御巣鷹 27年 黙祷 | ラモーナのブログ 

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書きたい伝えたいと思った時に綴っている日記のようなブログです。更新はスローですが、お目に留まったら、一読お願いします。

8月12日は私にとっても忘れられない、そして、今も忘れてはいけない日です。
私のおじも当時、総務部にいましたので、すぐ御巣鷹の尾根に行き、しばらく、泊りがけの日々でした。その時の話は彼の口からはほとんど語られません。それくらいの惨状だったんでしょう。私も同じ職場にいた人間として、安全運航をそして、二度と事故の無いよう祈ってやみません。本当は12日に書きたかったのですが。遅れてのUPですみません。この事故で亡くなった坂本九さんは私の父の実家のお隣に住んでいらっしゃいました。不思議な縁です。

以下JALの運航本部の方の文章コピーです。安全第一でいつまでも日の丸マーク飛んでほしいですよね。
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運航本部長の進(しん)です。
1985年8月12日、日本航空の全社員が決して忘れてはならない日です。
当時、DC-8型機の副操縦士になったばかりの私でしたが、27年が経過した今日、あらためて安全についてお話させていただきます。

日本航空で働く私達にとって、「安全」は何よりも重要でありかつ優先されるものです。
「安全は最大のサービス」「迷ったら安全を取れ!」「臆病者と言われる勇気を持て!」、これは私自身、副操縦士から機長へ、人としてJALのパイロットとして成長していく過程で、多くの諸先輩から徹底的に叩き込まれ、そして後輩にも語りつがれているものです。

私が運航乗務員として乗務していた頃、フライト前の飛行機のチェックの時には「今日もよろしく頼むよ」、と言いながら必ず前輪のタイヤをポンポンと叩くところから始めていました。運航乗務員にとって飛行機は、まさにパートナーといった感覚です。

「安全」は初めからどこかに存在するものではありません。「安全」とは、様々な経験や努力、工夫の積み重ねの成果として維持されている特別な状態だと思っています。努力を怠ったり、手抜きをすると、いつでも危険が吹き出してくると肝に銘じています。

また、「安全」に対して最も大切なのは不具合や危険を未然に防止することです。
「機械は故障する」「人間はミスをする」「人間は自然には勝てない」といった大前提をもとにして、幾重もの防止策を講じることに加え、「対策は十分か」「情報共有はしているか」など、謙虚に現状を把握して、安全の確保に努めています。

私は大空と飛行機が大好きです。そのような私が、操縦桿(かん)を置き33年間のパイロット人生を終え、責任者として運航本部長になるには、相当の覚悟が必要でした。覚悟の決め手はパイロットとして育ててくれたことへの恩返しと、何よりも「安全」への強烈な想いでした。

私たち航空会社は、単なる地点間の輸送手段に留まらず、お客さまの人生と夢を運ばせていただいていると思っており、「安全」への想いは尽きることはありません。私は運航部門の総責任者として一切の妥協はせず、全運航乗務員とそれを支えるスタッフと共に安全運航の堅持を誓い、今後ともお客さまに安心してご利用いただける努力を続けてまいります。$ramona7 ケセラセラな毎日