この映画に関しては、私のブログを読んで下さってる方には、もうレビューなど要らないでしょう。
私たちにとっては、バイブル的映画ですからおねがい

ガイ(ルパート・エヴェレット)が初めてハーコート(ケイリー・エルウィス)を見初める、最初の場面。美しいキラキラ

ハーコートをデートに誘い、母親の再婚でパーティーに出た後、ハーコートが約束のレストランに来る場面。
ハーコートを待つ、ガイの美しい横顔と、ガイを見つけた何とも嬉しそうな可愛い過ぎるハーコート。
「勇気があるね」
「来ないと思ってた?」
「来てくれたらいい、と思った」
「…来たよ」ラブラブラブラブラブ

デートの帰り、夜中になってしまったハーコートを寮の門まで送って来た時の二人ラブラブ
この後、自分の寮に雨樋を伝って戻ったガイは、
「恋をしたよ」
「今度こそ本当の恋さ、遊びじゃない」
ガイの1番の理解者であり、親友であるジャド(コリン・ファース)
すっかり恋に落ちてしまい、ハーコートのストーカー(笑)の様になるガイ。人目を憚らず、双眼鏡や窓からハーコートを眺め、ある時は手を振ったり❗
制服の着崩し方も、お洒落な英国人。

月夜のボートでの逢い引きラブラブ伝説のシーンでもあり、映画史に残る美しき場面❗(完璧に自己満足爆笑
「チャンス!」
とジャドを襲う振りをするガイ(ひぇ~チュー
この二人は「ブロマンス」的ですね~。ファウラーの代表(GOD)入りを阻止するため、ガイはジャドに思想を曲げてくれと、代表入りを頼み、最終的にはジャドもそれをガイの為に承諾するのですから。
でもね、ガイの若さゆえの甘さ、そしてハーコートへの純粋な愛、パブリックスクールの特権階級の優遇、そして同性愛者への偏見と差別の為、ガイは自己破滅…
「もう一生、女は愛さない」

が『アナザー・カントリー』
で、そこから『イミテーション・ゲーム』にも書いた「ケンブリッジ・ファイブ」に繋がるのです。
(英国ニュースダイジェストより)

ファイブなのに、4名しか名前が書かれてませんが、最後の1人が『イミテーション・ゲーム』に出てきた「ジョン・ケアンクロス」と言われています。
ケンブリッジ大学には当時「アポスルズ」(使徒会)と言われる秘密結社があり、その中には同性愛者や両性愛者が多数おり、既存の価値観や社会的概念に捕らわれない、自由な考え方の若者が集まっていました。

映画『裏切りのサーカス』や、BBCのドラマ『ケンブリッジ・スパイ』など、その後の彼らのスパイ活動が描かれている作品もあります。

アンソニー・ブラントとガイ・バージェスは同性愛者、ドナルド・マクリーンは両性愛者だったと言われています。
『イミテーション・ゲーム』で、アランを同性愛者だとジョンが見破れたのは、近くに同じ人達がいたから、なんですね~ニヤリ