今日、仕事で書いた私の文章に対して、読みにくいという意見をいただきました。
これ、一番悩むところです。
結局、人は、今まで指導された方法をよしと考えているからです。
私がうけた法律の試験では、箇条書きが極端に嫌がられました。
しかし、ビジネス文書では、箇条書きが良しとされています。
ビジネス用の書籍もだいたい、箇条書きに近い書き方をされていますね。
これの、正反対が、法律の文書です。
裁判の判例などをみると、よくわかります。
なるべくわかりにくく書いているのではないかと思うほどです。
判例に対して、判例の解説書などが出ていますね。
裁判官は、法律の専門家です。
ですから、これがよいと思って書いているし、
その世界では良い文章なのでしょう。
また、ビジネス文書として分かりやすくするために、表を使います。
今日も、表を使って、「分かりにくい」という指摘を受けてしまいました。
表といえば、英文では、表は幼稚と思われるらしく、海外との取引ではなるべく
使わないようにしていました。
また、やむを得ず表にするときには、縦線を隠したりして、表らしくないようにしていました。
ですから、指摘をする側もなにか確固としたものがあるわけではないのが常です。
どうして読みにくいのか質問すると答えられないでしょう。
こうしてきたから、とか、先輩から教わったというのがせいぜいです。
そのような意見を真に受けて振り回されるのが一番馬鹿らしいことと思います。
ただ、世界一の人かそれに近い人が言うのならば、別かもしれません。