タイトルが9から8に変わりまし
ゴメンナサイ

無治療の軌跡の続きから

あの頃の自分を思い出すと、何と愚かな自分だったと
思えてなりません。
過去から一歩も踏み出せず停滞。

読んだ本の全てを否定するつもりはないけれど
治療をほったらかしにしてこの本全てに傾倒するのは危険。
先ずは目の前の病と真摯に向き合い治療すること。
治療から逃げてはいけない、順番を間違えてはいけない。

あの本をフンフンと読み進めながら、大きな宿題を抱え込み
あの著書に書かれてるよう、乳がん患者でない自分を装い
続けようと必死でした。

あの手の本によく書かれてるのですが、
がんから生還した人達の殆どは、自身ががん患者で ないよう
もう完治したように自分を装っている。
いえ、装うのではなく、まさにそのように生きようと
必死でした。苦しかったよね、あの頃の私。

どう考えても無理があります。乳がんと告知された人間が
さも完治したように振る舞うなんて。

いつの間にか私の乳がんになった理由探しは、乳がん
ではない自分になろうという姿に変わっていったのです。

偽りの自分を演じ続けていたのですね