先週半ばから風邪をひいてようで、大事をとって仕事を休んで
いたけれど、週末一気に悪化、一時期は咳がひどくて息をする
のも苦しくて大変でした。現在は少し咳も治まりましたが
昨日迄は熱が下がらず、39度辺りをウロウロ
流石にほとんど起き上がれませんでした。

おまけに昨日我が家にノラ猫が不法侵入、午前中早くから
ぴょんが異常に興奮して怒っているなぁ、と思ったけれど、
こちらは風邪で重病の身、起き上がることも大変。
いつも我が家の庭を訪れ、我が物顔で居座っている、例の
黒いノラ猫を窓越しに威嚇して怒っているんだろうと思い、
私はそのまま寝ていました。

そして昼過ぎ漸く起き上がり、部屋から出て階下へ行こう
と思ってドアを開けたその時、一瞬、フサフサとした黒い
シッポのようなものが目の端を横切り、その後ドドドッという
足音と共に通り過ぎていきました。
『まさかぁ~』アレは黒い猫、いつも我が物顔で我が家の庭に
不法侵入しているアノ黒い猫、とうとう部屋にも上がりこんで
きた~。私は追い出そうと思い追いかけたけれど、
あっちの方が逃げ足は早く、1階ではぴょん怒りで唸っている。
アノ黒い猫、ぴょんよりガタイは大きく、多分1.3倍。
残念なことに、ぴょんはお坊っちゃまニャンコゆえ、喧嘩も
弱い。

何とかして追い出さなくてはと、私は老体イエ、風邪で弱った
体にムチ打ちながら、追っかけっこしながら、何とか追い詰め
と、そこにぴょんが精一杯の虚勢を張って怒っていた。
その時私は何を血迷ったのか、そんなぴょんが可哀想になり
ぴょんを抱き上げようと手を出してしまった。

『ガブッ!』
『痛~い』

飼い猫に噛まれてしまいました。思いっきり、左手を

血がポトポト落ちる手を庇い洗面所に走り、暫く流水で
洗い流し、応急処置をしたけれど、ぴょんの歯型は
酷くないところも含めて6箇所。

出血は暫くして止まりましたが、私の可哀想な左手は、
パンパンに腫れ上がってます。
それに痛くて全く使い物になりません。

昨日は風邪でフラフラに加えて、パンパンに腫れ上がって
痛い左手、何することもできず、買い物すら行けない。
お一人様の病気は辛い。そんなところに…………………

救世主登場

私のブログを読んで心配していた友人が電話で風邪を
ひいてることを知り、お見舞にきてくれました。
はるばる1時間以上の時間をかけて、本当にこの時ばかりは
どんなに感謝したことか、

私は友人にいつも週末に買わなくてはならない母の
食料の買い出しを頼み、自分のために風邪薬を買ってくるよう
お願いしました。

酷い風邪で寝込み、飼い猫に噛まれるはと何という不運続き、
しかし持つべきものは友達と、改めて感謝した一日でした。

20日から始まる予定の抗がん剤治療、多分無理でしょうね。
今の状態じゃぁ、私の体、ボロボロですから。
確実に一週間先に伸びるでしょう。
そんな間にもがん細胞は、増殖し続けるかもしれませんが
そんなの今のうち、後でガツンといきますからね~
抗がん剤治療は万全の体調、体制で向かわなくては
なりません。先に風邪ひいて、にゃんに噛まれて?ヨカッた
かもしれません。
ちょっと自分の体、過信していたようです。

『楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する』
新しいことを成し遂げるには、まず「こうありたい」という
夢と希望をもって、超楽観的に目標を設定することが何よりも
大切です。しかし、計画の段階では、
「何としてもやり遂げなければならない」という強い意志を
もって悲観的に構想を見つめなおし、起こりうるすべての
問題を想定して対応策を慎重に考え尽くさなければなりません。
そうして実行段階においては、「必ずできる」という
自信をもって、楽観的に明るく堂々と実行していくのです。

これは私の会社でもよく使われる稲盛和夫氏の言葉です。
勿論仕事の場で使われますが、がん治療においても、正にこの
通りだと思います。そして今の私には特にこの言葉の
『悲観的に計画する』が抜け落ちてるようです。

再度仕切り直しで治療に向かいます。

お見舞にきてくれた、Tちゃん、Yちゃん、心配して電話くれた
Sちゃんありがとうございます。


最後になりましたが、ことの発端の黒いノラ猫は、
私が噛まれた後、尻尾巻いて外に逃げていきました。




ぴょん:一応反省のポーズで