江戸川乱歩の生誕130年を記念し、BS松竹で日曜15:30〜江戸川乱歩の美女シリーズが再放送中です。

初回放送は1977年だそうです。


全33作連続だと‼︎

昭和の名作「土曜ワイド劇場」でシリーズ化した天知茂演じる明智小五郎が事件を解決する2時間ドラマ。



原作では探偵明智小五郎が登場しない作品もドラマ、美女シリーズでは現れたりと脚色されています。当時の主婦層から熱い支持あったダンディな天知茂さん在ってこそだったのでしょう。



土曜21時放送でしたから当時小学生の私は就寝していたのでしょう。初期の作品は記憶にありませんが、成人しても随時再放送されていた人気シリーズでした。

必ず挿入される当時のマドンナ女優の入浴シーンやエロスもお決まりの見どころ。


後に夕方の再放送では母が観てたりと、一緒にお煎餅とコーヒーで大胆な推理のトリックや豪華なセットを眺めなら付き合ったものでした。



若かりし頃の私は映像ではなく(映画化も複数あった)乱歩の原作小説が好きでした。とくに長編もの。

至る箇所の旧仮名遣いが非現実な内容を煽り、独特の猟奇的、変質狂的な展開に吸い込まれました。

退屈な妊婦期間は古書を買込み読み耽っていたものです。


元祖BL作家だ、変態作家だと揶揄される乱歩です。昨今の映像化には小児愛、SM、覗き見、妄想癖ばかりが誇張されがちですが、原作の活字からはそんな禍々しささえも幻想的な世界に誘いこまれたものです。


まあ尤も江戸川乱歩=胎教に不相応、でしたからそんな私を横目に「お腹の赤ちゃんに障る」と前夫が本気で心配した懐かしい思い出付きです。苦笑



ちなみに横溝正史は乱歩の編集者として勤めていた時期があったようです。





故松原千明さん

実際の小説「湖畔亭事件」に明智小五郎は登場しません。




和服といえば叶和貴子さん。

お綺麗でした。



昭和のドラマには今は無い面白さがあります。倫理など無かったも同然だし放送上規制も緩かったですしね。

喫煙シーン、男尊女卑、薬物、当たり前でした。




‥‥‥




娘を成田空港まで送ってきました。

娘と妹とで異国旅行の為です。

2人は毎回空港で落ち合うのですが、珍しく今回は成田まで自力で行くと豪語する娘。ホントかいな?



が、前日になり「ママ明日忙しい?」


‥‥やっぱりです。真顔



姪と叔母の関係の2人は仲が良く、年1で旅行してるかな。

昨年は亡き父のこともあり、2年ぶりです。


娘にとっての妹は、母親とは違い、姉とも違い、友達とも違う、不思議な、でも居心地の良い存在なのだそうです。

私みたいに小言は言わないし。


妹は妹でとにかく娘が可愛いようで、子供が居ないからなのか母性があの子に向くのでしょうか。

私には直系の甥や姪がおりませんので、これはわからない感覚です。



そんなわけで成田に置いてけぼりの私は気晴らしにしばし飛行機眺めて帰宅。


これはちょうどスイスの旅客機が離陸したところ。




スイス国旗のシンボル白十字は十字架、キリストの精神を表す。

チューリッヒへは直行便で片道15時間。(隣の航空マニア男子達の会話で知る)




いつかスイスへは行ってみたい。

旅行や仕事。訪れる人も帰る人もあの美しい絶景の宝庫に胸が躍ります。

こうして世界各国が夢をのせて国境を越え行き来できることを切に望みます。