茶髪でパーマを掛け、保護者からヤンキー?と思われていた幼稚園の先生が私の初恋。
小学生になっても、その先生に会いたくて頻繁に幼稚園を訪れた。
いつもなら私に大きく手を振ってくれた先生がいない。
他の先生から聞かされたのが、〇〇先生は結婚をして幼稚園を辞められたこと。
私のファーストキスは中学1年の時、ヤンチャな女の子で校則に反し髪を染めパーマを掛けていた。
初めてエッチをしたのは高3の夏休み、相手はバイトで知り合った歳上の女性。
社会人になって付き合った彼女とデートをしていると、元カノとバッタリ会い、元カノに笑われた。
なぜなら、元カノとその時、付き合っていた彼女の見た目が、瓜二つだったから。
社会人8年目、30歳になった私は男友達に結婚の報告をすると、男友達に「どうせ茶髪のヤンキー女だろ」と言われた。
大学を出た私が働いたのは児童施設、そこで知り合ったのは茶髪のヤンキー女だった妻。
児童施設で働くようになると、子供を相手にする仕事は向いてないことに気づいた。
そのことを妻に話すと、「辞めても良いのよ」。
私が仕事を辞めることに妻が反対しなかったのは、私が働いた児童施設は薄給(給料が安い)だったから。
同じ職場で共働きだったため、薄給でも食べて行くことは出来る。
しかし、子供を育てるには、もう少し稼げる仕事に就きたかった。
私、「僕には、どんな仕事が向いていると思う?」
妻、「お金を稼ぐには、残業がある仕事が良いんじゃない」
私のキャリアが活かせ、かつ、残業がある仕事は介護職だった。
妻に介護職の採用面接を受けることを話すと
妻、「良いんじゃない。需要のある仕事だから」
紹介してもらった介護施設に採用面接について問い合わせると、「働きやすい格好で来て下さい」と言われた。
児童施設で8年も働くと、スーツの類は処分してしまったため、「働きやすい格好で来て下さい」と言われ助かった。
私、「〇〇(児童施設)で働いていた時の格好で良いよね?」
妻、「良いんじゃない」
介護施設の採用面接を受ける当日
妻、「送って行こうか?」
私、「助かる」
児童施設と違い、介護施設には車を沢山停められる大きな駐車場がある。
採用面接を受ける介護施設に着くと
妻、「待ってようか?」
私、「そうしてくれると助かる」
介護施設に車を沢山停められる大きな駐車場があるのは、通うのに不便な場所にあるから。
児童施設と同じで、介護施設も利用者が勝手に出られないよう、施設にカギが掛かっていた。
玄関チャイムを鳴らしても、中々出てくれないのは児童施設と同じ、忙しいのだ。
何回も玄関チャイムを鳴らすと、ようやく私に気付いてくれた。
鍵を開けてくれたのはジャージ姿のオジサン。
ジャージ姿のオジサン、「ごめんね遅くなって」
気さくなのは、児童施設と同じ。
オジサン、「入ったら、除菌をしてね、検温をするから」
これも、児童施設と同じ。
職員が集まる事務室に連れて行かれると
オジサン、「ちょっと待ってね」
暫く待つと、現れたのは、先ほどと同じオジサン。先ほどまでと違うのは、下のジャージがスラックス(ズボン)に変わったこと。
採用面接を受ける前に渡されたのがオジサンの名刺、それには施設長と書いてあった。
施設長(オジサン)、「高齢者と一緒に生活をしたことはある?」
私、「あります。結婚をするまでは、祖父母も一緒に暮らしていました」
施設長、「だったら問題は無し」
私、「・・・」
施設長、「今日から働ける?」
私は採用面接を受けた日から、介護施設で働くことになった。
施設長に案内されたのは、利用者さんが食事をしたり、寛ぐことが出来る食堂兼居間。
施設長、「はーい注目。今日からここで働くことになったAさんです」
私、「はじめましてAです。今日からお世話になります」
児童施設だと、「何歳?」、「どうして働くの?」と色々聞かれるのだが、
介護施設では、「・・・(シーン)・・・」
施設長、「耳が遠いだけだから、気にしないで」
施設長、「食事のサポートをしてくれる?」
私、「はい」
と返事はしたものの、今まで高齢者の食事のサポートを経験したことは一度もない。
経験は無くても、他のスタッフさんがしていることをマネれば良いだけ。
施設長、「センスあるね」
私、「本当ですか?」
児童施設では、子供にお世辞を言うことはあっても、上司らから褒められることは無かったため、お世話と分かっていても嬉しかった。
施設長、「手付きが良いよ」
食事のサポートの手付きが良いのは、児童施設で幼児に食事のサポート経験が豊富にあるから。
施設長、「無理に食べさせたらダメだよ」
私、「はい」
無理に食べさせたらダメなのは、介護施設であろうが児童施設であろうが他の職業であろうが同じこと。
1人の食事サポートに時間が掛かるのは、介護施設も児童施設も同じ。
違いがあるのは食後。
介護施設では、利用者さんにクスリを飲んでもらわないといけない、これがメッチャ厄介。
私、「お薬を飲みましょうね?」
利用者さん、「・・・」
食事の時も、クスリを服用してもらう時も、利用者さんから離れることは出来ない。なぜなら、誤飲の恐れがあるから。
利用者さん、「(クスリは)飲んだよ」
私、「だったら、次は歯を磨きましょう」
歯磨きは児童施設で何度も経験がある。
歯磨きのために、利用者さんを洗面所まで連れて行こうとすると
施設長、「〇〇さん(利用者)、クスリ、飲んでないでしょ!」
利用者さん、「飲んだよ」
施設長、「胸のポケットに何が入っているの?」
利用者さんの胸のポケットには、飲まなければならないクスリが1錠も飲まれること無く入っていた。
利用者さんがクスリの服用を嫌がるのは、大して食べてないのに食事でお腹が一杯だから。
ベテラン介護スタッフ(女性)、「△△さん(利用者)、他人のクスリを飲まない!自分のクスリを飲みなさい!」
児童施設では、他人のお菓子をつまみ食いする子供はいても、他人のクスリを欲しがる子供はいなかった。
そもそも、児童施設では、子供が見えるところにクスリを置かなかった。
ベテラン介護スタッフ(女性)、「誰か、お願い」
ベテラン介護スタッフが助けを呼んだのは、利用者さんが便意を催したから。
便意を催したら、待ってられないのは高齢者も幼児も同じ。
私、「・・・」
施設長、「・・・」
ベテラン介護スタッフ、「・・・」
皆が呆気にとられてしまったのは、便意を催した利用者さんが、皆のいる食堂兼居間で用を足してしまったから。
意図しないことは児童施設でもあったのだが、幼児と大人では便の量と匂いが大きく異なり、窓を全開にして換気しても、便の匂いは暫く消えなかった。
児童施設にも、予備のオムツはあった。
介護施設にもオムツはあるが、大人が履くだけあり大きい。幼児が履くのと違い、カワイイ絵柄は付いてない。
施設長(男性)が笑って見ているのは、男性の利用者さんが女性の介護スタッフの体を触るから。
このようなことは、児童施設でも度々あった。
施設長、「今月は3人辞めたから大変なんだ」
離職率が高いのは、児童施設も同じ。
採用面接を受けに来ただけなのに、初日から残業をすることになり、私の帰りを駐車場で待つ妻にメッチャキレられた。
忙しいのは介護施設も児童施設も同じだが、決定的に違うのは、児童施設は子供の成長に伴い手が掛からなくなるのだが、介護施設では日に日に手が掛かるようになる。