裏に猫の死体の入ったゴミ袋を、若草に見せます。それは山田がこっそり飼っていたネコでした。
余りの酷さに若草は、吐き気と共に号泣し、吉川はごめんね、と抱き締めました。

ルミは、観音崎に中絶費用を要求します。寝ることしか考えてない、家族にも恋人にも愛されてないと罵声を浴びせ、観音崎はルミを暴力で黙らせます。「やめろ、やめろ…」

吉川の家に招待される若草。豪邸そして、テーブルの上には、ケータリングされた山のような料理が。「食べきれないよ」「大丈夫、私が全部食べる、あとから吐くから」

「若草さん、私の事嫌いになった?」
吉川は若草の事が好きだと、キスしました。

山田に、ルミの死体の事を話す観音崎。
「誰にも言うなよ」
「人を埋めるって大変なんだ。あと二人、若草さんと吉川さんを呼ぼう。前に埋めたことあるから」こんな時でも、観音崎は山田に若草との関係を聞きますが、
「なんもないよ、僕女性に性的な興味ないから。あと、君の事も嫌いだから大丈夫」

ルミは死んではいませんでした。家に帰ると、日記を勝手に読んでいる姉を見つけ、口論になり、姉からカッターで切りつけられ、血まみれになった彼女を母が見つけます。

川原に集まり、ルミの死体が無くなったとパニックになる観音崎は、若草に泣いてすがって謝ります。
三人の関係を問う観音崎に、「全部おまえのせいだ」と山田に殴りかかろうとし、それを押さえる若草は、藪の中で押し倒され無理やりキスされます。どこまでも、愚かでバカな男。

山田を想い、若草との関係を疑う田島は「死ね死ね死ね…」
そして、若草のアパートに放火しようとし、自分に火が移り火だるまになって、落下するのです。冒頭の火だるまは、田島でした。
「山田のせいだろ、あいつヤベエよ」

ルミが妊娠している事、姉がいる事さえ知らなかった。
若草は、アパートに居ずらくなり引っ越しを決めます。
手伝いにくる、観音崎。
でも、もう二度と会わないと若草は思っていました。

「生きているって、感じる事だと思う」
田島が死んで、ルミの流産を知った、それでも生きていきたい。
山田が若草に「ウィリアム・ギブスン」の詩を渡しにきました。


「最近、田島さんの幽霊を見た気がする。気配を感じる、でも嫌じゃない。死んだ田島さんの方が好きだ」
「山田くんは、死んだ人じゃないと好きになれない?」
「いや、あの人の事は好きだ。生きている若草さんも好きだよ。いなくなったら寂しい」

この街は 悪疫の時にあって
僕らの短い永遠を知っていた
僕らの短い永遠  僕らの愛
僕らの愛は 知っていた 街場レベルののっぺりした壁を
僕らの愛は 知っていた  平坦な戦場を
僕らは 現場担当者になった 格子を解読しようとした
相転移して 新な配置になるために
深い亀裂をパトロールするために 流れをマップするために
落ち葉を見るがいい
涸れた噴水をめぐること
平坦な戦場で 僕らが生き延びることを
by William Gibson『THE BELOVED』

やっぱり、吉沢亮くんは素敵キラキラ
痛々しい若者の心を繊細に演じていて、山田の儚さにぴったり。

久々に最近の映画を見たけれど、時代は1994年。
短い、青い春キラキラ