1188円の幸せ

相変わらず忙しくて、家に辿り着くのはいつも22時
さすがに最近はヘトヘトに疲れ果て、横にゴロンとなると
寝てしまうことも度々、12時過ぎにゴソゴソ起き出し、
片付けやお風呂に入り再び眠りにつく、そんな毎日が続くと
私の幸福感は何処かに置き忘れ去られてしまう。

そう、幸せだなぁと最近感じたのは、いつだったんだろう？
思い出せない。よくばりな幸せを願ってるわけではないのに
ほんのささやかな、しみじみ今幸せな時間を過ごしてる
そう実感できるときが欲しいだけなんだけど

例えば、好きな本を読んで、物語の世界にどっぷり浸かる
映画を観て、あ～面白かったと余韻に浸ったり
TVを観て大笑いしたり、周りの景色を背にただただ、
山歩きに専念したり、散らかってる自分の部屋を思いっきり
掃除し片付けて、居心地のいい空間で溜まってしまった
録画のDVDを観たり、そんな時間が欲しいだけなのに

休みの日は掃除と洗濯と買い物に追われ、何にもする気に
なれず、自分の時間を過ごしていても、アレをしないと、
コレをしないとと、楽しいはずの 余韻がブチ切れてしまい
時間に追われているみたいで、休んだ気がしない。

あ～、私の毎日は時間を消費、消耗しているだけ
そんな感じの毎日ですが……………
先週の土曜日、久々に友人の誘いでチョット幸せだなぁ～
と、しみじみ味わえた時間を過ごせました。
今の私には、とっても贅沢な時間のご褒美。

車で10分足らずの所にOPENした、おしゃれなブックカフェ
行きたいと思っていたお店、落ち着いた空間で、
好きな本を選んで読んで過ごせる贅沢な時間。

そして本命は1188円のぶどうパフェ
思わず、美味しすぎる～と言ってしまうこのスイーツは
地元産の美味しい旬の種なしぶどう6粒がてっぺんに
のっかり、ほんのり葡萄の味がするアイスクリームいえ、
アイスクリームというより、サラリとしたミルクシャーベット
に近く、上品な甘さが口に残る。
そこに甘すぎない軽めの生クリームとピリッとした
ジンジャーのグラニテが味にアクセントを作る。
そして
2つの食感の違うぶどうゼリー、濃い葡萄色のゼリーは
少し固めで濃い葡萄の味がする。口の中でトロリと
とろける乳白色のゼリーは 、口当たりのいい軽めの味
そこに今は懐かしいナタデココの食感がプラスされ

私と友人はぶどうパフェを食べながらオイシイという
言葉を連発していた。

このささやかな1188円の幸せを運んでくれた友人に感謝。

『ありがとうございます。』