少し前、夜のニュース番組で介護と就労を取り上げていました。
介護離職を無くそうという政府の方針が最近打ち出された
影響もあったからでしょうか?
多くの場合、介護で就労が難しくなり、離職。その後生活に
行き詰まり不幸な結果を招いてしまうことになる。
介護休暇という制度もあるが、まだまだ普及していなく又、
育児休暇に比べて、賃金補償も低い、途中から観たのですが
そんな内容でした。

一般的に介護と就労の両立は難しいようで、TV放送にによると
昨年のデータですが年間10万人が介護を理由に離職されてる
そうです。当然の如く、年齢は50代が多く又、男女の割合は
圧倒的に女性が多いようです。

この数字だけでは、主たる生計を建てている人の離職は何人
かは分かりません。これはあくまで私の想像ですが、
多くは生計を助けているパート勤めの女性が多いのでは
ないかと思われます。因みに私は50代の女性、主たる生計を
半分担ってます。

私の母は要介護3です。主な既往症は認知症。
但し認知症でも脳血管性の為、アルツハイマーより進行は
遅いです。年齢も90近いので、年相応な物忘れの多い衰え
といえばそうかもしれません。
母の状態ならば普通は要介護2が妥当なのかもしれません。
介護度が高くなった理由は、耳が遠く、意思疎通が難しい
ことが加味されたのだと思われます。ただし筆談は可能です。
短期記憶はダメですね。食事をしたことを忘れてしまい
夜中に起きて、もう一回晩ご飯、お風呂とかもありました。
10分、20分前のことは殆ど忘れてしまいます。

母の使える介護サービスの限度額は、269,310円/月です。
(要支援1~要介護5まで、介護度により使える介護サービス
で使える限度額が異なります。)
我が家はほぼ満額、介護サービスを利用しています。
基本は1割負担(今年の8月から収入により2割負担の方も
みえます。但し自己負担金額の上限があるので、一律2割負担
になるわけではありません)

【らむまま家の介護サービス利用状況】
・3回/週ディサービス
・月~金夕方のヘルパー 60分
・3回/週のディサービスの朝送り出しヘルパー 30分
・レンタルの手すり2箇所設置
自己負担金額のは実費負担も含めて、約45,000円/月です。
(ディサービスの食費とオヤツ等々は、介護サービス対象外
なので自費負担になります)

この介護サービスを利用できなければ、私は朝早く出勤
夜遅くに帰宅する今のフルタイムの仕事を続けることは、
できません。

しかし私は乳がん患者でもあります。私自身の医療費が
かかります。今は治療薬はフェマーラだけ
それ以外に別の病院にも通院しているので、私の医療費の
自己負担は約25,000円/月です。親子二人で7万円。
改めて計算してみると、高いよなぁと

私の乳がんの治療は多分死ぬまでエンドレス。
自業自得だから仕方ないといえ、治療を続ける為には仕事は
辞められない。私が仕事を続ける為にも、認知症の母の為にも
介護サービスを利用する事は不可欠です。

実はとうとうフェマーラの効き目が怪しくなってきました。
わずかであるけれど、ジリジリ上がってきている腫瘍マーカー
先月迄は上がりつつも正常範囲内、多分今月の受診時は
正常範囲、突き抜けるでしょう。
右肺に胸水が溜まっているのはほぼ確実、走ると苦しいです
から。相変わらず咳もでてます。
今回は原発巣の右乳房の悪化だろうと思います。

前回受診の時、主治医に来月も腫瘍マーカーが上がっていたら
CT撮って調べることにしましょうと言われています。
まだ使えるホルモン剤はあるので、ホルモン剤が使えるうちは
ホルモン治療で行く予定ですが、今回の進行具合によって
決まるでしょう。

今の私は治療を続けながら働くことが不可欠です。
がん患者の介護と就労、今保たれている微妙なバランスが
崩れてしまわないことを願うばかりです。




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