「Netflix」で配信されていて、いつも「あなたへのお薦め」リストに入ってきてたのですが、ゲイポルノ界の話し!?

いや、そんな興味ないし…

と、思ったら出演者がスゴい人達だと分かって俄然、興味が沸いてきて(笑)、誰も居ない日に見る!と決めて…
で、真っ昼間から見ましたよキョロキョロ

ポスター通り、主役はこの四人。

まず、左から2番目のパーカーを被った可愛こちゃん。ショーン役(ゲイポルノ俳優名はブレント・コリガン)のギャレット・クレイトン。
彼は今年、自らがゲイである事をカミングアウトしています。
左端のおじさん(おいおいえー)が、クリスチャン・スレーター!スティーブンというゲイポルノ制作のプロデューサー役。
あの耽美な吸血鬼映画『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』で、急死したリバー・フェニックスの代役でインタビュアー役だった彼です。
そして、右端の彼…大好きな『スパイダーマン』で、ハリー・オズボーンを演じた、ジェームズ・フランコラブ
(思わずハリーを貼り付け。カッコいい~ルンルン
彼は「バイパーボーイズ」というゲイポルノ制作のプロデューサー(スティーブンのライバル)ジョーという役です。
その隣が、ジェームズ演じるバイパーボーイズのポルノスター、ハーロー(キーガン・アレン)。

この映画、事実に基づくもので、主人公である「ブレント・コリガン」は実在しています。
未成年者で、ポルノ出演し(この時18歳だと嘘をついていたが、まだ16歳だった)瞬く間にスターになっていきました。
実際の彼の写真。可愛くないですか!?ポルノスターじゃなくても充分に成功出来そうですよねチュー

ブレント役の、ギャレットも可愛いカッコいいのですラブ

ゲイポルノ界のお話しなので、ムキムキ18禁ギラギラの男だらけで、見えるか見えないかのギリギリの行為の部分が多いです。
なので、最終回にやっとチュウキスマークとか、壁ドンで鼻キスとか、可愛いBLがお好きな方には、お薦め出来ません。
(覚悟がある方は、下へどうぞ↓)


ゲイポルノ制作会社「コブラ」の敏腕プロデューサー、スティーブン(彼は「キングコブラ」と呼ばれていた)に見いだされ、その世界のスターに成るブレント。
ビデオに出演し、生活の全てをみてもらうブレントは、母に嘘をつき夏の間スティーブンの元で過ごす事にします。
ネット界で人気者になり、収入も増えていく事に魅力を感じ、仕事として楽しむ彼。
それを疎ましく、嫉妬する「バイパーボーイズ」のジョーとハーロー。コブラに対抗するべく、色んな策を考えていました。
彼らは、制作と演者という関係でしたが、私生活でも恋人同士であり関係は強く、深く愛し合っていました。

ゲイポルノ界では、誰も知らない者は居ない程の知名度になったブレントは、スティーブンの理想でありブレントに執着し、半ば強引に関係を結びます。
しかし、ブレントはスティーブンから独り立ちしたいと思い始め、スティーブンの家を出で母の元へ戻りました。

自分のキャリアさえあれば、何処でもやっていけると考えていたブレントでしたが、芸名の「ブレント・コリガン」は、スティーブンに登録商標されていて、使えませんでした。
どの事務所も「ブレント・コリガン」 として使いたいのです。
有名になり過ぎてしまった彼は、違う名前での出演などあり得なかったのです。

そこでブレントは、スティーブンに報復するべく、最初のポルノ出演の時、実はまだ未成年だった、と暴露します。(身分証も偽造だった)
警察の捜索が入り、テレビにも取り上げられ、母にもバレてしまい、スティーブンと共にブレント(ショーン)も名声を失いました。

そんなブレントは、バイパーボーイズの二人に一緒にやらないか、と声を掛けられます。
しかし、やはり「ブレント・コリガン」の名が必要だと言い、3人の相談は上手くいきませんでした。「あいつさえ、何とかなれば…」
この時ハーローは、自分の名は本名で、家族はジョー以外に居ない、ジョーは昔は牧師だった等と昔話しを語ります。

ジョーは、スティーブンに電話で、ブレントと一緒にやりたい、と持ち掛けますが、成す術なく話しも聞いてもらえません。
「あの、クソ野郎!」

スティーブンは、どうしてもブレントが忘れられません。ある日電話をして「和解したい」と言います。
するとブレントも「そうしたい」と言ってきたのです。弁護士にお前が納得する様な契約書を作らせる、とスティーブンは約束しました。

ある日、スティーブンの元にダニーと名乗る男がオーディションに来ました。
若く美しく、鍛えられた肉体を持つ彼を一目で気に入るスティーブン。
しかし、ダニーはハーローでした。油断したスティーブンを後ろからナイフで何度も何度も切りつけ、殺害したのです。
様子を見に来るジョー。「ここまでしなくても…」と思わず言葉が出ますが、よくやったな、血を洗って家に火を付けよう、と証拠隠滅を企みました。

火事の起きたスティーブンの遺体は、首を切られ殺害されたものと分かります。
真っ先に、彼と揉めていたショーンが疑われますが、彼は「ジョーとハーローの仕業だ」と警察で話し、隠しマイクを忍ばせ、証拠の言葉を取る為、二人の元へ向かいます。

邪魔者はいない、良い作品が作れそうだ、と乾杯する3人。ハーローは「あいつが倒れて行くのが嬉しかった」昔、継父に性的虐待を受けていたのです。
そんな会話の録音を、警察に渡すショーン。
間もなく、パトカーがたくさん来て、車に乗り込んだジョーとハーローを取り囲みます。
ジョーは「何があっても愛している」とハーローに言い、ハーローも「死ぬほど愛しているよ」と言ってキスをします。
二人は捕まり、別々のパトカーに乗せられて行きました。見つめ合う二人。(この場面で、アベマリアが流れる、メロドラマみたい)

ジョーとハーローは、真剣に愛し合っていました。ハーローがとても欲しがっていたオープンカーを洗車している時、
「他の男に譲るくらいなら、俺を殺す?」とハーローがジョーに聞く場面、「試してみるか?」とじゃれあったり、
パトロンの相手をさせられるハーローに向かって「唇のキスは禁止、アナ○は使わない」と約束させたり、
またビデオ撮影で、相手の男が継父に似ていると、震えて逃げ出した時「俺はずっと側に居る、お前を守る。心配するな、怖くない」とハーローを抱き締めたり。
スポットを当てるべきは、ここですよ、ここ!この【二人の愛】ですラブラブ
継父にレイプされ、家族には見捨てられたハーロー、敬虔なクリスチャンの家に生まれ、ゲイであることに引け目を感じ続けていた元牧師のジョー。
捕まる直前、ジョーはハーローに「俺の家族に会ってくれ今度、教会で」と言っています。
これって、プロポーズだよね!?えーん



その後ブレントは、自らがプロデュースしたゲイポルノを撮影しています。
口調が何やら、スティーブンにそっくりなのです…


この映画、ジャスティン・ケリーという監督の作品ですが、これの前に『アイ アム マイケル』という作品を撮っています。
その映画の主人公「マイケル」も、ジェームズ・フランコが演じてるんです。

何故、この様なインディーズな作品(しかもどちらもゲイ役)に続けて出演しているのかな?
と、少し不思議に思いましたが、やっぱりカッコいいジェームズ・フランコビックリマーク