今日実は鳥の胸肉の料理を作ってみました。
私の目標は、胸肉を柔らかく仕上げるでした。
実は、コツは、切り方と火の入れ方なのです。
火の入れ方については、フライパンの裏面が白くなってくれば良いみたいです。
なかなか上手に行ったようです。
しかし、成功体験って結構忘れてしまいます。
特に、初回でうまく行った場合は何が要因でうまく行ったか分からないことがほとんどです。
そのような場合は、コロッと前にどうやったんだっけと忘れてしまいます。
一方、失敗体験って根強く覚えていますよね。
ところで、皆さんは、短期記憶と長期記憶ってご存知でしょうか?
何年も忘れないようするためには長期記憶の領域に入れる必要があります。
長期記憶に入れる一つの方法は、繰り返し思い出すことです。
成功体験は、あーうまく行った、ラッキーで終わりです。
しかし、失敗経験は、あーすればよかった、こうすればよかったとか繰り返し繰り返し浮かび上がってきます。
ですから、失敗経験は長記憶に入るのです。
長期記憶に入れる一つの方法は、感情とともに記憶することです。
特に、痛みとともに覚えるのは効果がありそうです。
忍者は、敵の屋敷に忍び込み、重要な話を覚えておくために、
重要なキーワードのところで、自分の体を刃物でグサグサと傷つけたそうです。
つまり、痛みとともに覚えるようなことをしたとのことです。
刃物で傷つけられれば、体が痛いですが、
失敗体験が襲ってきたときは、心が痛いです。
つまり、肉体的な痛みと同じように、痛みとともに記憶され、
これにより、失敗経験は長記憶に入ります。
でも、ここで、自己嫌悪に陥ったり、自分はダメな人間だと思う必要はありません。
私の考察は、失敗体験が繰り返し襲ってきたり、心が痛いのは、人間が生きていくために必要だったからです。
つまり、繰り返しと痛みにより失敗体験を長期記憶に入れ、
同じ失敗を繰り返さないような仕組みが、進化の過程で構築されたのではないでしょうか。
ですから、これらは単に失敗を忘れないためのもので、それほど自分を責める必要はないのです。
なお、成功体験については、比較的忘れやすいので、
メモっておく必要がありますね。