うったて
連続ドラマが終わって、特番が増えてきましたね。
そんなことで、年末感をジワジワ感じております。
「鼻の穴も広がっちゃうでち」
普段黒くて見られないマルコのお顔は、こんな感じです。
特番・・・といえば。
「1年の総括的」な番組になると、池○サンがよく出てきてますよね。
まあ、物事を知るための「取っ掛かり」にはいいと思います。
でも…会話の中でのニュースソースがこの人っていうのは、ねえ。
「テレビで池○サンが言ってた」と力説されると、ちょっと…のけ反りそうになりますw
導入はそれでいいですけど、もっといろいろ読もうYO!見ようYO!
(まあさすがに、最近はそんな人いないですけどね)
「せや、マルコ」
「この、取っ掛かりっていうの、岡山弁でなんて言うか知っとうか」
「え?なんて言うんでちか?」
「うったてって言うんやで」
「マジでちか!!!!」
そうなんですよ。
マジなんですよ。
今年一番の驚きです。
うったて。
もともとは「習字の用語」?らしいです。
書き始めの、最初の「ふん!」と置く筆のことを、「うったて」というそうです。
そして、その派生形(?)で、物事の取っ掛かりやきっかけ、最初の段取りなどなどの表現全般にも使うんだそうです。
職場の人が、ちょいちょい「うったて」って言うことがあったんだけど、よくわからないのでスルーしていました(おい)。
この夏、初めて知りました。
そのきっかけは・・・
豪雨災害を受けた地域に向けた、救援や復旧・復興の情報サイトが「うったて」という名前だったことです。
『うったて』→http://uttate.jp/
この言葉は、生粋の岡山人ではない私には・・・新鮮でした。
で、たぶん使うことはなさそうなんですが・・・
それでも「うったて」という言葉でしか表現できない、なにかがあるなあ~というのは、すごくよくわかります。
方言でしか表せない、微妙なニュアンスのことってありますよね。
ちなみに・・・
私が生まれ育った兵庫県にも、そういう言葉がいくつかあります。
ひとつは、『まんぷく』の上郡編でもクローズアップされた「べっちょない」。
大丈夫、とか問題ないとか…そんな感じです。
もう一つは、『ずつない』。
これは…お腹いっぱい食べて動くのがしんどくて、あーしんど!っていう状態です。
普通に「お腹いっぱい」とか「満腹です」よりも、もうちょっとこう…しんどい感じw
皆さんのところにも、この言葉でしか表現できないのよね~という方言があると思います。
そういうの、大事にしたいですね^^