新年の挨拶が遅くなりました。
あけましておめでとうございます。

一昨日の診察の待ち時間。1月4日にCT検査、
1月6日、この日検査結果で今後の治療を決める日でした。
小心者の私は心臓バクバクです。
なるようにしかならないと開き直ってみたものの

悪化は自覚しているのに、やっぱり現実と向き合うのは
辛いですね。余命宣告を受けるわけじゃあないのに、
まだ治療法はあるのに、逃げてます。そんな中

隣でヒソヒソ話している他の患者さんの声が……………
何気ない会話、その声に私の耳がピクリと反応。
『全部自分の責任なのに、全部自分の責任なのに』

そう、『全ては自分の責任』私の頭の中でこの言葉が
グルグル回ってます。

体調が悪くなると、どうしても後悔つきまとい
あの時無治療に走らなかったら、乳がんから逃げてなかったら
知人のアドバイスに全信頼を寄せて、耳を傾けてなかったら
私の後悔はエンドレスで自分を責め続けています。

そして今回の検査結果、覚悟していたものの、少しキツかった。
右乳房、左乳房悪化、肺転移、ここまでは想像していた
けれど、今回は肝臓転移。とうとうきたか、という感じです。
それから胸水もかなり溜まり、(確かに直ぐに息が上がります)
主治医からは
『苦しいなら胸水抜きますか?今日からでも入院できるけど』
と聞かれました。
取り敢えず保留、私は治療で良くなればと期待をかけてます。

そして肝心の今後の治療、ここまできたら、抗がん剤治療を
するしかなく主治医の提示は

1.タキソール+アバスチン
2.ハラヴェン
3.アンスラサイクリン系 AC又はEC
4.ドセタキセル
5.TS1(飲み薬、脱毛なし)

決めるのは自分
主治医は『どうします?』と私に問い
私はしばらく考え込みます。

どれにしよう?効く効かないはやってみないと分からない
仕事のことも考えて、飲み薬のTS1にしようかと迷ったけれど
タキソール+アバスチンは、初めての治療法を決める時の
第2候補でした。結局あの時はゼローダ+エンドキサンに
決めましたが、一番の理由は直ぐに治療をしたかったから
それから費用の問題がありました。1ヶ月3割負担で確か約80万
高額医療の補助が受けられるので、最終的には約9万の
自己負担となるけれど、流石に80万も建て替えるのはと
そういう理由でゼローダ+エンドキサンにしました。

今回は

う~ん、TS1にしようかと最後まで迷い、でも逃げで決める
のはやっぱりよくない、そう思い直し
タキソール+アバスチンに決めました。自分の何となく
コレだという感性に従って
1月20日から始めます。

あの時は知らなかったのですが、実は私の務めている会社の
健保組合は、高額医療の自己負担は確か約2万5千円なのです。
事前に申請すれば、建て替えずに自己負担額の約2万5千円
だけ払って治療が受けられます。この制度が利用できるのは
とてもありがたいことです。

年末から新年にかけての休みの間、ずっと悩み続け、
悶々とした日々を送り
今後の治療をどうしようか?
今の体調で仕事は続けられるのか?
仕事を辞め治療に専念して、体を休めた方がいい?
そして肝臓転移発覚、ど~んと落ち込んでいた一昨日

散々悩んでいたけれど、やっぱり仕事は続けます。
体に負担はかかるけれど、仕事をしている間は病気の事を
意識しない。沈んだ自分の気持ちを、モチベーションを
上げることもできます。
一昨日の検査結果を聞いた後、家でずっと暗くなってましたが
今日会社で仕事していたら漸く気分も変わり、今後の治療を
前向きに考えることもできました。
勿論、収入の事もありますが、何より自分の気持ちを良い状態
に保つこと、今の私にとって一番重要な事なのかもしれません。

漸く復活できたようです。

リコメもう少しお待ちください。





ぴょん『ちくわ、最近ご無沙汰してるにゃあ』
ちくわはドクターストップになりました。