先月の突然の川島なお美さんの訃報、北斗さんの
乳がんの報道、衝撃的でした。特に北斗さんは、半年程前、
民放のがんの特集番組に出演された時、ご自身がもしがんに
罹ったら、無治療を選択するかもしれないと仰ってました。
但しご主人ががんに罹ったら、治療をすすめるけれど。

皮肉なことに、ご自身が乳がんに罹患されてしまいました。
きっと多くの葛藤を乗り越えて、治療することを
決断されたのでしょう。

現在は手術も無事終わり、TVの報道は落ち着いたようです。
北斗さんの事をきっかけに、乳腺外科は大賑わい、そして
乳がん検診を受ける方も増えてるそうです。

勿論、今回の事がきっかけで乳がん検診を受診される人が
増えることは良かったと思ってますが
TVの報道に、少し首を傾げることがありました。

例えば手術後の記者会見
『5年生存率50%』う~ん、確かもう少し
高かったような気がしたけど………………
ステージⅡB
私の記憶だと80%台だったと……………
主治医からどのような言い方をされたのか分かりません。
もしかしたら、治療しなかった場合という言葉が前に
付いたのかもしれません。憶測ですけどね。
乳がんの タイプもありますから、一概に無責任なことは
言えません。
しかし『5年生存率50%』が一人歩きしないといいなぁと
思ってしまいました。

そんな中で、ある番組でコメンテーターの方の発言に
そうだよなぁと、しみじみ思ったことがありました。
確かジャーナリストの方でよくTVで見かける方です。
昔に比べてずいぶんお痩せになり、この人はもしかしてがん
に罹っているのでは?と思ってました。

番組中、自身もがんを患っていること、治療の副作用で現在
カツラであること、治療しながらQOLを保ちつつ、
がんと共に共存していく生き方もあると語ってました。
がんは怖い病であることに違いはなく
自分が背負っている重荷であることも事実です。
しかし現在、治療しながら普通の人と同じ暮らしが
できてることも事実です。がんと上手く付き合って行く。
私にはこの道を進んでいくしかないんだよな、今はね。
一日でも長く続くことを願うばかりです。

がんは十人十色、部位が違えば当然の事だけど、例え同じ
乳がん一つとっても、タイプが同じでもみんな違う。
ホルモン治療、抗がん剤、人によって効き方も違えば
副作用も違う。その人の生活環境も異なり、考え方も違う。
答えも一つではない。





ぴょん
『足、良くなったにゃん。またパトロール始めるにゃん。』