羽生選手がグランプリファイナルで優勝しました。
自己ベスト更新して、思わず涙ぐむ、すばらしい演技でした。

グランプリシリーズ中国大会の、思わぬ大きなアクシデント。
殆どの人が試合の出場は、とうてい無理だろうと思ったけれど
賛否両論あった、その後の出場の彼の強い決意
勿論、それは医師の診断結果を踏まえ、
彼は冷静に判断したのだろう。
痛々しい姿で現れた彼の演技は
ジャンプを何度も何度も転びながらも
今、その時できる最高の演技をしたのだと思う。

ーその時私はー

彼のフィギュアに対する強い思い、TVを観ながら思わず
涙がハラリ落ち、彼の絶対『あきらめない』その強い意志に、
一つのことを教わったようです。

その次の大会は、怪我による練習不足で4位という結果でしたが
しかし、グランプリファイナルへの切符をこの試合で
最後の一枚を勝ち取りました。

今回のファイナルのフリーの演技
最後のジャンプで転んだけれども
立ち上がった時の彼の顔は、確か笑っていた。

そして全ての結果は、『あきらめない』に繋がったのだと。

基本的に固形がんは手術でがんを切除、
放射線で焼き切らないかぎり完治しません。
抗がん剤だけでは完治は難しいです。
2年間無治療の結果、手術不可能となった私は
担当医師にも根治は難しいと言われてます。
だから完治はとうに『あきらめて』ました。
しかし、あきらめてしまったら私の乳がんは絶対完治しない。
今は手術不可能でも、いつか手術できる日が
来るかもしれない。
いつの日か、新しい治療薬が、治療法ができるかもしれない。
可能性は限りなくゼロに近くとも『あきらめない』
その気持ちを持ち続けることが
勿論それは、ただ夢見るような事ではなくて
自分にできることは行動に起こし、自分の生きる姿勢を
正さなくてはならないと思っている。

人は大きな期待を持つと、それが叶わなかった時
大きく傷つき、落ち込んでしまう。
『あきらめない』と大きな期待は全く異なる事だけれど

まだがん細胞が自分の体の中にある以上、それが又
いつ暴れ出すか分からない。
いつか抗がん剤が効かなくなる日が来るかもしれない。

だからこそ

最悪のシナリオの覚悟も必要だと思っている。

『あきらめない』『最悪のシナリオの覚悟』この二つを
平常心で持ち続けることが今の私にとって、
がんに立ち向かう、一番の最強の武器なのかもしれない。

今回の羽生選手のフィギュアに対する強い思いと姿勢、演技は
何よりも私に大切な事を教えて頂いたと思っている。
『羽生選手、すばらしい演技をありがとうございます』




ぴょん『にゃ、にゃんか背中に気配が……』
(ファンヒーターの風で包装紙がユラユラ踊ってます)



ぴょん『にゃ、にゃんだ!あれは?』



ぴょん『こっ、こいつぅ!ヘラヘラしちゃって』



ぴょん『やっつけちゃうニャン』



ぴょん『手応えないにゃ~』



ぴょん『飽きたニャン』