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我が家の庭に自生した野いちごがだいぶ色づいてきました。野いちごは野生のベリー類の中で最初に食べごろがやってきます。野いちごが出てきたら、ブルーベリー、その次がラズベリー、そしてブラックベリーの収穫時期がやって来て、スウェーデンの森がどんどん色鮮やかになっていきます。
野いちごはスウェーデン語でSmultron(スムルトロン)と言います。さて、スウェーデンの田舎町などを訪れると、たまにSmultronställetって書かれたおうちがあります。これは直訳すると「野いちごのパッチ」とか「野いちごの生えている一画」となるのですが、意訳すると「自分だけの楽園」と言う意味になります。他人にとってはなんでもない場所でも、自分にとっては思い出のいっぱい詰まった場所、そんな感じでしょうか。そんな場所を表す言葉に野いちごが使われている、そう思うと野いちごはスウェーデン人にとってなにか特別な意味があるのかもしれませんね。