今日の中日新聞の一面にの見出し
『超高額抗がん薬投与急増』『保険制度破綻の恐れ』

超高額抗がん薬は、TVのニュースでも取り上げられてる

『オブシーボ』
(オブシーボの説明はリンクで読んでね)

新聞記事を以下に抜粋しました。

・小野薬品工業が製造販売するオブシーボ、体重60キロの
肺がん患者が使用すると年間約3500万かかる。

・オブシーボは一般の抗がん剤と異なり、免疫力を引き出して
がんをやっつける仕組みなので、長く効くと云われている。
1年以上治療が続らしい

・オブシーボの効き目のある人は約2割と云われているが、
誰に効いて誰に効かないのかは、投与してみなければ
わからない。そして、どのタイミングで治療をやめるのか
見極める判断が難しい』

・国の医療費は2013年度に40兆円を突破し、
このうち薬剤費は10兆円。勿論、医療費は年々増加している。

・国内の肺がん患者は推定13万人、うち新薬が保険適応される
肺がん患者は10万人。この半分の患者がオブシーボを使うと
年1兆7千5百億円になるという試算がある。

・患者数の多い種類のがん患者にも保険適応が広がると
膨大なきんがくになり、国の保険制度が維持できなくなる。


オブシーボは確かに再発、治療薬がなくなったがん患者に
とって、最後の頼みの綱になるのかもしれない。
自分はもしかしたら、2割の中に入るのかもしれない。
重篤な副作用も少ないときいている。
(本当のところはまだ分かってないのかもしれない)
私が保険適応の肺がん患者だったら……………
きっと治療を希望するだろう。

オブシーボ、問題は山積みのようです。
乳がんの私には関係ないような話だけれど、違う。
私自身も高額医療費の恩恵をうけている。
アバスチンが高額。
パクリ+アバスチンの治療で1回243,450円
月2回~3回なので平均すると、おおよそ70万。
高額医療費の制度がなくなると、3割負担で月21万自己負担
になってしまう。流石に払えない。治療ができなくなる。

現在の国の保険制度が崩壊してしまったら、多くの人達が
医療難民になってしまい。医療格差ができる。
お金のある人だけが、望む医療が受けられる。

TVのニュースで医療関係者がこんなことを言ってました。
『オブシーボは高額医療費除外で3割負担にしたら』と
『オブシーボを使いたければ、約1000万自己負担にしたら』と

確かにそれも一理ある。

こんな意見もありました。
日本の保険制度は平等に医療のサービスが受けられる
(格差社会になってきてるので一概に云えないけど)
これが崩壊してはならない。高い薬剤にも問題がある。
医療は利益だけを求めてはいけない。と

実は薬剤の金額を決める会議は非公開で高騰する本当の
理由は分かりにくい。
オブシーボの登場は、希望の治療薬なのかもしれないけれど
この国の医療制度を崩壊させるかもしれない危険も併せ持つ。

難しいことはよく分からないけれど、見切り発車されたように
思えるオブシーボ、製薬会社との不透明な何かも?あるのかも
しれない。しかし、一番頭を抱えるのは医療現場だろう。

最後の頼みの綱として
2割に入るか、8割になるのか?見極めが難しいだけに
それは患者にとって残酷な結果になるのだろうか?

以下の記事も参考にどうぞ(長い記事ですよ~)
コストを語らずにきた代償


最後にお知らせ

今日、調剤薬局で処方箋の薬を受け取りに行ったところ、
お薬手帳を持っていくと、薬代が少し安価になると言われ
ました。最近ずっとお薬手帳提出してなかったので、
これからは必ず持って行きます。微々たる金額かもしれ
ませんが、医療費削減に少しでも協力しないと。





ぴょん
『猫カン、チョーダイ、チョーダイ、待てにゃいにゃん』