4月ですが、ちょいと渋谷に ルーベンス展 | ラモーナのブログ 

ラモーナのブログ 

書きたい伝えたいと思った時に綴っている日記のようなブログです。更新はスローですが、お目に留まったら、一読お願いします。

4月はどうも、パソコンに向かう気持ちが起きず、ブログのネタもたまってしまいました。
ルーベンス展
行って参りました。
ルーベンスと言えば、フランダースの犬のネロ少年がパトラッシュと教会で昇天するラストシーンが思い出されます。その祭壇画こそ、ルーベンスの絵なんですよね。
主人がベルギーに行ったとき、オランダ国境近くアントワープのノートルダム大聖堂のルーベンスの祭壇画、
十字架昇架と十字架降架を見に行きました。ベルギーでは、アントワープ工房、ルーベンスは有名ですが、フランダースの犬は日本のような印象ではないようで、知らない人もいるとか。。
余談でした。
今回は、ルーベンスとアントワープ工房の大組織による共同作品の数々や、アントワープ帰郷前、滞在したイタリア絵画に影響をうけた模写画、ルーベンスが指導のもと、弟子が作成した版画など、原点イタリアからアントワープ工房に至る工程で、ルーベンスの仕事を認識する構成の展覧会でした。
それにしても、ルーベンスの作品はイタリアの画家ティチアーノの模写もあり、何事も習うことは真似ることなのだなと思いました。
また、アントワープ帰郷後の工房の組織は規模が大きく、ブリューゲル父子、ヴァンダイクなど有名画家が工房に所属していたのに純粋に驚きました。共同作品には、風景画を得意とする者、動物画を得意とする者、そして、人物の部分はルーベンスが担当するなど、一枚の大きな絵に工房の画家たちの集結した傑作の数々に絶句です。アントワープ工房とはルーベンスによる、画家養成所と言った感じなのかな。作品一部紹介です。


自画像
なかなかのイケメン?

ロムルスとレムスの発見
ペーテルパウルルーベンス

ヘクトルを打ち倒すアキレス
ペーテルパウルルーベンス

聖母子と聖エリザベツ、幼い洗礼者ヨハネ
ペーテルパウルルーベンス(工房)


眠る二人の子供
ペーテルパウルルーベンス
私個人的には、子供の寝顔絵好きです。お気に入り。

毛皮をまとった婦人像
(ティツィアーノ作品の模写)
聞かなかったら、どうみてもティツィアーノの絵ですよね。かなり、丁寧な模写です。カラーコピーの無い時代に
すごいです。

展覧会開催期間最終日数日前に行ったため、駆け込みの観覧者多く、すごい混雑の中、人をかき分け見たので、説明を見る聞くがそぞろとなり、あまりエピソードをご紹介出来ずごめんなさい。そうそう、ルーベンスってバロックの神髄なんですね。
昨年行った、リヒテンシュタイン展を思いだしました。

東京は開催終わり、現在は北九州市立美術館、そのあとは、新潟近代美術館を巡回だそうです。あなたの街の近くなら、いらしてみて下さいね。

Android携帯からの投稿