ルーブル美術館展 地中海四千年のものがたり | ラモーナのブログ 

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書きたい伝えたいと思った時に綴っている日記のようなブログです。更新はスローですが、お目に留まったら、一読お願いします。

先日、上野東京都美術館へ
ルーブル美術館展に行ってきました。



私自身がパリのルーブルに行ったのは、もう遥か14年前になります。
1日ではまわりきれないと言われるこの美術館を全て見つくしたいなんて、すごい欲張りな思いで必死に早足で見た記憶。
どちらかというと、絵画のほうが好きなので、彫像などは、さーっと通りすぎただけだったかもしれません。
なので、今回の展覧会の作品を以前見た記憶が恥ずかしながら無かったのです。
月日を経て、私も歴史にまつわる美術品に興味が出てきました。
古代エジプトの歴史が好きで、紀元前何百年というだけで、ロマンを感じます。

この展覧会は、

序地中海世界-自然と文化の枠組み-
第一章地中海の始まり-前2000年紀から前1000年紀までの交流-
第二章統合された地中海-ギリシャ、カルタゴ、ローマ
第三章中世の地中海-十字軍からレコンキスタへ(1090-1492年)
第四章地中海の近代-ルネサンスから啓蒙主義の時代へ(1490-1750年)
と4000年の時代の流れにそっての展示でした。



アルテミス
信奉者から贈られたマントを留める狩りの女神、通称「ギャビーのディアナ」100年頃
この展覧会の顔ですが、
凄かったです。布の細かいドレープのしなやかさが。写真でも伝わると思います。360℃見ても、完璧なまでの作品。フィレンツェのダビデ像などの裸体美とちがい、衣の表現が素晴らしく、私が今まで見た彫像のなかで、一番好きな作品となりました。

ガブリエルガロワ
煙草入れ1738-39頃
たばこ入れにはもったいないくらい、可愛らしい。どう見ても小物入れにしたいです。贅沢ですねー。


ひげのある男の頭の形をしたペンダント
前350-前200年
なんだか可愛くて。。


赤像式クラテル(壺)
牡牛に変身した主神ゼウスによる王女エウロペの撩奪
前360年頃
壺の絵が現代でも通じるくらい、素敵でした。紀元前とは思えない。気の遠くなるくらい昔の物ですが。。


ダニエルドサンルー
英国王妃の時計職人による作品
アルジェリア太守、フセイン・イヴン・エルフセイン(1765-1838)から、フランス王シャルル10世(在位1824-30年)に贈られた懐中時計
1815-1190年頃
金、宝石の輝きが永遠と実感する


打ち出し装飾付き杯
エジプト様式による神話の戦闘場面
前750年頃


テオドール・シャセリオー
バルコニーにいるアルジェのユダヤ女性たち(部分)
1849年


カミーユ・コロー
ハイディ:ギリシャの若い娘、イギリスの詩人バイロン卿(1788-1824年)による『ドン・ジュアン』の登場人物
1870-72年頃



美術展のクリアファイルを集めている私。
今回の収穫!

歴史に思いを馳せて、4000年も昔の品々に囲まれた空間にいると、不思議な感覚になります。
この暑い夏、涼やかな気持ちになる展覧会です。
当然この時代、扇風機もクーラーも無かったのですからねー。

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