トリプルネガティブの説明が間違ってました。
(HER2陽性になってました)訂正し再アップします。


久しぶりの更新です。

コメント頂いた方々へ
いつもありがとうございます。楽しみにして読んでます。
そしてコメント返しもできずごめんなさいm(__)m
遅いながらのリコメさせて頂きました。
相変わらずの忙しい日々を送ってますが、それより気持ちの
方が着いていかずで遅くなりました。
ようやく復活できました。

さて、前回のブログにコメント頂いた『なご』さんへ
リコメが長くなるので、補足をブログ記事にしました。
長い記事になったので、興味ない方はスルーして下さい。

私の乳がんのタイプはルミナールB、コメントを頂いた
家族の方と同じタイプです。

乳がんは大きく分けて5つのタイプがあります。
(特殊なタイプを除く)
そしてこのタイプと進行度合いにより治療方針が決まります。

ルミナールA
ホルモン感受性陽性(強い)、HER2陰性、増殖活性低い

ルミナールB
ホルモン感受性陽性(弱い)、HER2陰性、増殖活性高い

ルミナールHER2
ホルモン感受性陽性、HER2陽性、
ホルモン感受性がないので増殖活性は考慮しない

HER2
ホルモン感受性陰性、HER2陽性、
ホルモン感受性がないので増殖活性は考慮しない

トリプルネガティブ
ホルモン感受性陰性、HER2陰性、
ホルモン感受性がないので増殖活性は考慮しない

進行度もありますが、基本的にルミナールA以外は
抗がん剤治療有です。

以下ルミナールBについての説明をネットから抜粋しました。

■Luminal Bとは
 乳癌は、乳癌細胞の分化の程度や遺伝子発現に差が存在し、
連続的な生物学的特性を有する多様な病態です。
cDNAマイクロアレイを用いた網羅的遺伝子発現解析により、
乳癌は腫瘍生物学的に異なったサブタイプ
(Intrinsic subtypes)に分類できることがわかってきました。
一方、日常臨床では免疫組織化学法(IHC法)を代用し、
ER(エストロゲン)プロゲステロン受容体(PgR)、HER2
Ki-67の発現状況を判定し、Luminal A、Luminal B、HER2陽性、
トリプルネガティブという4 病型に分類する考え方が浸透し
つつあります。
 Luminalタイプの中でも比較的増殖の遅いものをLuminal A、
速いものをLuminal Bとして区別します。目安として、
ER が1%以上はLuminalと分類します。さらにLuminalをAとB
に分けますが、先に述べたように乳癌は連続的な生物学的特性
を持つ病態のため、明確な閾値で分けることは困難です。
臨床病理学的定義では、ERおよび/またはPgR陽性で、
Ki-67高値をLuminal Bと捉え、HER2発現状況に応じて
HER2陰性とHER2陽性に分けます。
St. Gallen 2011では、Luminal AとBを区別するためのKi-67の
カットオフ値(14%)(ルミナールB>14%>ルミナールA)
が示されましたが、測定法の標準化や病理検査の精度管理
など解決すべき課題が残されており、現時点では定まった
見解が得られていません。信頼できるKi-67測定ができない
場合には、グレードなどの増殖指標も参考に評価します。

上記に記した通り、増殖活性指数を示すki-67は、病理医に
よって数値にばらつきがあり又、14%以上がルミナールB
とする判断基準値も統一されてないようです。
その為14%に近い数値の場合、抗がん剤等の治療方針が
異なるのかもしれません。

私の場合、ki-67は20~30%、14%をはるかに上回ってます。
おまけに増殖指標のグレードは最悪の顔つき3です。
当然の如く、抗がん剤は必須アイテムでした。
因みに原発巣の右乳房は、針生検の針が刺せられない位
固く拘縮してたので、転移した左乳房の検査結果です。
転移した部分は、原発巣と検査結果が異なる可能性が
あります。

