初めに今更ですが 、勘違いしないように改めて説明を付け加え
ます。このブログでの無治療とは
『初発で標準治療が可能にも関わらず、標準治療を拒否する
けれど治癒は願いつつも、放置又は代替治療を続けるコト
簡単にいえば過去のワタシです。』

さぁ、今回の本題スタート
時折、乳がんの無治療の方のブログにみかける文章がある。
乳がんの進行による、乳房患部の皮膚からの出血を
『血液の浄化作用』
滲出液を『体の中の悪いものが出ている』と
そして、如何にもそれが真実のように、同様の文章をコメント
されてる方もみえる。

しかし勘違いしないで欲しい、それは真っ赤な大ウソであり
これは想定内の『乳がんの進行』にすぎない。

そしてこの症状は

がんが皮膚表面に浸潤したり転移により起こる病変で
『がん性皮膚潰瘍』といい、痛みや出血、滲出液などの症状を
伴います。さらに症状が進むと潰瘍部が細菌による感染で強い
悪臭を生じ、患者さん自身やそのご家族のQOLを著しく低下させる
原因となります。

と云う事であり

乳がんの症状の進行課程は

1、皮膚の赤み

2、びらん、シコリ

3、潰瘍

4、滲出液、出血、痛み

5、感染

6、悪臭

7、患部の拡大、陥没

若干の前後差はあるかもしれないけれど、おおよそはこの通り
(私は、2の次に痛みが始まった)

以下、『がん性皮膚潰瘍について』はがんサポートの
HPからチョットお借りしました。
(この説明はHPの記事の抜粋したもので、乳がんの再発転移の
皮膚転移記事ですが、無治療の悪化の末も同じ症状と判断)

『がん性皮膚潰瘍について』
皮膚転移は、皮膚表面の変化が目に見えやすく、
発見が容易です。
その症状は「まず、皮膚表面が赤くなります。硬い塊(硬結)
やしこりとして触れることもあります。
そのうち皮膚表面にびらん(ただれ)ができて、次第に
潰瘍を形成し、患部がジュクジュクしてきて浸出液が
滲み出したり、出血したりするようになります。
潰瘍から出る浸出液に、トリコモナスなどの嫌気性菌や
真菌が感染すると悪臭が発生します。
潰瘍化したがん組織が感染を起こすと、通常の感染や褥創
に比べてかなり強い、独特の悪臭を放つようになります。
とくに患部が大きい場合や、乳房全体に潰瘍が広がってきた
ようなときは浸出液も増え、強烈な臭いを発するため、
患部の処置をするときに部屋中に臭いが拡がり、
患者さん本人はもちろんのこと、ご家族や周囲の方も
不快な思いをすることがあるようです。
浸出液が多く、3時間おきにガーゼを交換している方
『手当てをしていると、家族が嫌な顔をする』
「自分の衣類と一緒に洗わないでと夫に言われた」と
深く傷ついている患者さんもいます。又、患部の傷の痛みや
火傷のような熱感、出血なども患者さんを悩ませる症状です。

私の無治療の進行課程も、想定内の進行とほぼ同じであり

患部が赤みを帯びて炎症の症状が出た時は
『がん細胞は熱に弱い、だから炎症による熱で
がん細胞が死滅するかもしれない?』

硬く固まってきた時は
『死滅したがん細胞が、石灰化して固まったからでは
ないだろうか?』

滲出液が出始めた時は
『悪いものが出ているのでは?体から悪いものが出る
ことは良いこと』と治療院の先生から言われ

出血については、私の場合滲む程度で、大量出血に至る前に
標準治療をスタートしましたが、さすがの私も大出血したら
ショックで『血液の浄化作用』とは思えなかったでしょう。

私の症状の悪化進行に対する『考え』は、かもしれない?
だったらいいなと云う希望的観測にすぎず、それも
100%信じ切っていたわけではなく、
常に不安は付きまとっていました。

そして、無治療の世界では、痛みに関しては、体が
一生懸命、病を治そうとしている症状であり、
その症状を抑えてしまう鎮痛剤を
服用すべきでないと、そう考える人も多いでしょう。
又、無責任にそう助言する人もいるでしょう。
しかし、がん性疼痛の辛さは、痛さは、経験した人でないと
分からない。この痛みを我慢し続けるうちに、それこそ心が
病んでしまう。私だったら確実にそうなる。
ニモカカワラズ、痛みはひたすら我慢すべきなのだろうか?

私は、現在無治療を決心して、実行している人達に
標準治療を受けるようにしたらと、そう助言するつもりは
ありません。
何故なら、自分が無治療を選び、その道まっしぐらの頃
一切の聞く耳を持たず、ひたすら無治療を肯定する情報と
標準治療を否定する情報だけをかき集めることにより、
安心を得それこそ、一神教を信じる信者の様に、
傾倒してたからだ。
それこそ、自分自身が『このままではマズイかも?』と疑問を
持たない限り、それを行動に起こさない限り、変る事もなく
そして、自分の治療方針は、他人に影響されるものではなく
自分で決めるべきだと思うからです。

勿論、無治療で完治した人も稀にいるのは事実であり
否定はできない。でもそれは、あくまで稀であり
その稀がワタシに起こる確率は?物凄く低いだろう
その、物凄く低い確率に『ワタシの命』を
懸けられるだろうか?

もし、無治療を選択しようと、そう思っているあなただったら
私は、こう伝えたい。

『最悪の状態を想定しているだろうか?』と
そして
『最悪の状態を受け入れる覚悟はあるのだろうか?』と

今回は、『がん性皮膚潰瘍』についての記事だけれど
進行を放置すれば、乳がんの場合、それこそ骨転移、肺転移、
肝臓転移、脳転移するかもしれない。

希望的観測だけの夢見る夢子ちゃんでは
もしかしたら
最後に後悔を残すだけであり、あの時と思っても既に遅しで
最悪の場合『死を待つだけ』となってしまう

がんの種類は多く、あなたの乳がんとワタシの乳がんでは全く
異なるだろう。だから、ワタシでない人の無治療の方の
ブログはアテにならないかもしれない。進行の症状は
参考になるかもしれないけれど、進行速度は確実に違う

乳がんの無治療のブログで有名なMさんは、かなり進行が
遅い方と思われる。多分、ノンビリした大人しい乳がんだろう
(確か、発覚から5年以上経過しているし、ブログを読み写真
を見る限り症状にリンパ浮腫はないようなので、
腋下のリンパ節転移もしてないと思う)

私があのまま無治療を続けていたら、間違いなく5年後は
この世に居るハズもなく
そして、最初のあの頃の私はまさしく『夢見る夢子ちゃん』
であり当然、最悪の想定も覚悟もできず
又その最悪は、あえて自分の頭から排除し、考えないように
していただけだった。



段ボール箱に入ってみた………


けれど………


………やっぱり、ぴょんは



コタツが


いちばんミ・タ・イ