先週14日(水)からハラベェンの治療がスタートしました。
効果の程は、まだ分かりません。ただ、少しでも効果の
あることを願うばかりです。今はそんな心境です。

さて

少し前、先月のこと

11月23日初めて高校の同窓会に出席しました。
仲の良かった友人同士で行う同窓会とは違って、学校で開催
する同窓会。高校の50周年記念の同窓会です。
母校を最後に訪れたのは、いや、訪れたと云うより
フェンス越しに2年の時の担任、N先生を見かけ立ち話を
しただけ遥、はるか昔の20代の頃
だから校門をくぐり抜け、母校を訪れたのは卒業以来です。

私は地元から、少し離れた地域のカトリックの
ミッションスクールの女子高校に通ってました。私の住んでる
地域から通う人も少ないので、私は自分の住んでる地元の
同級生との付き合いは殆ど皆無です。いつも1時間かけて
家事のお手伝いにやって来てくれるTちゃんとYちゃんは
高校時代からの同級生。

私は、もし時間が戻るのならば、タイムスリップできたの
ならば、あの高校時代に戻りたいと、そう思う事が
よくあります。ミッションスクールの女子高
当然の如く校則がとても厳しく、そして
普通の共学の高校と違い、少し特殊な環境だった高校時代。

勿論、高校時代以外も楽しかった時は沢山ありますが
高校時代は他と違う何か、特別なモノがあるように
感じてしまいます。私にとっては宝石のようにキラキラした
高校時代、あの頃はそんなふうに思ってなかったけどね。

今回初めて高校の同窓会に出席しようと思ったきっかけは、
3年の時の担任の先生の講演会があったからです。
その担任の先生はシスターA、教科は現国。
シスターや、他の先生の中でも人気のある先生でした。
私の卒業後、校長先生も務め、現在は引退されて修道会の
代表をされています。

シスターA、当然の如く同窓会では一番の人気者でした。
多くの卒業生がシスターAを囲み、写真撮影をしてました。
(私もその中の一人ですが)

今の思えば、シスターAとの出会いが本好きに拍車をかけたの
だと思ってます。一番印象に残っているのは三浦綾子の著書
『道ありき』授業中だったのか?HRの時間だったのか?
記憶が曖昧ですが、この本の話を時間をかけて話していた
ことを覚えています。三浦綾子は敬虔なクリスチャンで、
シスターAがクリスチャンとなり、シスターになったのは
この三浦綾子の影響をもあったようです。

3年生は図書委員をいていたので、せっせと図書館へ通い
次読む本は何がいいかと司書の人とよく本の話をして、
あの頃は背伸びをしていたのか、純文学を読んでいました。

シスターAの話で初めて知った三浦綾子の『道ありき』も
読みましたね。多分彼女の著書をいろいろ読んだと思いますが
覚えているのはこの『道ありき』と『塩狩峠』高校時代に
読んだ本、数十年経過した今、再び読むのもいいかなぁと
思っています。特に『塩狩峠』、あの犠牲的精神がどうしても
私には理解できなくて、今の私が読んだら又違った感想が
現れるのかもしれません。

50年前の1回生から昨年卒業した50回生が一同に集まった
同窓会。記憶の底に埋れていた楽しかった日々が一瞬にして
蘇ります。

将来のこと何も考えてなかった能天気な女子高生。
親にしてもらうことは何でも当たり前だと思っていた。
もっと親に感謝していれば、もう少し真面目に勉強していたら
思うこともあるけれど、あの頃は幸せな日々を過ごし
かけがえのない大切な友人と出会ったのも高校時代。

初めて出席した同窓会、高校時代に思いを馳せた一日でした。



ぴょん
『ぼく、小顔のはずだったんだけどにゃあ』