主治医が提示した治療法の選択肢は3つ

1.しっかり抗がん剤(点滴タイプ)
2.飲む抗がん剤+ホルモン剤
(副作用は点滴タイプより弱い)
3.ホルモン剤

私は2を選択しました。
後日談ですが、主治医はもし私がホルモン剤治療を
選んだらどうしよう~、と内心思っていたと聞きました。
無治療の結果、かなり進行してたので無理ないですね。
それから、以前の私は抗がん剤を標準治療を頑なに拒否
してたので、主治医も強く抗がん剤を勧められなかったと
思います。

私のように標準治療をを否定し、無治療を宣言していた患者に
対しては、その患者が考え方を変えても、殆どの医師は
どうしても物言いが消極的になってしまいがちに
なるようです。そんな場合、今後治療をしていく上で、
主治医と良好な関係をつくり治療効果を上げる為にも、
患者側から上手くコミュニケーションを取るよう努力が
必要、とても重要なことだと思ってます。

現在私はホルモン治療だけです。
一般的にホルモン感受性が弱いとも云われるルミナールB
ですが、私はホルモン感受性がかなり高めだったので
ホルモン治療が良く効いていると云うことです。だから
今の治療薬フェマーラが効かなくなっても他のホルモン治療薬
が使えると主治医から言われてます。
ホルモン治療の効き目の悪い方の場合、抗がん剤と異なり
ホルモン治療薬を変えても効き目は悪いそうです。

そして抗がん剤と異なり、効果が出るのに時間が
かかります。おおよそ3ヶ月は様子見しないと判断できない
ということです。私は、1ヶ月足らずで効き目が現れました。
ホルモン感受性が高い故、ですね。

さて、話は変わって、コメントで質問頂いた私の食事療法
というか、食生活ですが、ストイックな食生活は止めました。
mustになると自分を追い詰めてしまいますから、そして
今年の2月中旬から仕事復帰、6月以降は本格復帰。仕事は
忙しくなり帰宅はいつも遅いので、食生活はお世辞にも良い
とは言えません。

気を付けていることは、夜は食べ過ぎない。
21時以降の夕食は、グリースムージーとか、ヨーグルトとか
りんご等の果物だけです。肉類は月に数回、たまに食べる程度
魚(青魚)の方が多いです。野菜は意識して多く食べるように
しています。
お米は6分つき米+雑穀。入院中に玄米が食べられなく
なり、今では無理に食べようとしてません。
インスタント食品、添加物の多いコンビニの食品も
あまり食べません。但し、外食はしてます。
甘いモノ、一般にがん細胞の好物は糖質と云われてますが、
コレは制限してません。仕事中はどうしても甘いお菓子が
欲しくなるので、程々に食べてます。

私のようながん患者の食生活、勿論良い食生活をするのが
一番なのかもしれません。しかしそれがストレスに繋がる
のであれば、本末転倒だと思ってます。
上げ膳据え膳というわけにもいかず、自分で料理して片付けて
ですから、朝7時に家を出て帰宅は22時。食べることより体を
休める方を優先してます。疲れますからねぇ~

入院中の1ヶ月と少し、厳しいマクロビオティックの食生活
でした。しかしがん細胞は着々と増殖を続け、病状は悪化
効果がが出るまで時間はかかる、と言われたところで
あの時今は我慢、続ければ絶対良くなるとは思えません
でした。今では食生活だけでがんをやっつけるというのは、
難しいと思ってます。しかし、抗がん剤治療で体も痛めている
場合、良い食生活をすべきかなと思ってます。
抗がん剤に負けない体つくりは大切ですからね。

と言いながらも、抗がん剤治療中、ラーメン、カツ丼、
カレー等々を気を使わず食べていても、がん細胞が消滅した
という方もみえます。がん細胞と同じ、人それぞれですね。
人によって正解は違うということでしょう。

一番大切なことは、美味しいと思って気持ち良く頂くこと
でしょうか?





ぴょん『秋の夜、窓から覗く夜空は風情があるにゃあ』




ぴょん『あっ!不審ニャン発見!パトロール強化だにゃん』
ぴょんは我が家庭でよそのニャンといつも
縄張り争いしてます。